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健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

ウッドデッキの修理

尖山ショールームとして皆さんにご覧いただいている私の自宅は、築後9年目に入りました。

しっかりと作ってあるとはいえ、自然素材をそのまま使うこともあり、そろそろメンテナンスを要するところもでてきました。

今年に入って2カ所修理をしました。

1つは階段の周り段板、もう1つはウッドで木の板です。

階段の周り段板は、幅が90cmほどにもなるので、3枚の板をはぎ合わせて(横方向に繋ぐこと)作っていましたが、端っこの細くなった部分にビス止めをした箇所があり、早い段階で割れが生じていました。上り下りするときに力がかかるところではないので、そのまま放っておいたのですが、4月の末頃になって、剥がれ落ちそうなくらいになってしまったので、修理をしました。

大工さんに来てもらって、割れの原因となっているビスをほどき、割れた個所に接着剤を入れ繋ぎ合わせ、止め直しました。

所用時間は15分くらいでしょうか。何事もなかったように直りました。

せっかく大工さんに来てもらったので、ついでにウッドデッキの板を1枚取り替えてもらいました。

一枚だけ白くなりました。横に立てかけてあるのが外した材です。

どうしてこの一枚だけが傷んだかというと、”くされ”といわれる症状になったためです。

木には節があったり皮が入り込んだりする部分が生じますが、くされというのは、何らかのダメージを受け、腐朽菌の影響を受けてしまった部分を言います。

製材して加工する段階で、選別しますが、表面に現れてこないと見逃してしまうことがあります。

うちの場合、ウッドデッキやウッドバルコニーなどをあわせると、70㎡分くらいありますが、そのうち家の裏側の比較的日当たりの悪い箇所の1枚が、交換を要したということになります。

他にも少し痛んでいる箇所はありますが、そのうちにまとめて修理しようと思います。

そよかぜの家では、ウッドデッキやウッドバルコニーをよく作りますが、すぐに傷んでしまうんじゃないかと心配される方もおられます。もちろん、自然の木をそのまま使いますから、今回のように欠点が現れることもありますが、南洋材や防腐剤注入材を用いても同じことです。傷んだところを早めに修理することで、健全な箇所への防いでいれば、ずいぶんと長持ちさせることができます。

また、こういう小修繕の機会に、お客様と職人さんたちがコミュニケーションをとることは、家をずーっと守っていくうえで大切なことだと思います。