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2009年

いよいよ年末

クリスマスも終わりました。

昨日の夕方6時ごろ京都駅で近鉄を降りると、駅中のケーキ屋さんが「ただ今からクリスマスケーキを値引します」と大声で呼び込みをしていました。にもかかわらず、店に立ち寄る人は全くありませんでした。あのケーキの山はどうなったのでしょうか??

メーカーによっては昨日で仕事納めというところもあるみたいですが、多くは28か29日です。私も29日まで仕事をしますが、年内の約束の仕事がいくつか残っています。追い込みをかけなければいけません。

そうそう、年賀状も書かなくては。宛名印刷だけは済ませましたが、一言メッセージを入れようと山積みに置いたまんまです。このままで行くと大晦日かお正月に書くことになりそうです。

なんだか今年の師走は例年にも増してあわただしいような気がします。

サンタクロースはいなくなった

昨日はクリスマスイブでした。我が家ではささやかなクリスマスパーティーをしました。

妻が初めて鳥の丸焼に挑戦しました。

なかなかの出来栄えでした。

ところで、クリスマスといえばサンタクロースです。

我が家では、去年のクリスマスまで、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれていたのですが、どうやら今年はいなくなりました。

小学校6年生の次男も、今年はサンタさんにお願いすることもなく、母親からプレゼントを受け取っていました。

何となくさびしい感じですね。

景観条例の届け出

先日京都市内の現場の確認申請に先立って、景観条例にかかる建築等届を提出しました。

景観条例が施行されて1年余りたっていますので、市役所の対応も手慣れた感じでした。

私自身は初めての申請だったのですが、事前に相談に行ったときにも親切に教えてくれましたので、スムーズに資料の作成ができました。

京都市の場合、さまざまな規制の内容、それに対する手続きの方法をインターンネット上に公開しています。さらに、必要な書類はすべてダウンロードできるので、とても便利です。いわゆるGISシステムは、他の市町でも導入しているのですが、ネットで公開はしていませんので、窓口に行って端末を動かす必要があります。さすがに京都市は政令指定都市ですね。

薪ストーブと消防の規制

昨日は消防署に薪ストーブ設置の相談に伺いました。

住宅を建てる時には、地域によっては消防署の確認を受ける必要があります。消防署では、火災とそれによる被害を防ぐための外装や内装に関する制限が守られているかを確認します。

内装の制限の中で、火気使用室の内装についての定めがあり、火気(たとえばガスコンロなど)を使用する部屋(台所など)の内装を不燃材で仕上げているかをチェックします。

この火気というのが、ガスコンロは該当するがIHクッキングヒーターは該当しないとか、持ち運びのできるガスファンヒーターなどはよいが据置式の石油ストーブは該当するとか、いろいろと難しい部分があります。

薪ストーブに関しては、そもそもそのカテゴリーが確立されていないので、法律もどれを適用するのかがあいまいです。

半密閉式のストーブ(小学校などに置いてある据置式の石油ストーブ)に関する規定を準用すると、ストーブ本体は壁から1m以上離さなければなりません。住宅でそれほどのスペースをとってしまうと困ります。通常はメーカーの基準に従って、遮熱壁・遮熱板などをほどこし、壁になるべく近づけて設置します。

きのうは、壁とストーブとの離隔距離について、消防署に相談に行ったわけです。

ストーブの設置例や実際の壁面温度の測定データなどを提示して説明したところ、メーカーの基準に従って施工してよいでしょうということでした。今回は、いわゆる防火・準防火地域ではないので、消防署の検査もありませんので、これでおしまいということですが、メーカー側としては、測定データなどをまとめておく必要があるかもしれません。

薪ストーブはここ数年人気が急上昇です。私のところにも薪ストーブを設置したいという相談が結構あります。

これだけ普及しているにもかかわらず、それを規制する法律が整備されていないということは不思議です。逆に考えれば事故が起きていないから必要なかったのかもしれません。けれども、煙突工事などはその設計・施工に専門的な知識が必要ですから、きちんとした法整備が望まれます。

