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健康

ウィズコロナ時代の家づくり

こんにちは。スタッフ西岡です。

私ごとですが、先日コロナ陽性になりしばらく自宅で療養をしていました。

夫と二人暮らしで医療機関の先生にもおそらく家庭内感染するだろうと言われていたのですが、

隔離生活が成功して家庭内感染を防ぐことができました。

そこで、コロナ感染を体験して、この間取りや設備が役に立った!という点をご紹介。

 

①いざというとき寝室を分けられるように別の個室を作っておいた。

②トイレを1階と2階の2か所つくっておいたので使い分けができた。

③寝室のベランダにシンクを設けていたので歯磨きも別々で行えた。

 

予備の個室があったのが大きいのですが、個室までは無理でも、寝る場所を隔離できるような畳コーナーなどがあるだけでも安心ですね。

2人暮らしでトイレを2か所つくるのは贅沢でもあったのですが、各階にあるとやっぱり便利です。

飛沫を気にせず歯磨きができるベランダのシンクも大活躍でした。こちらもメインの洗面所と別にサブの手洗いスペースがあると安心です。

さらに、そよかぜの家の特徴である換気システムも大きな安心感をもたらしてくれました。

もちろん窓を大きく開けての換気もしましたが、

寝室にも外からの給気口と汚れた空気を外に出す排気口が設置されていて、しっかりと計画換気されていたことが心強かったです。

 

玄関入ってすぐの手洗いスペースはもはや定番になりつつあるように、新たに住まいを建てる際に、今後はウイルス感染を予防できる間取りの導入も考える必要がある時代になりましたね。

 

今年は花粉が多いそうです

毎年この季節は花粉が多く、不快な思いをしておられる方も多いかと思います。何を隠そう私も花粉症でなのですが、不思議なことに雨が降っている今日みたいな日に調子が悪くなります。雨だから飛散は少ないはずなのに不思議です。

さて、そんな花粉でお悩みの方に、そよかぜの家の花粉対策をご紹介しましょう。

そもそも、高気密高断熱で、きっちりと計画換気をしていれば、屋内に入ってくる花粉の量も少ないのですが、もっと少なくしたいという場合には、給気フィルターを取り換えます。

これが標準でついているフィルターです。40mm厚とかなり厚みもあり、花粉はほぼ(メーカーによると89%)除去してくれます。消音効果もあります。

PM2.5もとりたいという方はこんなものがあります。

黒いフィルターの間に目の細かいフィルターをサンドイッチしています。帯電加工がされていて、静電気で微粒子も捕まえるので、PM2.5も97%除去できるそうです。

 

一方、フィルターを分厚くしたりきめの細かいものにすると、それだけ空気抵抗が増え、給気がしにくくなります。また、目が細かいほど目詰まりするので、交換周期は短くなります。

花粉は気にならないけど、換気は十分にしておきたいという場合は、逆に空気抵抗の少ないフィルターも選択できます。

見た目は標準とあまり変わりませんが、若干目が粗く、通気性を重視したタイプで、花粉除去率は82%と少し落ちます。

 

標準のフィルターであれば、水洗いもできるので、1~2年くらい使えますが、下のPM2.5対応のフィルターは、帯電が取れるので洗うこともできず、2~3カ月での交換が必要です。

ご家族の症状によって、使いわけるのがよいでしょう。

 

ところで、花粉が一番たくさん入ってくるのは、玄関からだと言われています。それも、飛んではいってくるのではなく、衣服について入ってくるのだそうです。衣服をはたいて花粉を落としてから家に入るのが、効果的だそうです。

 

省エネはそんなに大切か!?

先日、「住宅省エネルギー技術研修」というものを受けました。補助金を受けるための必須条件になっていたのと、世間の断熱技術の認識がどこまで進んだのかも気になっていたので、行ってきました。

思い起こせば、1998年ごろ、京都議定書の締結をきっかけに、住宅の高断熱化が叫ばれ、住宅金融公庫の割り増し融資というおまけをつけて推進されていたことを思い出します。

