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材木屋さんは、材木市で原木を買いつけ、これをさまざまな材料に製材し販売しているところです。
材木屋さんの匠の技は大きく分けて二つです。まずは、原木を見分ける目、いわゆる目利きです。よく魚市場で天然物のマグロを、尾びれの切り口を見ながら値踏みをしている光景を目にしますが、材木も切り口を見てその良し悪しを判断します。年輪の具合を見てその木がどんな環境で育ち、どんな枝振りを持っていたかを見分けることができます。

次に製材技術です。一本の原木から、いかにロス無く材料を作り出すかは腕次第です。もちろん寸法だけではなく、柱は柱としての機能、梁は梁としての機能を果たせるように、適した部分をとっていかなければなりません。ですから、単に寸法だけの発注ではなく、部材名を明記して発注をします。
木の上下はお分かりでしょうが、表と裏・背と腹があるのをご存知でしょうか?表・裏は図のようになります。木表(きおもて)は、木目が引き立ち美しく仕上がりますので、一般的にこちら側を見せて使います。背・腹ですが、木はほとんどの場合斜面に生えていますから、まっすぐ上に伸びるために株のほうで曲がっています。この曲がっている外側が背、内側が腹です。人間の背中と腹をイメージしてもらうとわかりやすいんですが、よつんばになって背中に荷物を載せても結構耐えられますが、ブリッジをしておなかの上に物は載せられないでしょう。つまり、梁など上からのに荷がかかる部材は背を上にして使います。
このように、木の使い方は部位によってさまざまです。その特性を理解して製材をする職人は、まさに匠なのです。
現在、製材設備を持っている材木屋さんは市街地周辺ではあまりありません。外国で製材された(現地挽きという)既製品を買って販売しているところがほとんどです。既製品をプレカットで製材しても家は出来上がりますが、同じ形をしていても中身はまったく違うのです。
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