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家を建てるまでには驚くほどの手間がかかっています。その規模や内容によりますが、20種類以上の職人が携わることに間違いはありません。そしてそれぞれの職種に匠がいます。ここでは、どんな職人たちが家づくりに携わるのかをご紹介します。 |
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匠といえばやっぱり大工さん。数ある職種の中でも”棟梁”と呼ばれるのは大工さんだけです。
大工にもいろいろあって、社寺専門の宮大工、鉄筋コンクリートの型枠を組立てる型枠大工、船を作る船大工などもいます。家を建てる大工さんは特に○○大工とはいいませんから、一番一般的な大工といえるでしょう。
大工の見習いはいまだに丁稚と呼ばれ、5年間手習・5年間奉公で合計10年で丁稚明けといって一人前になります。とはいえ、大工仕事の奥の深さは皆様の知るところかとは思いますが、いろんな材料・状況に応じた技術を習得するためには経験をつむ以外に無いので、一生稽古というのがぴったりの職種です。当社でお付き合いしている大工さんも、棟梁と呼ばれる人はみんな勉強熱心で、新しい技術・知らない技を盗もうと、常に目を光らせています。
最近では、この大工さんがさらに細分化して、造作大工とか町屋大工という呼び方も出てきました。ハウスメーカーの家が増え、大工の中でもハウスメーカー専属の方も出てきました。ハウスメーカーの大工さんは、端的にいえば工場でつくられたものを組立てるだけの仕事ですから、職人が一人前になるのも早く、大体2年で一人前だそうです。2年たつと見習いをつれて仕事をするのだとか。
このハウスメーカーの大工じゃないよというのが町屋大工です。町屋大工の中でも、いわゆる手刻みの仕事(プレカットではなく大工が墨付けをして手で加工する)をできない人たちが増えてきて、造作大工と呼ばれています。マンションや店舗の内装なんかを主にやっていたのですが、建売やローコストの注文住宅もやっています。
では、本物の大工さんの仕事はどう違うのでしょうか?
まずは、材料を見極める目です。材木は、生き物ですから1本1本違います。使用する部位によって必要な特性がありますから、木の寸法だけでなく、木目の特徴を見極めて使わなければなりません。また、乾燥材を使用しても、含水率15%程度ですから、住んでからさらに乾燥収縮をします。このとき、その材の目のつまり具合によって収縮する大きさが変わりますし、変形の仕方も違います。大工は、その材木が将来どのように変形するのかを予測し、使用する部位を決めるだけでなく、墨付けをする寸法にも微妙な差をつけます。そうすることで、何十年経っても狂いの少ない家をつくることができるのです。
次に仕事の仕方が違います。構造材をプレカットした場合、使用する継手・仕口の種類はごく限られています。しかもそれは、いずれも機械による加工がしやすいものに限られています。たとえば柱のほぞを比べてみると、プレカットの場合はすべて短ほぞといって、ほぞの長さが3cm程度です。手刻みの場合は、長ほぞ(ほぞの長さが7.5cm以上)を標準にしますし、柱の太さや、部位によってさらに長くしたり栓を打ったりします。棟上のときに土台に柱を立てますが、プレカットの場合柱が斜めに倒れていて持っていないと抜けそうになりますが、手刻みしたものはカケヤで打ち込まないと入りませんし、打ち込んでしまえばまっすぐに立ってビクともしません。
こういった違いがいたるところにあります。見学会にご参加いただければ模型を使ってご説明していますので、是非お越しください。
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