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【2024年最新補助金情報】子育てエコホーム支援事業

こんにちは。スタッフ西岡です。

本日は、2024年新築住宅に使える補助金のご紹介です。

今年新築をご検討されている方は必見です。

今回ご紹介するのは【子育てエコホーム支援事業】の補助金です。

■どんな制度の補助金なの?

2050年のカーボンニュートラル目標を達成するために、住宅省エネ性能向上を支援する。

特にエネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や改修等に対して支援することで、目標の実現を図る。という趣旨の制度になります。

 

こちらの補助金は、新築、リフォーム等ありますが、今回は【新築住宅】の内容をご紹介します。

■対象者は?

・18歳未満の子供がいる子育て世帯

・どちらか一方が39歳以下の若者夫婦世帯

・エコホーム支援事業者と契約を結び、新築する方

 

■補助金額はどれだけもらえるの?

・長期優良住宅の場合 100万円/戸

・ZEH住宅の場合 80万円/戸

①市街化調整区域

②土砂災害警戒区域又は浸水想定区域

上記①、②に該当する場合は50万円/戸、または40万円/戸になるので、土地を探すとき気をつけたいですね。

 

■申請の受付は今月3月下旬から開始し、今年度の予算の限度額に達し次第、受付が終了されます。

今年はどうなるかまだ分かりませんが、昨年も同様の補助金があり、

12月末の締め切り前の9月には予算上限(100%)に達し、受付が終了しました。

今回も対象になる方は、補助金の恩恵を受けたければ早めに動かれることをおすすめします。

 

ちなみに、弊社はエコホームの支援事業者で、長期優良住宅もZEH住宅にもご対応していますので

ご検討中の方は、ぜひお早めにご相談くださいね。

高気密・高断熱の家 エアコンの上手な使い方

こんにちは。

スタッフ西岡です。

 

結論から言うと、高気密・高断熱の家では、エアコンは運転したままにしておくことをおすすめしています。

そよかぜの家は、外張り断熱の高気密・高断熱の家です。

家の気密性が高いということは、室内に屋外の空気が出入りする隙間が少ないことを意味します。

家自体の構造がいわば魔法瓶のようになっているので、一度エアコンで家中を冷やせば、

そのままの温度を一定に保ちやすいのが特徴です。

そして、エアコンをつけっぱなしにしておいた方が、電気代の節約にもつながります。

エアコンは家の中を快適な温度にするまで多くの電力を使いますが、一定温度になったらほぼ電力を使わずに温度をキープします。

つけたり消したりを繰り返すよりも、つけっぱなしにしておくほうが電力の消費が抑えられるということです。

実際に我が家も、エアコンは5月末ごろから運転し始めて8月の今まで一度も消していません。

エアコンを1階と2階と2台稼働させ続けて、先月の電気料金は8千円ほどでした。

 

効率よく室内を過ごしやすい温度にできる高気密・高断熱の家だからこそ、

電気代も抑えられて、体の健康面にもいい影響をもたらしてくれるのです。

 

ウッドデッキ完成

桧のウッドデッキが完成。

京都周辺でとれる桧は赤味が多く節も美しいのが特徴。もともと桧はムシに強い木なので、風通しの良い状態であれば、保護塗装などをしなくてもそこそこ長持ちします。昔のお家の濡れ縁などがそのよい例です。

今回は、新築時に施工された桧のデッキが10年程で傷んでしまったとのことで、修理の依頼を受けました。桧なのに10年程で傷んでしまったのです。

写真左手に花壇スペースがあり、新築当初は植栽がしてあったそうですが、この植鉢部分がデッキとほぼ同じ高さまで盛られ、水やりのたびにぬれて湿気ていたことと、通気がほとんどとれていなかったことが原因と考えられます。

新設するにあたり、花壇はすでに土が減らしてあったので、土留めブロックを一部取壊し、換気口としました。さらに、花壇ブロックの上に土台を敷いてあったものを、少し内側に離して、左手全面から通気できるようにしました。また、デッキの隙間も以前は8mm程だったのを15mmくらいにしました。

これで大丈夫かと。

見た目も木肌の美しさがあるので、塗装せずに経年変化を楽しんでもらいます。


エアコンの除湿と冷房 そよかぜの家の節電は??

そよかぜの家では、真夏でも除湿運転で快適に過ごせますよというご説明をいつもしています。

けれども、そもそも除湿と冷房はどう違うのでしょうか?