ピザパーティーやりました

もう一週間も前のことですが、いまさらご報告を。

お世話になっている出版社のスタッフがみんなで遊びに来てくれました。

当社の担当であるM氏が、「ストーブで焼いたピザを食べさせてください」と言っていたので、「いつでもえーよ」と安請け合いをしていたのですが、来てくれました、しかも6人の大所帯で・・・。

ストーブでピザを焼くには、炉内をある程度の温度に保たなければいけません。当日はそれほど寒い日ではなかったので、部屋は暑すぎるほどになりました。窓を開けながらのピザパーティーとなりましたが、みんなでピザ作りを楽しみました。

ファインもずいぶんかわいがってもらいました。

最後に集合写真。みなさんお疲れさまでした。



1000円マックを体験した

日曜のお昼、打合せを終えて車を走らせていたのですが、マクドナルドの1000円マックを買ってきてという息子の電話を受け、買いに行きました。

というより、ここに至るまでが、大変だったのです。

はじめに、ドライブスルーに寄ろうと思った竹田近くのマクドによると、なんと工事中。

仕方なくそこを通り過ごし、来来亭でラーメンでも食べようと寄ってみると、大行列。

こんなに並んでられないとさらに車を走らせ、1号線に向かう途中のマクドによるが、これまたドライブスルーに寄りつける状態ではありません。

これまたあきらめ、さらに1号線を南下、ラーメン横綱によるもまたまた大行列。

何せ並ぶことが嫌いなので、さらに1号線を南下し、久御山から大久保方面へ向かう途中、またも来来亭に遭遇したので覗いてみると、入れそうな感じだったんですが、入った途端番号札を渡され、これまた退散。

大久保に向かう途中に電話が入り、マクドによってきてと・・・。

並ぶ覚悟で大久保のマクドに行くと、どういうわけか並ぶことなくすんなり注文ができました。

1000円マックだけを注文し、帰路につきました。

さて、その中身を見て驚きました。

ビッグマック、てりやきマック、ハンバーガー、ポテトが2つ、ナゲット、ドリンク3個。これで1000円は安い!!

マクドナルドに脱帽です。


住宅版エコポイントに1000億円!?

埋蔵金があるからなのでしょうか、事業仕分の成果が上がったからなのでしょうか、それとも亀井静さんがうるさいからなのでしょうか、新たな景気対策として、住宅版エコポイントなるものが話題に上っています。しかもその規模1000億円!!

省エネ・耐震性などの基準を満たす新築住宅に対してエコポイントを付けるというのですが、詳細は分かりません。省エネ家電のエコポイントが延長ということで賛否が言われているときに、新たに住宅版とはうれしいやらあきれるやらです。さてどんな基準になるのやら・・・。

新しい政策が次々と報道されますが、いちいち反応してられません。下手なうわさが飛ぶと買い控えではありませんが、建て控えが起きるかもしれませんので、とっとと決定してもらいたいものです。

それにしても、十数万円の冷蔵庫を買い替えて15000ポイントもつくことを考えると、その100倍以上の住宅を建てる場合100万ポイントとかもらえるのでしょうか?それはないでしょうね。

赤星が引退!!

来年は寅年なので、タイガースの躍進を期待していたところですが、突然のニュースに驚きました。

私の大好きな赤星選手が引退することになったようです。スピード感あふれたはつらつとしたプレーが見られなくなるのかと思うと、とても残念です。

無理をすると命にもかかわるという状態なのだそうで、引退もやむなしです。今後の彼の別のステージでの活躍に期待したいと思います。

そよかぜニュース発行しました

本日そよかぜニュースを発送しました。


先日ご紹介した「DoYouKyoto?」も運が良ければ同封されています。

あわせて、2010年度カレンダーも送らせていただきました。

こちらは、2009年に引き続き、卓上タイプで作成しました。タイトルは、「健康住宅豆知識カレンダー~意外と知らない健康のための住まいの工夫~」です。

もりまわし

昨年もこの話題を書いたような記憶がありますが、「もりまわし」という行事が行われました。

氏神さんの森や境内を掃除して、お正月の準備をする師走の恒例行事です。今朝早くから、近所総出で行われました。

私の実家の氏神さんは、高倉神社というお宮さんで、以仁王のお墓がある古いものです。氏子が80件余りありますが、お寺の檀家とほぼイコールで、いわゆる村役として、お寺の役員とお宮さんの役員が歳の順番で回ってきます。

今日のもりまわしも80件がほぼ総出ですから、80人くらいで仕事をするので、あっという間に片付いてしまいました。

大 飲酒検問!?