当時の断熱材のスタンダードは、50mmのグラスウールでした。グラスウールはその名のとおりガラス繊維を綿状に加工したものですが、断熱材の中で結露することがわかっており、結露した水分を乾かすために外壁側に通気層を設けることが施工のポイントでした。当時私は現場監督として、通気層の重要性を職人さんたちに説明し、きっちりと施工してもらうよう指導していました。ところが、お役所主催の講習会では100mmの壁に100mmの断熱材を充填することで断熱性をあげるのだというではありませんか。納得できない私は、講習の内容は聞き入れず、独自に高気密高断熱に関する勉強をはじめたのでした。そして、2000年に硬質ウレタンフォームを用いた外張り断熱工法による「健康住宅そよかぜの家」の第1号が出来上がりました。その後も、現場での施工経験を積みながら、新しい素材を取り入れ、何段階も進化した形で現在に至っています。

今回の研修の内容について、気密シートの重要性については認識しているように感じましたが、相変わらず夏型の結露についてはノーマークですし、20年前とあまり変わらないといっても過言ではありません。

もっと安全な方法があるのになぜそうしないのか不思議です。大人の事情というやつなのでしょうか・・・

一方で、たった一日の講習を受けるだけで、断熱施工のプロであるような認証を与えてしまうのはどうかと思います。長期優良住宅とか認定低炭素住宅・ネットゼロエネルギー住宅などという評価を付けられると、みんな一緒のように思われてしまいますが、断熱性能についても耐震性能についても、いろんな考え方があり、その中身は本当に千差万別です。

再びシックハウスが大発生しないことを祈るばかりです。

省エネも大切ですが、もっと大切なものを忘れていませんか?

換気システムいろいろ

健康で快適な暮らしのためにとても重要なのが、換気システムです。

「でも、よくわからないし、自然素材を使っていたら大丈夫でしょ」

なんて言っているあなた!コラム必見です。

エコハウスのウソ

エコハウスのウソというタイトルの本を読みました。

日経アーキテクチュアに連載されていた内容を再編して出版されたようですが、一般の方にもわかりやすく書かれています。

この手のタイトルの本は、読んでがっかりすることが多いのですが、久々に「おーた!」という感じ。

ちなみに、そよかぜの家は、エコハウスではなく、健康で快適に暮らすための”健康住宅”なので、この本より少し踏み込んでいますよ。おっと、名ばかりの健康住宅もあるのでご注意ください。

気密測定

気密測定を実施しました。

そよかぜの家では全棟に気密測定を実施します。気密性能が住み心地の良い家を作るうえで、とても重要だからです。

いくら断熱性能を高くしても、気密性が悪いと暖房効率はうんと落ちてしまいます。そればかりか、計画換気が絵に描いた餅になってしまったり、結露を招いたりと、深刻な影響を与えてしまいます。

「どうして?」か知りたい方は、そよかぜの家のショールームへお尋ねください。

見学は完全予約制です。年明15日以降の予約を受け付けています。



バリアフリーリフォームをお考えの方に耳寄り情報

昨年来地元の業者さんと連携して進めてきた「京都いきいきタウン推進協議会」がいよいよ発足いたしました。

といっても、ここでご紹介するのは初めてですが、国土交通省の”高齢者等居住安定化推進事業”の中の”ケア連携型バリアフリー回収体制整備部門”で事業認定を受けて、バリアフリーリフォーム事業をすることができるようになりました。

何のことかわからないと思いますので、言い換えます。

最近高齢者の方が入院すると、治療がすんでもリハビリが長期間続いて、長い間入院するということが多かったと思います。ところが最近では、リハビリの段階になると、すぐに退院を迫られます。病院はあくまで治療するところで、高齢者のケアをするところは老人福祉施設であるという考えによるものみたいですが、そういった施設に関しても、ベッド数が不足していたり費用が高くついたりで、なかなか入所するのが難しいという現実があります。

そこで、高齢者や障害者の方が、自宅で療養生活を送れるように支援する事業が出来たのです。

具体的には、対象となる高齢者や障害者の方が住まれる家を、介護・支援しやすいようにリフォームする費用について、国が助成をするというものです。

リフォームの内容は、手摺を付けたり段差を解消したりという小規模なものから、お風呂やトイレ・キッチンなどの改修や廊下の幅を広げたり階段を改修したりという大規模なものも対象になります。となると金額も相当かかるのですが、注目すべきは助成金額の大きさで、最大で工事費の2分の1、1戸あたり200万円です。今まで市町村が行ってきた生涯1人当たり20万円の補助金とはケタが違います。