実はエアコンの仕組みとしては同じことをしています。ただ、除湿の場合ファンモーターを少し弱めにまわして、いわば冷房の弱運転のようなことをしているのだそうです。

エアコンが熱交換をするときに、冷媒に接触する空気が結露するので、除湿効果があります。エアコンによっては、除湿によって冷え過ぎた空気を暖めるものもあるようで、その場合、除湿運転の方が電気代が高いということになります。

このようなことから考えると、除湿ではなく冷房運転で設定温度を高めにしておくのが良いのかもしれません。

実は、尖山ショールームでメインに使っているエアコンの冷えが悪くなりました。去年の猛烈な暑さのときに、冷えが悪いと感じていたので、エアコン丸洗いをしてもらったのですが、ダメでした。やむなく、今シーズンに入って、メーカーのメンテナンスに来てもらい、ガスの充てんと基板などの部品交換をしてもらい、もう大丈夫と思っていたのに、やっぱりいまいち冷えません。

そこで、もう一度メンテナンスに来てもらい状況を点検してもらいました。すると、エアコンとしては、正常に動いているようです。

でも冷えないような気がする・・・・

いろいろメーカーの方と話し合った結果、冷房運転で使ってみることにしました。

そもそも、高気密高断熱の家は、温まりにくく冷めにくい構造です。急に暑くなったときにあわててエアコンをつけても、なかなか冷えない構造になっています。

例年は、だんだん暑くなってきて、そろそろエアコンでも入れないとという感じで使い始めるので、緩めの除湿運転でこと足りていたのですが、急激に33℃とかなってしまうと、一気に冷やすのは大変です。こんな時は冷房運転が適切ではないかという結論にいたりました。


ところで、巷では節電が叫ばれているこのごろですが、ポイントは総使用量を減らすことよりも、電力需要のピークを乗り切ることです。

報道によると、通常は平日の2~4時ごろがピークといわれていましたが、先週のデータによると、4時過ぎがピークだったようです。節電を心がけ、昼間は冷房なしで過ごしていても、子供たちが帰宅する4時ごろに冷房のスイッチを入れ、暑くなっている部屋を冷やすために、冷房が目いっぱい運転をしたからではないかとのことです。

高気密高断熱の家は、大きな冷蔵庫のような構造です。みなさんは旅行に行くときに冷蔵庫の電源を切りますか?切りませんよね。高気密高断熱の家も、24時間冷房をしておく方が、電気消費量はむしろ少なくて済むといわれています。また、一日中ゆる~く動いてくれるので、ピーク時の使用量を分散させる効果もあるはずです。

節電問題も、とりあえず15%削減でなく、具体的にどの時間帯の何を使わないというのを綿密に計画すれば、十分やりくりできるのではないでしょうか。

ともあれ、もともと省エネなそよかぜの家でも、さらに節電をするにはどうすればよいのでしょうか?

冷房温度を上げるといっても、もともとゆる~くしかつけていませんから、これ以上温度を上げると快適でなくなります。運転時間を短くすることは、前述の通りで節電になりません。

すだれを吊るとか、留守の間カーテンを閉めておくなど、日射を防ぐことは、簡単にできて効果的かもしれません。


実験

尖山ショールーム(=私の自宅)ではいろいろなテストを行っています。

そもそも、そよかぜの家の高気密高断熱や自然素材の住み心地を自ら体験するために建てたようなもんですから、いろんなところで、新しい素材を試しています。

ICASシステムや塗り壁材のテストなど、寝室の壁はその歴史が刻みこまれているのです。

今回の実験は、それに比べると簡単です。

ご覧の写真、これまたちょっと見にくいですが、ダイニングのペンダントです。

3つのランプが微妙に違うのがお分かりでしょうか?