Twinkle城陽のことを書いたばかりですが、昨日恐ろしい光景を見ました。イルミネーション帰りの車を狙った飲酒検問です。

城陽署総出ではないかと思うほど、すごい数のお巡りさんが道路に立っていました。

TWINKLE城陽の会場内では、さまざまな屋台が出ており、寒さも手伝ってちょっと一杯という気分になるのでしょうが、飲酒運転はいけません。お気をつけください。

TWINKLE城陽

今年も恒例のtwinkle城陽が行われています。毎年12月1日から行われているのですが、今年も盛大に行われているようです。

鴻巣山公園は、これといった構造物もないので、ライトアップで照らす対象がほとんどありません。ですので、電飾でモニュメントなどをこしらえて、派手にキラキラしています。最近のライトアップイベントは、陰翳を楽しむような落ち着いた趣向のものが多い中、これほど派手なイルミネーションは珍しいのではないでしょうか。

12月に入ってショッピングセンターなどではクリスマスムード商戦で盛り上がってきているようですが、どういうわけかお祭り気分にはなれません。むしろあわただしい師走という感じの毎日です。走れ走れ!!

薪ストーブでグラタン

先週末はストーブが活躍しました。

せっかく火が入っているので、最近凝りだした薪ストーブっクッキングをやることにしました。

まずは焼き芋。これは簡単で、洗ったサツマイモをアルミ箔にくるんで炉の端っこの方に入れるだけです。30分ほどでホクホクの焼き芋が出来上がりました。

続いて、晩御飯のグラタンを焼いてみました。こちらは中の具材は火が通っているので表面を焼くだけですので、ほんの3分くらいで出来上がりです。

しかし、ここでちょっと問題が発生。

器がほんのり茶色くなってしまいました。薪がオキ状態出なかったこともありますが、すすけたような感じになりました。これが、洗っても落ちません。ちょっと使いこんだグラタン皿みたいになってしまいました。

味の方は、少しスモーキーな香りがしてこれまたよろしい。

Do You Kyoto? が発行されました

報告が遅れてしまいましたが、先日取材を受けたと言っていた雑誌が16日に発行されています。

Do You Kyoto?という雑誌というかなんというか、ゆくゆくはフリーペーパーになるとおっしゃっていましたが、情報誌みたいなやつです。

京都市が、京都議定書の開催地として環境問題にしっかり取り組もうということで「DoYouKyoto?」というキャッチフレーズを使っているのですが、それをタイトルにしたペーパーで、市や府の職員に配布されたり、イベントで配布されたりしているそうです。

編集者の方がサンプルを持ってこられたときに、たまたま私の友人のお父さんの写真が業界団体の記事で載っていたので、機会があれば協力しましょうという話をしていました。そのときに、当社の健康へのこだわりをいろいろと熱く語ってしまったせいか、今回の企画に至ったようです。

対談は1時間と短かったので、内容は濃いものではありませんが、このような企画に呼んでいただけたことは嬉しいですね。

新型インフルエンザ

我が家にも新型インフルエンザがやってきました。

次男が日曜日の夜から発熱したので、宇治徳州会病院の救急外来に行ったところ、インフルエンザですねという答え。

今は救急ではインフルエンザの検査をしてもらえないので、後日あらためてすることに。で、昨日近所の小児科で検査をしてもらったところ、新型ということでした。

息子は丸2日間高熱で苦しみましたが、リレンザの投与で回復に向かっています。今朝は熱もほぼ下がった様子ですが、咳が出ている間は学校に行ってはいけないそうで、当分休むそうです。

家族への感染も心配されますが、今のところみんな大丈夫です。

40代より上は抗体を持っているという話もあり、大人はそれほど重症化することはないらしく、熱も出ないで終わってしまうこともあるそうです。

耐震補強

耐震補強に関する講習会に参加してきました。

何度となくこういった類の講習会は参加していますが、耐震補強の工事自体の事例も多くなってきたので、そのノウハウもずいぶんと蓄積されてきています。

かく言う私も、独立前に耐震補強を数件手掛けていますが、実際にやってみると大変な工事です。耐震診断(精密診断)をして補強計画を策定し、耐震強度をいくらまで上げるというふうにシミュレーションをしていきます。