この事業を利用するには、認定を受けた事業体が事業を行う必要があり、京都南部(京都市以南)では「京都いきいきタウン推進協議会」ということになります。当社もこの協議会に、設計・工事の部門で参加しています。

詳しい説明が聞きたいという方はご一報ください。

事務局はこちら 0774-55-2778 ㈱久保建築内





icas設置完了

icasアダプターから、室内に配線をつなぎ、メーターを取付ました。

これで、工事は完了です。

メーターは

-1.618Vを指しています。

これは、メーター下部に取り付けている当初電位差を発生させるための乾電池の電圧です。

電池の消耗すると電圧が小さくなりますので、電圧が1V以下になると、電池を取替ます。

通常は、1カ月くらいで交換し、それを数回行えば、もともとの地磁気が改善され、電池交換の頻度が少なくなり、最終的には交換しなくてよくなります。もともと地勢の良いところでは、電池を1度も交換しなくてよいこともあります。

目に見えない磁場の働きですが、このようにメーターをつけるとよくわかります。

ところで、今回はヘルスコートを塗った上から、しっくいをこて塗りしました。

仕上げの左官職人のこてさばき一つで、同じ材料でも下のように全く違うテクスチュアになりました。

左がこてを引きずってランダムに荒らしたもの、右は、こてむらを抑えておとなしい仕上げにしたもの。

職人技ってすごいんです。

ヘルスコート塗り

久々にICASの工事をしています。

お子さんの成長に合わせて、広い子供部屋を2つに分ける工事をするついでに、アレルギーをお持ちのご家族のために、ICASを導入することになりました。

リフォームの場合、既存のクロスをはがしてヘルスコートを塗ることもありますが、なかなかうまくめくれずに苦労することが多いので、今回はクロスの上から施工する方法をとりました。

クロスの上から、特別に用意したシーラーを塗り、よく乾燥してからヘルスコートを塗ります。

あいかわらず、強烈なにおいです。ペンキ屋さんは厳重にマスクをして施工しています。家の方にはしばらく屋外へ避難していただきました。

ICASアダプターを接続する場合、ヘルスコートは3回塗りますので、明日日曜日を挟んで、月・火であと2回塗ります。

ご辛抱ください。



自然素材の調湿効果

今年の梅雨はずいぶんと長引いています。ジメジメがいつまでも続いています。

こんな時でも、自然素材をふんだんに用いた家なら、調湿効果が高いから、サラサラです・・・というのは本当なのか??

いつも言うことですが、梅雨時の水蒸気量というのは尋常ではありません。

たとえば、屋外の気温が28℃湿度が80%だったとします。35坪くらいの家として、容積が少なく見積もって250㎥、これが換気によって2時間に一回は空気が入れ替わりますから、室内を気温27℃湿度60%に保とうとすると、1時間当たり800ccほどの水をとり続けなければなりません。

単純に計算すると、1日19リットル。こんな日が3日も続けば60リットルもの水をとりださなければ、快適な温度と湿度は維持できないのです。さらにいえば、梅雨時には湿度100%なんて日もあります。

自然素材は、確かに一時的にそのくらいの水を蓄える能力はありますが、満杯になったらそれ以上は吸いこめませんし、逆に吐き出すこともあります。

ビニールクロスやWPCフローリングで包まれた部屋に比べると、確かにだいぶ違いますが、自然素材は万能ではありません。

エコロジー住宅だと言って、エアコンを使わずに自然換気で快適にしようという試みもありますが、よほど地理的条件が整わない限り、現実的ではありません。むしろ、いかにうまくエアコンを使いこなすかが重要だと思います。

ちなみに、そよかぜの家の尖山ショールーム(容積740㎥、屋根裏含む)では、この時期24時間エアコン(除湿)をつけていますが、1カ月の電気代は2万円程度です。上記の250㎥の容積なら、およそ3分の1で済むはずです。

これがハイグレードの(最近レベルの低いものも多いのであえてこう言います)高気密高断熱の実力です。

定期点検

昨日城陽市のお客様のところに定期点検を兼ねてお伺いしました。

11月に引っ越しされて、本来であれば1カ月点検を年末にするところなのですが、年末年始はお客様のお仕事もお忙しい時期なので、少し遅れての点検となりました。

点検内容は、建具の開閉・スイッチなどの電気系統・給排水の配管などにはじまり、結露・断熱・遮音などについても、ヒアリングや私自身の体感でチェックします。24時間換気の働き具合も確認します。