実は、今話題のLED電球を使ってみました。以前にもご紹介しましたが、小型のクリプトン電球サイズのものは、まだまだ高額でしかも光量が足りないものがおおかったのですが、最近ではずいぶん値段も下がってきた上、光量もそこそこ上がってきたので、ためしに使ってみました。

3つのうち、真中の一つだけが、従来のクリプトン電球です。

LEDはグローブの上の方が暗くなっています。一応電球色のLEDなのですが、蛍光灯ほどではありませんが、若干青白い感じがします。

つけた瞬間は、ずいぶん違和感がありましたが、数日経つと慣れてしまいました。

今のところの感想は、

①演色性は電球の方がずいぶんよいが、一般住宅に使用するレベルであれば、慣れたら一緒という感じ。

 写真のようなダイニングは、食材の見栄えが少し変わる気はするが、熱を発しないという魅力も大きい。

②電球の値段と電気代を比べると、まだまだ得だというほどではないが、吹抜けの照明など、電球の交換が大変なところへは、LEDはお勧めだと思います。

ちなみに、シリカ電球サイズのものは、小型のものよりも、光量・演色性とも優れているように思います。価格も安いので、一気に普及するのではないでしょうか。

エコキュートの補助金

エコキュートの導入にあたって国の補助制度がありますが、先日第4期の募集が締め切られました。

例年、わずかな予算枠に対して多くの申し込みがあるので、抽選で決定されます。

今回も多くの申し込みがあったようですが、なんと、”当たりました!!”

当社のお客様で、10月にオール電化をされる方がおられるのですが、ダメもとで申し込みをしてもらっていました。

これはラッキー!!4万円ももらえます。(ウチがもらうわけではありませんが)

それにしても、私は個人的にも何かとついています。調子に乗ってBIGを1口(300円)買いました。

エコカー助成金

エコカー助成金が9月末で終わるとニュースで言っていました。

9月末にならなくても、予算を使い切った時点でなくなるのだとか。

一方家電エコポイントや住宅エコポイントも12月で終了する予定で、延長するだのどうだの情報が錯綜しています。

あまりニュースなどでは言われていませんが、長期優良住宅普及促進に関する助成金(100万円)については、10月中で受け付けが終了します。

この受け付けをするためには、事前に、①技術的審査を専門機関で受け、②都道府県等の認定を受け、③建築確認済証の交付を受けておかなければいけません。

①におよそ3週間、②に2週間、③に3週間(①②と並行してできます)ので、都合5週間(稼働日数で)はかかります。

当然ながら、技術的審査を受けるための書類作成に時間を要しますから、プラン決定後、1.5カ月かかってしまいます。

逆算すると、この助成金を使うためには、9月中旬にはプラン決定をしておかないと間に合わないということになります。

通常、設計を始めてからプラン決定まで短くても1カ月くらいかかりますから、実質的には今からスタートしても間に合わないということになります。

助成金をあてにしていた方は残念ながら、来年に期待しましょう。



八木木材市場へ

先週土曜日は恒例の鴨川建築塾。今回は、八木木材市場さんを見学させていただきました。

わたしは、祖父の代から建築とあわせて材木屋をしていたので、木場はみなれていましたが、市には行ったことがありませんでした。八木木材市場さんでは、8の付く日に市が開かれており、毎回1000m3程の材木がセリにかけられるそうです。

杉の原木 太いもので100年生ぐらいでしょうか

杉の原木 太いもので100年生ぐらいでしょうか

栗の原木 土台に使うこともありますがこの太さではちょっと足りないかな

栗の原木 土台に使うこともありますがこの太さではちょっと足りないかな

置かれている材木はほとんどが近隣の山で伐採された杉・桧でした。そのほとんどは45年生以下の間伐材で、結構安くセリ落とされるようです。100年を超えるものとなると、ちょっとした値段にはなりますが、見渡したところいわゆる高級な材料は無いようでした。

森林の保護は、防災面からみても重要で、間伐が適正に行われることによってはじめて森のダムとして保水力も発揮するのだそうです。ところが、間伐材は建築材料としてはほとんど使い物にならないので、集成材やベニヤの材料として安くセリ落とされ、伐採運搬費用が出ないくらいだそうです。このため、隣の兵庫県では県と市が間伐に対して助成を行って、山主の負担を軽減し、間伐を促進しているのださそうです。

京都では、ウッドマイレージ制度というのがあって、京都府内産の木材を使用した場合、その使用量に応じて最大20万円の助成金がもらえます。けれども、京都府下で採れる木材は、先述のように太い径のものが少なく、構造材では柱くらいにしかなりません。屋根や外壁の下地材や、内装の化粧材(フローリング・羽目板など)としてのに使っています。