耐震診断を行うと、昭和56年以前に建てられた建物の場合、1.0で合格となる耐震強度が、0.7を下回ることもしばしばです。これは倒壊する恐れがあるというふうに表示されてしまいます。

私が仕事をしている京都南部エリアには、いわゆる民家造というか、農家の典型的パターンの間取りが多く存在します。玄関が土間で、そのまま通り庭のような構造になっていて、奥が台所、手前がはた部屋、西側には田の字型の四間取り和室があります。南北の風通しを良くするため、建具類はすべて外せるようになっており、東西方向にはほとんど壁がありません。差鴨居と貫で水平力に抵抗することになります。基礎もなく、礎石の上に載っているだけです。地震よりも台風の被害を心配し、大きな牛梁をのせさらに重厚な瓦屋根で重しをかけています。

すごく立派な家で、まさに台風なんかではびくともしないのでしょうが、耐震診断をすると0.7どころか0.2とかいう数字が出ます。ところが、実際にそれが弱いかというと、必ずしもそうではありません。耐力壁というここ数十年の考え方で評価すると弱いということになりますが、実際に何百年も前から工夫を重ねてきた工法ですからその実績があります。たとえば差鴨居や貫の強度は、評価する方法が確立されていないですが、木造ならではの柔らかい構造ですから、免震効果やエネルギーを吸収する効果があるといわれています。

十把一絡に耐震強度を評価することは、日本の文化を否定することにさえなります。そこら辺を考えると、耐震補強というのは大変難しい仕事だと思います。

一方で、昭和40年前後に建てられたいわゆる建売住宅について耐震補強を検討されることも多いかと思います。このころの建物は、残念ながら最も品質が悪い時期といわれています。建物の需要が圧倒的にたくさんあり、品質の低いものが次々に建てられていたからです。基礎はありますが、鉄筋が入っていないことが多いですし、入っていても、現在の耐震基準で設計したものに比べると、ないに等しいほどのものです。また、田んぼや畑を宅地に転用して建てているケースも多く、建物以前の問題もあります。こういった建物の上物だけをいくら耐震化したところで、その下の地盤・基礎に不安があれば、それは無駄な投資になってしまうかもしれません。

耐震補強は、いろいろなことを考えて総合的に判断しないといけない、非常に高度な仕事だと思います。

なんとなくカンだけで、ここに筋交いを入れて補強しときましょうとか、金物を増やしときましょうなんていうことほど意味のないことはありません。下手に補強をすると、全体のバランスを壊してしまい、地震力が集中してしまって倒壊につながる事さえあります。

政府が、住宅の耐震化率を上げるために、さまざまな制度を導入していますが、そんな簡単な話ではありません。

ハトがまたやってきた

以前にハトが巣立ったという記事を書きましたが、そのハトが帰ってきたのかどうだか、つがいのハトがやってきました。

門の屋根とガレージの屋根を行ったり来たりしているのですが、以前に巣をつくった木は、ずいぶん前に剪定がすんでいて、巣も取り除かれています。だいぶ刈りこんでもらったので、巣をつくれるような枝も見つからなかったのか、それとも前の巣があると思って探していたのか、しばらくうろうろしていましたが、そのうちにいなくなりました。

少しかわいそうな気もしますが、糞だらけになるのも困るのでハトにはどこか他を探してもらうことになりそうです。

秋の観光シーズン

いよいよ秋の観光シーズンが本格化してきました。京都市内はどこも渋滞です。

一方郊外の方は意外と車がすいていました。先週の週末は枚方方面~京都市伏見区あたりまでうろうろとしていましたが、思ったほどの渋滞もなく、スムーズでした。

混雑していたのはショールームです。日曜日のショールームはいつも混雑するのですが、この前の日曜日の混雑ぶりはかなりのものでした。着工件数が激減しているなか、リフォームで水回りをさわるというケースも多いようです。


