2011.1.26

古民家の天井裏

この写真の建物は大正初期に建てられたものです。

小屋組は母屋や束もすべて丸太です。

珍しいのは、天井の吊り木に割竹が使われているところ。当時は割材(四角に挽いた材料)が流通していなかったでしょうから、このように用いられていたようです。

それから右の方に3本ちょっと色の白い角材が見えますが、これは吊り束です。

両脇の二本の角材が梁の丸太に留め付けられていて、この二本の間に貫を渡しています。束本体は、この貫にぶら下がった状態になっています。

丸太の梁はそれ自身が曲ることもありますし、屋根の荷重によって下がることもあります。そんな時、この貫の上のくさびを打ち込んだりゆるめたりして、鴨居の高さが調整できます。

これぞ先人の知恵。

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