八木木材市場にも、100年以上の杉材がいくつかありましたが、標高もそれほど高くないため比較的目も粗く、吉野や木曽のものと比べるとやはり見劣りしてしまいます。また、輸入材でも等級の高いものであれば品質も良く大断面や長尺材もとることができるので、桁・梁には米松を使うことが多いのが現状です。単純に地産地消をすればよいというわけにはいきません。

価格についても、今売られている値段で、国産材と輸入材がそこそこ均衡している状態ですが、国内の林業者の収入を他の産業並みに上げたとすると、とても競争にならなくなります。

最近ニュースで荒廃農地がしばしば放送されますが、山林のほうがはるかにひどいことになっているのです。

建築家のつくる家

先週末建築家の中村好文氏の講演を聞きました。

講演の内容は、最近はやりのエコ住宅ではないですが、自然エネルギーだけで生活する実験住宅のお話でした。

中村氏によると、文明・文化はかつて線と管で造られてきた、すなわち、電線・電話線などの線や水道管・下水管などの管をつなぐことで、文明化したといいます。それが一巡した今の時代、本当に豊かな生活とは何かを問いかけたとき、逆に線と管から解き放たれることによって文明・文化ができるのではないかと考えたそうだ。

といっても、原始人のような暮らしをするのではなく、持てる技術と知恵を振り絞って、快適な生活をしようというもので、ソーラーパネルと風力発電機でわずかながら電力を確保し、雨水をためることで水を利用できるようにしています。

何年もかけてスタッフの手作りで建てられたレムハットと呼ばれるその建物は、いわば山小屋のような建物なのですが、線と管から解き放たれた、新しい文明なのかもしれません。

中村氏は講演の中で何度も”カタチではいってはいけない”ということを繰り返しておられました。機能をとことん考えることがデザインであり、最近はやりのデザイナー住宅みたいなものを二世帯住宅をもじって”見せたい住宅”と言っておられました。レムハットのように余分なものをそぎ落とした究極のカタチでありながら、周りの景色と一体となった美しさをもっているのはさすがです。

自然素材の調湿効果

今年の梅雨はずいぶんと長引いています。ジメジメがいつまでも続いています。

こんな時でも、自然素材をふんだんに用いた家なら、調湿効果が高いから、サラサラです・・・というのは本当なのか??

いつも言うことですが、梅雨時の水蒸気量というのは尋常ではありません。

たとえば、屋外の気温が28℃湿度が80%だったとします。35坪くらいの家として、容積が少なく見積もって250㎥、これが換気によって2時間に一回は空気が入れ替わりますから、室内を気温27℃湿度60%に保とうとすると、1時間当たり800ccほどの水をとり続けなければなりません。

単純に計算すると、1日19リットル。こんな日が3日も続けば60リットルもの水をとりださなければ、快適な温度と湿度は維持できないのです。さらにいえば、梅雨時には湿度100%なんて日もあります。

自然素材は、確かに一時的にそのくらいの水を蓄える能力はありますが、満杯になったらそれ以上は吸いこめませんし、逆に吐き出すこともあります。

ビニールクロスやWPCフローリングで包まれた部屋に比べると、確かにだいぶ違いますが、自然素材は万能ではありません。

エコロジー住宅だと言って、エアコンを使わずに自然換気で快適にしようという試みもありますが、よほど地理的条件が整わない限り、現実的ではありません。むしろ、いかにうまくエアコンを使いこなすかが重要だと思います。

ちなみに、そよかぜの家の尖山ショールーム(容積740㎥、屋根裏含む)では、この時期24時間エアコン(除湿)をつけていますが、1カ月の電気代は2万円程度です。上記の250㎥の容積なら、およそ3分の1で済むはずです。

これがハイグレードの(最近レベルの低いものも多いのであえてこう言います)高気密高断熱の実力です。

砂浜の減少とコンクリートの崩落

一見何の関係もないことのようですが実は同じことが原因なんです。(という考え方もある)

トンネルのコンクリートの崩落事故はたびたび報道されますが、みなさんある事実にお気づきではないでしょうか。

詳しく統計データを見たわけではないのですが、コンクリートの崩落は山陽新幹線のトンネルや高架橋でよく起きています。ずーっと前に工事をした東海道新幹線では起きていないと思います。普通に考えてもおかしいですよね。あとから施工した山陽新幹線の方が、建設技術も発達しているはずですし、そもそも新しいわけですから痛むはずがないんです。