今回は2カ月半経っていますので、日常のお手入れや点検の方法、暖房や加湿の具合といった生活レベルのアドバイスをさせていただくと同時に、実際に住んでみての感想やご意見もお伺いしてきました。

私自身気になっていた点は、遮熱シートの断熱性能です。ウレタンを使用する場合に比べ、熱容量が小さいので、夏の夜の快適さは高まるものの、冬には不安を残しています。特にこちらのお宅は、延べ面積が200㎡を超える比較的大きなお宅でもあることから、ガスのエコジョーズを使用した温水暖房を取り入れましたが、そのきき具合を確認してきました。

室温は15℃前後とやや低めの設定ながら、湿度は60%近くに保たれ、快適な状態でした。普段過ごすことの多いダイニングキッチンは床暖房があり、リビングの座るところのすぐ横に温水ラジエーターがあるので、低めの温度設定でも輻射熱で温かく感じることができているのでしょう。そういう意味では、ものすごくかしこく使っていただいているのではないかと思います。

暖房能力にはまだまだ余力がありましたので、適切な暖房計画を組み合わせれば遮熱シートでも遜色はないという感じです。

点検の結果、玄関ドアのリモコンスイッチの不良と、ガス機器の不具合がありました。

リモコンキーは電池の液漏れなので交換対応。

ガス機器については、警告システムの調整を行うことにしました。

あと、塗壁の割れについても確認しました。木材との取合い部分に、木の動きにより隙間が生じたのと、入り隅部分でヘアクラックが発生している個所がありましたが、問題のない範囲でした。事前に自然素材の欠点としてご説明していましたので、構造的に問題がないことを私の目で確認したことで、ご安心いただきました。

お客様のご感想をお聞きしたところ、「あったかい」とのことでした。引越のバタバタの中でも、湿度計と加湿器をお渡しして、十分な加湿をお願いしていたこともあって、子ども達も、周りが学級閉鎖になっているにもかかわらず、風邪もひかず元気に過ごしていただいているようです。

こちらのお宅は、寝室と子供部屋にICASシステムを導入していますので、その効果もあるのかもしれません。

それにしても、ご家族が健康に過ごしていただいているとお伺いして、何より安心しました。

ありがとうございました。

薪ストーブが大活躍!!でも湿度は大丈夫?

急に寒くなりました。

今朝の宇治市の最低気温はマイナス2℃でした!!

こんな時こそ薪ストーブが大活躍です。

またちょうどいい具合に、現場の残材(杉・松など)が少しあったので、これを燃料として活用してみました。

針葉樹は油分を多く含んでいるので、高温で燃やさないとクレオソートが煙突などに付着してしまいます。かといってあまり高温にするとストーブ本体を傷めてしまうので注意が必要です。

私がつかっている薪ストーブは、ヨツールのF500です。このストーブは針葉樹も燃やすことができます。

針葉樹は細いものばかりということもあって、あっという間に燃えてしまうので、1時間ほどで燃料を補給してやらなくてはなりません。結構面倒ですが、一日分が燃料代タダの上に倉庫の整理もできたので、そのくらいの手間は仕方ないかと納得です。

こんな調子で燃やし続けていると、室内は暑いくらいになってしまい、夜にはストーブを消さなくてはならないほどでした。

そこで、寝るときにはいつもの温水ラジエータのスイッチを入れておきました。

おかげで、マイナス2℃の屋外にもかかわらず、朝の室内は20℃でした。

ところが、湿度がえらいことになってました。

寝る前に、2台の加湿器の水を満杯にしておいたのですが、ちょっと朝寝坊して7時に起きたときにはすでにからっぽ。

湿度は何と35%でした。

さっそく加湿器に水を入れ、10時現在ようやく40%ほどに回復しました。

ちなみに、現在外は気温4℃、湿度50%ほどです。このときの水蒸気量は、3.2g/m3です。

この外気が換気によって室内に入ったとき、20℃に温められますから、そのままだと湿度18.5%になります。(計算方法は今日は省略します)