冷蔵庫が壊れた

我が家の冷蔵庫が壊れてしまいました。つい数ヶ月前、製氷機部分の部品を取り換えたばかりなのに、本体のコンプレッサーが寿命だということでした。

冷蔵庫の寿命は8~10年くらいなのだそうです。そういえば、結婚して10年目くらいに買い替えましたから、それからさらに8年あまりたったのです。

冷蔵庫なしではたちまち困ってしまいますので、あれこれと検討している余裕はありません。さっそく昨日の夕方近所の電気屋さんに見に行ってきました。

きょうびの冷蔵庫は、省エネ性能がよく、年間の電気代が1万円もかからないのですね。でも値段もすごく高くてびっくりしました。今までのよりも一回り大きなものに買い替えることにしました。

私が家に帰る頃には新しい冷蔵庫が入っていることでしょう。

業界で話題となっている実験

ご覧の写真、左側がいわゆる長期優良住宅の仕様で建てられたもので、右側は同じ量の耐力壁を用い、柱頭柱脚の接合部を弱くしたものです。

実験では、建築基準法で想定する地震の1.8倍のエネルギーを受けた段階で、長期優良住宅仕様の左の建物が倒壊しました。長期優良住宅が、耐震等級2を求めていますので、耐力壁の量でいうと1.25倍です。すなわち、想定している地震の1.25倍に耐えられる構造ということですから、実験の結果は、予定通りということになります。

一方、右側の建物は、柱脚が開始後10秒ほどで壊れ、基礎から外れてしまったため、建物地震に揺れが伝わらなかったので、結果的に倒れませんでした。しかし、実験を行った先生は、柱脚が壊れた時点で倒壊したとみなしています。

実際のところ、柱脚が壊れて基礎から外れてしまっているのだから、普通の基礎高の建物であればおそらく転倒しているでしょうが、今回の実験では、柱が外れても、横の地面がほとんど同じ高さだったため倒れなかったのかもしれません。

この実験を受けて、古来の工法では、基礎は石の上に乗っているだけですが、これがいわば免震構造となっているのではないかとの見方を裏付けたとも言われています。

事件の結果はある意味悩ましいものでもあります。


お茶屋さんとおやかたさん

鴨川塾でお茶屋さんを見学に行った。もちろん朝からですので、芸者さんも舞妓さんもいませんが、お茶屋建築なるものを見に行ったのです。

花見小路にある、松八重さんというところをお訪ねし、お茶屋文化を研究しておられるという京都女子大学の井上准教授から、京都の花街(かがい)の変遷などをお聞きしました。

お茶屋といえば、舞妓さんや芸子さんをよんで遊ぶところで、「一見(いちげん)さんお断り」が原則です。今回参加した塾生は、だれも行ったことがありません。私はかろうじて何度か連れてもらったことがありますが、舞妓さんをその席に呼んだのではなく、たまたま来ていた(他のお客さんが呼んだ)舞妓さんに、一曲(というのか?)だけおどってもらったというくらいで、もちろん自分でお金を払ったわけでもありませんので、自分で手配できるお茶屋というわけでなく、つまり一見さんです。

最近では、お茶屋さんの中にバーを設けているとこも多いらしく、そこならそれほど敷居も高くなく、そこらへんのショットバーと変わらない値段で、ちょっと雰囲気を楽しめるみたいで、松八重さんにもありました。

さて、お茶屋と置屋というのがありますが、置屋(おきや)とは舞妓さんや芸者さんがすんでいるところです。お茶屋さんは場所を提供するだけで、芸者さんや舞妓さんは置屋さんからやってきます。

京都では、この置屋さんのことを、「おやかたさん」と呼ぶのだそうです。置屋のお母さんはいわば師匠のような存在ですから、”親方さん”なのかとも思いましたが、そうではなく”お屋形さん”という意味みたいです。

ところで、お茶屋建築というのは、京町屋と数寄屋が合体したような感じでした。

一階は小さな部屋(構造的には離れていないが”離れ”という)をふくめ数寄屋造で、2階の広間は書院づくりで、広間の横の廊下が1間(2メートル)ほどの幅があり、ここが襖をはずすと舞台になります。

古い建物がそのまま使われているので、素材はすべてホンマモンです。今作ろうと思ったらスゴイお金がかかるでしょうが、傷みもひどく、管理が大変なようです。建築的にはいろいろ勉強になるものがありました。

薪ストーブ焚き始め。ピザができた!