ある研究によると、コンクリートの砂に原因があると言われています。

むかし(昭和40年代)までは各地の大きな川では、川の砂を採取しており、これをコンクリートの骨材に使用していました。

この近辺では木津川の砂が有名で、大変品質の良いものでした。川砂は上流から流れてくる間に細かく砕かれ、角が丸められたうえ、きれいに洗われているので、コンクリートの骨材としては最良だったのです。ところが、ある時期から川砂の採取は禁止されていいきます。

それは港に大型船を入れるためでした。大阪湾を例にとれば、淀川・大和川など大きな川から水が流れ込んでいますが、川からは水と一緒に大量の土砂が流れ込みます。この土砂が大阪港を埋めてしまうと大型船が座礁してしまう恐れがあります。そこで、土砂が入り込まないように、川の上流に砂防堰堤(ダム)をつくって、元から断つという方法がとられました。ダムは川のずいぶん上流に何層にもわたってつくられましたので、湾はおろか下流域にも砂が流れてこなくなり、川砂を採取できなくなったのです。そこで、今度は山を削って掘り出した土を洗って砂を取り出したり(山砂利)、海の底から砂を掘り出してこれを洗浄すること(海砂)をせざるを得なくなりました。山陽新幹線が施工された頃に使用された砂は、海砂が多く、砂の中に残留した塩化物がコンクリートの劣化を速めていると言われています。

一方、海に山からの砂が運び込まれなくなった上に、海の砂を掘り出しているものですから、砂浜の砂はどんどん侵食される一方となったのです。ダンプカーで山から掘り出した砂を砂浜に運んでいるのを見ると、何がどうなってるんだかわからなくなります。

考え方はさまざまですが、過去においては貿易によって生計を立てる日本にとって、港湾開発は最重要の課題であって、何よりも優先されてきたのでしょうが、今となっては取り返しがつかない事態を招いたとも言えるかもしれません。最近になって、脱ダム宣言をするところがあったりしますが、治水という意味でもダムは重要であり、人間が自然と共生することの難しさは簡単に語ることはできません。

ただ、各地の海水浴場が、浸食のためしめられていく様子をみると、日本の夏の風物詩である海水浴が、消えてなくならないかと心配になります。瓦屋根の日本の集落の風景が、ほんの数十年でほとんど失われてしまったことを思うと、白砂青松の日本の風景が失われてしまうのも遠くないかもしれません。なんとかしなくては!!

エコポイントはつくのか?

このところ話題のエコポイント。省エネ家電を買うとポイントがついて、さまざまな商品と交換ができます。

その省エネ家電というのは、エアコン・冷蔵庫・大型テレビです。

ちょうどあるお客様からエアコン設置の相談を受けて、ふと家でエアコンを買っていただいた場合にはどうなるのかと思い、調べてみました。

すると、エコポイントの対象となる機種が各メーカーとも決まっていて、対象となる商品ならばどこで買ってもポイントがつくのです。つまり、うちで買おうがまちの電器屋さんであろうが量販店であろうが、どこで買っても同じだけつくんです。テレビを見ていると、大手家電量販店でしたつかないかのように思いがちですが、大丈夫です。

でも、対象機種は結構限定されていて、エコポイント分を差し引いても、対象品でない物の方が安いですね。それがどのくらい省エネなのかは、使用頻度にもよりますね。毎日フル運転するなら電気代の安いものを買った方が得でしょうが、補助的に使うのなら安いものでもいいと思います。

まっ、というわけで、エアコンのご相談もご遠慮なく。

梅雨らしい気候になりました

昨日あたりから蒸し暑くてジメジメノの梅雨らしい気候になってきました。週間予報では今週はずっと傘マークですから、まさに梅雨という感じです。

梅雨時は家の中にいても過ごしにくいものです。

そよかぜの家尖山ショールームでは、そんな梅雨時を快適に過ごす住まい方を体験していただけます。

どんなに高性能な建物をつくっても、使い方を間違えると台無しですから、私自身が住みながら試行錯誤を重ねて考えた、快適な過ごし方をぜひ見に来てください。

ご予約はホームページからもできます。

リフォーム減税を利用しよう!