湿度を40%に保つためには、5.4g/m3の水蒸気を供給しなければなりません。

換気量は、法定換気量の1時間当たり0.5回、我が家の容積を600m3(200㎡×3m)とすると、一時間に入れ替わる空気の量は300m3です。

ということは、1時間当たり、5.4×300=1620gの水蒸気が必要ということになります。

すなわち、24時間当たり、38.4リットルもの水がいるということなのです!!!②リットルのペットボトルが19本ですよ!!!ましてや、下がってしまった湿度を上げるためには、さらに多くの水がいるということになります。

我が家の加湿器は、8リットルと4リットルの2台です。これがフル回転すれば、どうにか供給できる量です。「うちの壁は調湿性能があるから乾燥しませんよ」なんていう業者さんがいますが、冬の間毎日こんな日が続いたら、魔法でも使わない限り無理なんですよ。

湿度を上げると暖かいんだぁ~

私の事務所が厳寒であることは先日書きましたが、おかげでのどの痛みがなかなか治りません。

何とかしないとと思い、昨日は加湿器を持ちこみました。

暖房もエアコンに加えて、デロンギヒーターを持ちこみました。

1時間ほどで、エアコンはアイドリングに入りました。(デロンギの力は結構すごい)その後エアコンを切った状態で、デロンギと加湿器の運転を続けました。すると、昼過ぎには、気温19℃湿度55%という快適な環境になりました。

相変わらず、足もとは寒いものの、湿度を上げることで、体感的には格段に温かく感じます。

ちなみに、加湿していない状態だと、20℃まで温度を上げると、湿度は30%を切ってしまいます。

夏の暑さを説明するときに、「水蒸気は熱をためているようなものだから、除湿すれば体感温度は下がりますよ」という説明をよくするのですが、冬のこの時期に、水蒸気の持つ熱を思いっきり体感しました。

外張り断熱の力を温度で比較

このところ寒い日が続いています。そんな時に限って事務所でのとりまとめ作業があって、ほぼ一日中事務所で過ごすことになってしまいました。普通事務所だと暖かくていいのかとお思いでしょうが、私の事務所は実家の一部屋を改造して作ったものなので、いわば田舎の大きな一軒家の一角です。

田舎の大きな家というと、とにかく寒いのです。ここで暮らしている私の母は、普段過ごしているLDKに大きな石油ストーブを置いて、朝一番にスイッチを入れます。それに何よりコタツがありますから、寒い中でも暖を取って過ごすことができます。

ところが、事務所にはもちろんコタツもありませんし、20年ほど前に取り付けたエアコンがあるだけです。あまりの寒さに、足もとにパネルヒーターを置いて、そこに足をのせて仕事をしています。もちろんジャンパーを脱ぐことはできません。

一方、私が住んでいる自宅はというと、5年前にそよかぜの家仕様で建築しています。だいたい20℃くらいをめどに暖房をしているのですが、21℃の事務所とは比較にならない暖かさです。暖房器具は、温水式のラジエーターが2台、ダイニングとキッチン部のみ床暖房が入っています。エアコンは冬場は使ったことがありません。輻射暖房ですから音もなく快適です。


この快適さの違いを数字で検証してみました。

まずは事務所、昨日の午後2時ごろ、エアコンの設定温度は21℃、運転が停止している状態です。このとき、エアコンのリモコンの高さに温度計を置くと、確かに21℃になっているのですが、床に置くとなんと15℃しかありません。立ち上がった時の頭の高さ(1.8m付近)は25℃もありました。運転を始めて6時間以上たつのに、足もとと頭とでは10℃も温度差があったのです。

一方自宅で今朝はかってみると、床に置いた温度計は19.5℃吹抜けの天井近くにおくとさすがに21℃、私自身が一番寒いと感じる暖房を何もしていない寝室の床付近でさえ、なんと19.5℃。家中の温度差がわずかに1.5℃しかありません。

上が一番高かった吹抜けの天井近く、下が寝室の床です。


数字を見ればその性能の違いは明らかです。

玄関は脳を安定させる

知って得する!ブリーズ・カンパニーの「建築医学」___karte1

”玄関は脳を安定させる”

正月早々ショッキングなタイトルですが、ブリーズ・カンパニーの2009年カレンダー「建築医学」の1月のコラムタイトルです。

以下転載

玄関は人の顔や脳にあたります。玄関が汚れていたり散らかった家で暮らしていると、脳が委縮する傾向があります。逆に、整理整頓・清潔を徹底し、広々とした印象にすることで、ストレスが緩和され安定した精神状態を保てます。狭い玄関には鏡を置くなどの工夫で、玄関に入った瞬間に「ホッ」とくつろげるような空間にしましょう。

こんな建築医学カレンダーが予備にとっておいたものが少しだけ残っています。

ご希望の方はメールにてお申し込みください。

高断熱住宅に住み替えると医療費が減る!?