いっぺんに寒くなりました。

昨日は滋賀県の方に行く予定でしたが、あまりの寒さのため取りやめにして、午後は家で過ごしました。ちょっと休息です。

今シーズン初めてストーブに火を入れました。ちょっと乾きの悪いケヤキの極太薪を燃やしてみましたが、なんとか燃えてくれました。ケヤキの薪はクヌギやナラに比べてゆっくりと燃えてくれるので、炉内の温度はそれほど上がらず、1本の極太薪で2時間くらいもちます。

ストーブの横で、ソファーに寝っ転がっていると家にいながら癒されます。

ゆっくりしついでに、この前京阪エンジニアリングさんで買ってきたピザ用の台を試してみることにしました。

実は、我が家にはホームベーカリーなるハイテクマシンがありますので、これを使えばピザ生地は自動でやってくれます。妻がこれを使って生地をつくり、ご覧通りピザの出来上がり。

これをストーブに投入

画像がぶれてしまいました。そして、出来上がり

どうです。うまそうでしょう。

メッチャうまかったです。

ちょっとスモーキーな香りがしますが、それがまたいいですね。

スモークチップを使えば香りづけもできそうです。

これからいろいろ楽しめそうです。


うっそーというようなホントの話

昨日は驚きました。

先だって知り合いの業者さんから頼まれて、ある部分の修理して欲しいというので見に行きました。わずかな工事だけなのですが、お客様が見積をしてほしいとおっしゃるので職人さんの人件費を半日・材料代・残材処分費に若干の諸経費を加えて提出しました。

すると、相見積もりをとっているので値段が合えばお願いしますとのこと。

知り合いの業者さんは、これまでに修理の依頼を受けて見に行き、その後建築的なことが分からないとのことで私と同行で行き、また見積もりを持って行き、少なくとも3回は足を運んでいます。しかも打合せはいつも夜遅くか休日です。

何か仕事ありませんか?と尋ねに行ったわけではなく、修理してくださいと向うから頼んでこられたわけですから、どうなのかな・・・。

具合が悪くなってお医者さんに往診に来てもらったら、診察料と出張費を払いますよね。

手術ともなればセカンドオピニオンという制度もありますが、この場合は両方に当然診察料を払います。

見るだけ見てもらって、この薬を出せば○円ですといわれて、じゃあもう一軒見てもらって、安ければお願いしますっていうような感じで、私はものすごく違和感を感じました。

業者さんや私たちは、それなりの資格を持ち、経験を積んだ専門家なんだから、ある意味お医者さんと一緒じゃないでしょうか。

何かと悪者扱いされる建設業界ですね。業界の地位向上を願います。

薪ストーブでやきいも

昨日は京都市内で打合せの後、薪ストーブの京阪エンジニアリングさんにお邪魔しました。

今設計中のお宅に設置する薪ストーブの打合せも兼ねて伺ったのですが、店内はお客様が2組おられたので、邪魔をしないように待っていました。すると、ちょうど良いタイミングでサツマイモが焼きあがったのでと持ってきてくださいました。

これがその写真。写真では伝わりませんが、アツアツホクホクでした。

薪ストーブには、調理にも使えるクッキングストーブと、そうでないものがあります。

いままでは、クッキングストーブ以外のものでは、トップでお湯を暖めたりするくらいにしか使っていなかったのですが、最近になって、燃焼室をオーブン代わりに利用する方法が確立してきました。

実は、今年の夏に京阪エンジニアリングさんが行われた、薪ストーブ講習会でも、いわゆるクッキングストーブではない、ヨツールF500やネスターマーティンS43を使って、ピザを焼いてふるまっておられました。これを見て、うちでもやりたいと思っていたのですが、サツマイモをいただきながらそれを思い出し、ピザ焼き用のツールを買って帰りました。

今シーズンは、尖山ショールームでもピザをふるまうことができると思います。乞うご期待!