緊急景気対策の一環として導入されるリフォーム減税についてご紹介します。

減税が受けらるのは3種類。

①省エネリフォーム・・・最大30万円(太陽光発電システムを導入した場合)、平成22年末まで

②バリアフリーリフォーム・・・最大20万円、平成22年末まで

③耐震化リフォーム・・・最大20万円(従来からある)平成25年末まで

減税されるのは、所得税。住宅ローンを組んだ時に確定申告をすると支払った所得税が戻ってきますが、これと同じような仕組みです。住宅ローン減税と同様に、従来はローンを組んだ場合にのみ適用されたのですが、今回は、全額自己資金で支払った場合でも還付が受けられるのが特徴です。

特に注目を集めているのは、①の省エネリフォームです。条件としては、窓をすべて断熱サッシに変えることが条件ですが、太陽光発電システムを導入すると、1kwあたり7万円国の補助金設けられますので、3kwを設置した場合、さらに21万円お得ということになります。さらに、都道府県や市町村が上乗せの助成金を検討していますから、かなり魅力的です。ちなみに東京都は、1kwあたり10万円の補助が出ますから、合計すると51万円もおとく。

さらにさらに、”省エネ”リフォームですから、工事後の空調費が大幅に安くなりますので、投資効果はかなり大きいといえます。

家庭用燃料電池、価格発表

先日ご紹介した家庭用燃料電池の販売がいよいよ本格化します。

大阪ガスでは3,255,000円で6月から世界に先駆けて販売を開始します。

国からの補助金が最大で140万円になる見込みで、実質負担額は200万円ほどになると思われます。

このシステムを導入すると、年間1.3トンのCO2が削減できるというのですが、消費者にとって気になる光熱費は、わずかに年間5万円ほど安くなるだけだそうです。

200万円かけて5万円ですから、償却に40年かかってしまうじゃないですか!!

ちょっと現実離れしていますね。ただ、東京ガスでは、2015年には1台100万円にすることを目指すと表明しており、そうなれば20年で償却できますね。でも、償却が終わるまで機械がもつのかどうかは定かではありません。

もうちょっと行政のバックアップがあってもいいんじゃないでしょうか。

太陽光発電システム設置の助成金申請を受付中

太陽光発電システムの設置に対する助成金の制度が復活しました。1月13日から受け付けが始まっています。

以前、財団法人新エネルギー財団が行っていた流れとほぼ同じですが、今年からは、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)というのが組織され、これが窓口となるのだそうです。京都府では、そのまた窓口として、特定非営利法人地球温暖化防止府民会議に申請をします。

助成金額は1KWあたり7万円で、工事費の10%以内で10KWが上限ということなので、最大で70万円もらえるということになりますが、通常の住宅ですと、3~4KWの場合がほとんどですので、250~300万円くらいの工事費に対して、21~28万円もらえるということになります。

これと併せて、各地方自治体の助成制度を併用できます。東京都では30万円ももらえますが、近隣では、京都市と精華町が行っていますが、今年度の対応はまだわかりません。例年通りですと20万円程度ですし、他の市町村も行うかもしれません。

ところで、太陽光発電システムの発電量はどのくらいなのでしょうか。

ものすごくおおざっぱに言って、住宅の場合年間8~10万円程度電気代が安くなります。それに対して、初期投資が助成金をもらっても200万円以上ですから、元をとるのに20~30年かかるということになります。また、5月から電気料金が大幅に下がるという話もあり、そうなると償却年数は延びてしまいます。

一方、今まで太陽光パネルの変換効率を上げることばかりに注力してきたメーカー各社が、低価格化のために量産を始めており、値段はぐっと安くなるものと思われます。

とはいえ、まだまだ「お得です」とは言い難い状態ですが、てっとり早くCO2削減できるので、行政のさらなる支援に期待しましょう。

J-PECへの申請は3月末が締め切りですので、設置を考えようかという方はお早めにご相談ください。

高断熱住宅に住み替えると医療費が減る!?

「安全な住環境に関する研究会」によると、08年、断熱性能の高い住宅に住み替えた101世帯343人を対象に、住み替え後の健康状態をヒアリングした結果、手足の冷えが解消する、せき、のどの痛み、喘息が改善するなど、体調の向上や病気発症の抑制が確認されたとのこと。

ただ、アレルギー性鼻炎などが住み替えを機に増加した症例もあり、もろ手をあげてということではなさそうです。やはりそこは「本物の健康住宅」でないといけません。

近畿地方の家の中の気温は日本中で一番寒いということを聞いたことがありますが、寒さをがまんすることで体調を崩すよりも、快適な空間で健康に暮らす方が、医療費が抑えられてお得ということです。