「安全な住環境に関する研究会」によると、08年、断熱性能の高い住宅に住み替えた101世帯343人を対象に、住み替え後の健康状態をヒアリングした結果、手足の冷えが解消する、せき、のどの痛み、喘息が改善するなど、体調の向上や病気発症の抑制が確認されたとのこと。

ただ、アレルギー性鼻炎などが住み替えを機に増加した症例もあり、もろ手をあげてということではなさそうです。やはりそこは「本物の健康住宅」でないといけません。

近畿地方の家の中の気温は日本中で一番寒いということを聞いたことがありますが、寒さをがまんすることで体調を崩すよりも、快適な空間で健康に暮らす方が、医療費が抑えられてお得ということです。

従来光熱費が安くなる分でイニシャルコストは取り返せますよというお話をしていましたが、医療費の分を計算すると、お得ということになりそうです。なにより、快適な毎日はお金で評価できませんけどね。

鴨鍋

冬は鍋がいいですね。我が家では最近小5の次男が鍋にはまっていて、「毎日でもええで」と言っています。妻も準備が楽だそうで、よく鍋をします。と言っても、全員そろわないとできませんから、昨日は久しぶりの鍋となりました。

鍋にもいろいろありますが、冬季限定(そもそも鍋は冬か?)食材で脂ののった鴨がうまいんです。京鴨というブランド鴨もあるようですが、我が家では毎年、私の友人の鶏肉屋さんで、安くておいしい鴨肉を分けてもらいます。昨日は今シーズン初の鴨鍋でした。

我が家のレシピは、厚めに切った鴨肉のほか、具材は長ネギ・水菜・シイタケ・豆腐だけ。昆布だしをしっかりとって、薄口醤油と塩で味を整え、あとは炊くだけ。鴨肉はしっかり火を通しても固くなりません。水菜はハリハリ鍋の要領で茎の部分だけを使う方が良いのですが、きのうはご近所でいただいたものがあったので葉っぱごと入れました。

今回は、脂身の多いところや堅そうなところをフードプロセッサーにかけて、鴨団子も作ってみたところ(もちろん妻がですが)、なかなかおいしかったです。

写真で鴨肉1kg。昨日はおばあちゃんも呼んで、5人で完食です。安くておいしい我が家の定番料理でした。

ぐっすり眠れます・・・

60e198e7.jpg18日にご引っ越しをされたお客様のお宅を訪ねました。
階段手すりの取り付けと、リモコンキーの設定、ついでに額吊なんかもさせてもらいました。

奥様に「住み心地はどうですか?」と尋ねたると、引越の片づけでお忙しくやっと落ち着いてきたところということでしたが、「ぐっすり眠れる」そうです。

そうそう、健康住宅の秘密兵器(?)をいろいろ取り入れたお宅なのですが、中でも寝室と子供部屋にはICASシステムを導入しています。マイナスイオンで満たされた寝室は、リラックスすることができ、ぐっすりと眠れるのです。
引っ越してすぐにそれを感じていただけたということは、うれしいことです。
引越の当日は忙しくて苛立った様子だったご家族も、この日は穏やかな表情でした。これも、”そよかぜの家”の癒し効果なのでしょうか??

ともかく、私たちは”居心地”の良い家づくりを目指し、そのための機能・デザインを組み合わせていきます。実際に暮らしてみて、お客様のライフスタイルが変わっていく様子を見るのも楽しみです。

(写真は、ヘルスコートを塗った寝室、その後織物クロスで仕上げました)

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換気扇の掃除

144e66f9.jpg換気扇の掃除をしました。と言っても、台所の換気扇ではありません。
24時間換気の換気扇です。

そよかぜの家で採用している換気扇は、第3種換気というシステムで、排気を機械で行い、給気は吸い出した分が自然に入ってくるという方式です。
現在使っている換気扇は、本体は1台で70坪くらいの家まで対応できる上、掃除も簡単で、月に一回くらいフィルターを掃除機で吸うだけでOKです。