従来光熱費が安くなる分でイニシャルコストは取り返せますよというお話をしていましたが、医療費の分を計算すると、お得ということになりそうです。なにより、快適な毎日はお金で評価できませんけどね。

家庭用燃料電池が世界で初めて市販されるらしい

時々話題に上げていた、現在最も環境にやさしいとされている家庭用燃料電池システムが、いよいよ普及レベルになりそうです。

今年になって、東京電力や新日本石油がモニターを募集し、実証実験を行ってきたのですが、耐久性やコストの面でめどが立ったようです。折しも、一般のニュースでは電力価格の大幅値下げが報じられていますが、オール電化一辺倒に歯止めがかかりそうです。

写真は、新日本石油が現在使用しているもので、LPガス用と灯油用があります。市販レベルになると、都市ガス用がライナップに加わると思われます。

エネファームと名付けられたこのシステムは、燃料に含まれる水素と空気中の酸素とを化学反応させることで発電するので、窒素酸化物や硫黄酸化物の発生がほとんどない上、使用する場所で必要なだけ発電するので、余熱でお湯を沸かすこともでき、送電ロスもありませんので、トータルで高いエネルギー効率を達成するというものです。

夜は料金の安い電力会社の深夜電力を使い、昼間は自家発電を利用することで、ランニングコストはずいぶんと安くなるものと思われます。

あとは、コストの問題で、今までイニシャルコストが300万円くらいといわれていましたが、市販となるとどれくらいの価格になるのか注目するところです。特に、LPガスのエリアでは、オール電化切り替えに対抗する切り札みたいなものですから、イニシャルを抑えたリース方式などを出してくるんじゃないかと期待してます。

ただ、現在普及しているガスの発電システム(エコウィル)をみても、発電量が8KW/1日・1KW/1時間までに制約されており、これではメリットが半減します。電力会社との折衝でそのへんが緩くなるといいのですが・・・

電気温水器の訪問販売に注意

国民生活センターが、電気温水器の訪問販売に関してもんだいが急増しているとして注意を喚起しています。

センターによると、消費者から「よく考えると高額だった」「急がされて契約してしまった」などの相談が多く寄せられ、今年度は上半期ですでに688件もの相談が寄せられているそうです。

テレビでも「オール電化にするとこんなにお得!」という内容のものがよく流れていますが、それぞれのライフスタイルによって、電気・ガス・石油を使い分けた方が得な場合も多いのです。単純に考えれば、電力会社・電気工事店などが、オール電化工事を勧め、ガス会社はそれに歯止めをかけるという構図が浮かび上がります。一般の消費者の方が、双方の意見を聞いて的確に判断することはなかなか難しいことですから、中立的な立場の工務店や設計事務所に相談するのが良いでしょう。

お湯を沸かしたり調理をしたりして消費するエネルギーは、確かに電気の方が安いことが多いのですが、冷暖房費についてよく検証することが必要です。特に暖房時期に大きな差が出てきますので、暖房機器の選定とあわせて検討しなければいけませんし、その住宅の断熱性能も配慮しなければいけません。また、当初の費用やランニングコストだけでなく、機器類の更新(老朽化による取替)のコストも考える必要があります。

脅かしているわけではなく、なかなか高度な判断が要求されますので、慎重に考えましょう。

太陽光発電の補助金が復活しそうです

太陽光発電に対する国の補助金が3年ぶりに復活しそうです。
金額は1kwあたり7万円程度になる見込みで、一般家庭の場合3~4kwなので、20~30万円の補助ということになります。
さらに、東京都では独自に30万円程度の補助金を出すようで、各道府県も検討をすすめています。地元京都府も、京都議定書のゆかりの土地でもあるんですから、東京都よりもさらに大きな補助を盛り込んでくれればと思います。
となると、あわせて60万円も補助がでるということに・・・

一方、積極的な補助政策により需要が増え、生産量が増えることにより、太陽電池パネル等の生産コストが下り、工事費が安くなる可能性もあります。
今、4kwの太陽光発電システムを設置すると、年間8~10万円相当の発電ができるといわれています。ということは、まだまだ「絶対お得です!」とはいえませんが、実質負担ゼロでCO2削減に協力できるかもしれません。
今後の助成金の情報には注目です。