私の自宅を含め、2006年以前に竣工したそよかぜの家は、現在とは違うメーカーのものを使っています。換気の方式は同じなのですが、能力が今のものより少し小さいので、50坪を超える家は2台使っていますし、掃除は天井の点検口を開けて本体を取り出して行わなければいけません。
このタイプの換気扇は、掃除が面倒な分、頻度は少なくてもよく、メーカーは年に1回程度の掃除を推奨しています。けれども実際のところ、築5年の私の自宅でも今回の掃除が3回目です。前回は2006年の正月休みでしたので・・・2年半も前です。ちょっと放ったらかし過ぎかと思いつつ・・・

私の自宅は2台の換気扇を回しています。大まかに1階と2階の2系統に分けています。1階には薪ストーブや仏壇がありますから、焚き付けの時の煙や線香の煙によって、汚れやすくなります。実際に掃除をしてみると、2階の換気扇から取れる埃は半分くらいです。
ごらんの写真が、1階の換気扇の2年半分の埃です。意外に少ないもので、この程度だと、換気能力に影響が出るほどのものではありません。ちょっと安心しました。

換気扇の汚れ方は、使用状況によって異なります。我が家の1階と2階で違うように、それぞれの家の環境や住まい方によって違ってくるのです。たとえばタバコを吸われる方は汚れ方が格段に速くなりますし、交通量の多い道路に面したところもやはり埃はたまりやすくなります。一方静かな環境であればほとんどたまらないでしょう。

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ICAS(アイキャス)アダプター設置

96e2c61c.jpg先日内部のヘルスコート塗りの状況をご報告しましたが、昨日、イオンコントロールアダプター(写真)を設置しました。
見てのとおり、結構大きいもので、かなり重いので据付は二人がかりです。

今回は設置場所が広かったので、重機を使って掘削できました。
締め固めをしながら埋め戻し、据付完了( ̄ー ̄)

後はケーブルを接続して出来上がり。

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高齢者の事故の6割は住宅で起きている!!

ショッキングなニュースです(((( ;゚д゚)))
国民生活センターが全国20か所の病院の協力得て実施した調査によると、65歳以上の高齢者が事故にあった場所は、63%が住宅だったそうです。

さらにけがの原因となった場所は、階段が最も多く、続いて床・ベッド・浴室となっており、きっかけは転倒・転落がほとんどでした。スリッパ履きもつまづきの一因のようです。

これから寒くなりますが、厚着したり分厚いスリッパをはいていると、特に危険ですので注意しましょう。

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ICAS(アイキャス)の家

27f9acba.jpgICAS(アイキャス)システムを導入した現場での施工状況。
写真に撮るのが難しいんです。真っ黒なので・・・

ヘルスコートという高性能の木炭塗料を塗布したところです。
この塗料は、数ある木炭塗料の中でも優れたもので、吸放湿性は言うに及ばず、ホルムアルデヒドやアンモニアは分解までしてくれます。しかも、乾いた後は無臭でぬれてもにじみません。さらに(ここがポイントなのですが)、塗膜が通電特性を持っています。つまり、墨を塗った壁や天井に電流を流すことができるのです。
この特性を利用して、地球の持つ磁場エネルギーから生じる微弱な電流を流すことで、室内をマイナスイオンの多い環境にすることができるのです。これがアイキャスシステムの概要です。(詳しくはホームページをご覧ください。)

そんな素晴らしい塗料ですが、欠点もあります。それは、施工中ものすごく臭いんです(/TДT)/。強烈なアルコール臭がします。おかげで乾燥が早く、一日で3回塗りが可能になるのですが、この匂いの中、手早く作業をこなすことは、とても素人ではできませんので、プロの手を借りなければなりません。

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暖房スタート

このところの冷え込みは結構きついですね。
今朝はとうとう床暖房を入れました。いちばん弱ですが。

気温は室内の気温は20度近くおあるのですから、これが真冬だったら「今日はぬうくいなぁ~」となるのでしょうが、ついこの間(おととい)まで半そでを着ていた体には「さぶ~」ということになってしまうのです。
ともあれ、体を冷やすということは健康にとって一番良くないことです。あまり辛抱しない方がよいでしょう。

床暖房の特徴は、部屋全体の温度が上がらなくても、床面全体から輻射熱を放出しますから、体全体が温まることと、足の裏が暖かいと心地よいということです。
これからの季節、ありがたみがわかります。

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