☆★☆★☆健康住宅そよかぜの家☆★☆★☆
  株式会社ブリーズ・カンパニー
健康・快適で安心して暮らせる家づくり

外壁に打ち水で室温をさげる

9999efdb.jpg新しいエコアイデアが発表されました。
当社もよく採用している、シラスを用いた塗壁の特性を活かし、外壁に散水して室温を下げるというものです。

製造メーカーである高千穂によると、建築面積4坪程度の木造建物の実験で、600kgの水を散水して最高で5度室温が下ったそうです。もっとも、4坪の建物に対して600kgの水ですから、外壁面積と床面積の割合から考えると、延べ面積が30坪の家であれば、3tくらいの量になりますので、ちょっと現実離れしているようにも思いますが・・・。ちなみに、高千穂では、独自の雨水利用システムを開発していますので、それとを組み合わせたシステムで提案しています。
参考までに、3tの雨というと、お風呂7杯分くらい、30坪くらいの家なら、降水量が6mm程度でたまる勘定になります。

このシステムのよいところは、室温を下げるだけでなく、周辺の温度も下げてくれるところです。地球温暖化対策としては、とても有効な手段かもしれません。

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暖房スタート

このところの冷え込みは結構きついですね。
今朝はとうとう床暖房を入れました。いちばん弱ですが。

気温は室内の気温は20度近くおあるのですから、これが真冬だったら「今日はぬうくいなぁ~」となるのでしょうが、ついこの間(おととい)まで半そでを着ていた体には「さぶ~」ということになってしまうのです。
ともあれ、体を冷やすということは健康にとって一番良くないことです。あまり辛抱しない方がよいでしょう。

床暖房の特徴は、部屋全体の温度が上がらなくても、床面全体から輻射熱を放出しますから、体全体が温まることと、足の裏が暖かいと心地よいということです。
これからの季節、ありがたみがわかります。

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アイドリングストップ

エコブームだからというわけではないのですが、最近アイドリングストップを実践しています。と言っても、信号待ちのたびにエンジンを切るのではなく、長い踏切待ちの時だけですが。

このところ涼しい日が続いているので、窓を開けて走ればエアコンいらずです。現場の近くの踏切にはしばしば引っかかるのですが、エアコンを切って窓を開けていると、エンジンの音が結構気になるものです。そんなわけでアイドリングストップをやってみているのです。
最近では、路線バスなどで、停車すると勝手にエンジンが切れるようなシステムが使われているようですが、乗用車もそんな時代になるのかななんてふと思ってしまいます。でも、いわゆるハイブリットカーだって、エアコンをつけているときはエンジンで発電をしているようですので、季節限定でしか使えないでしょうね。

まあ、透明な太陽電池パネルもできていることだし、夏はソーラーカー・冬はエンジンの余熱で暖房なんていう車ができるかもしれません。
自動車メーカーの方がもし読んでいたなら、ぜひチャレンジしてみてください。

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秋は窓を開けて自然換気 でも・・・

昨日は銀行関係の集まりでボウリング大会に参加しました。
数年ぶりのボウリングだったのですが、どういうわけかストライクやスペアを連発し、191点も取ってしまいました。本来なら、ゴルフのスコアとボウリングのスコアが同じくらいなのですが、こんなこともあるもんですね。
おかげで立派な商品をいただきました。

さて、お彼岸が過ぎて、めっきり涼しくなりました。日中はまだまだ暑いのですが、朝晩の冷え込みがありますので、体調管理には注意が必要です。
かくいう私は、今日も半袖シャツでクールビズなわけですが、正直言ってちょっと寒いですね。そろそろ長袖にしなくては・・・。
服装は衣替えができますが、家はどうでしょう?そろそろ秋モードに切り替えてみましょう。
そよかぜの家では、夏の間ゆる~い冷房(除湿)を24時間かけておくことをお勧めしていますが、この季節になると、スイッチを入れていても、冷房はほとんど動いていないはずです。湿度は日によって変わりますが、晴れた日ならかなり乾燥気味になってきます。内外の温度差もあまりありませんから、結露にも注意を払わなくても大丈夫です。
というわけで、冷房も切って、窓を開けて積極的に自然換気を行うことができる気持のよい季節であるともいえます。
一方、内外の温度差が小さいため、温度差による自然換気が起こりにくくなりますので、立地条件によって窓を開けられないような場合は、こんな季節こそきっちりと機械で計画換気を行うことが必要となります。

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