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リフォーム業者にご用心

先日のニュースで、水漏れ修理で法外な請求をする業者が逮捕されたと、大きく報道されました。

ネット検索で上位に出てきてるとか、口コミが良かったとかで依頼して、被害にあわれた方が多かったようです。

 

このところ家一軒丸ごとというくらいの大掛かりなリフォームのご相談が多くあります。

大手不動産会社やハウスメーカー系列の会社が営業攻勢をかけているのかもしれませんが、お客様から相談を受けるとき、すでにその提案を持っておられる場合もあります。

その提案がちょっと???なことが非常に多いです。

四方に下屋をめぐらしたような和風の家を建てたことがないのでしょうね、組み方がわかっていないから、大事な壁をどんどん撤去して、外してもよい柱を大事そうに残して、いかにも構造に配慮しているような・・・

リフォームって簡単に考えがちですが、新築よりもずっと難しく、幅広い知識が必要です。

大手だから安心と思ってはいけません。昨日採用された人が図面を書いて、工事が終わるころには辞めているかもしれません。

やっぱりそこは、信頼できる専門家に相談しましょう。

 

一方で、建築士って専門家なのに扱いが悪すぎると思います。

体調が悪くなってお医者さんに診てもらったら、診察料を払いますが、家の具合を見てもらっても無料なのが常識になっています。

言ってみれば往診して治療方法の提案をしているのに、診察料を請求できないのです。

先のニュースでは、きちんと相見積もりをとって発注しましょうというしめくくりでしたが、見積するには相当の労力が必要なのですから・・・

相見積もりをとるのが正しいのではなく、信頼できるかかりつけ医のような存在が必要なのだと私は言いたい。

 

気密測定

右京区の現場で気密測定に立ち会いました。

普段は樹脂サッシを採用することが多いのですが、お客様が山間で風が強いと心配しておられたので、耐風性能を重視した窓を採用しました。

断熱性能はデータで確認できますが、気密性能は現地での確認が必要です。

測定結果は

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と、なかなか優秀な数字で、気密性能も高いことが確認できました。

 

今がチャンス?!

宇治で人気のカフェ、中村藤吉本店。

コロナ対応のため客席を拡大し、ソーシャルディスタンスを確保されました。

いつもは大行列で、なかなか入店できないのですが、さすがに緊急事態宣言の元ではほとんど混雑はありません。今なら並ばずには入れるので、チャンスかもしれません。

内装はもともと工場であった建物の雰囲気を再現するため、あえて荒壁を残したり、小屋裏の煤けた部分を見せたりと、なかなか味わいのあるものになっています。

奥の窓の向こうには茶畑をイメージしたこて絵がつくられました。

左官屋さんがこてを使って何回も塗り重ね、立体的な絵になりました。これだけでも一見の価値はあります。

京都市内で地盤柱状改良

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京都市内で地盤柱状改良を行いました。

古くから建物が建っている地域で、周りの塀や建物にも損傷はなく、安定した地盤のように見えましたが、意外にも軟弱な層があり、改良が必要と判断しました。

地下水位が高く砂質土であることから、液状化の対策も必要で、その意味でも今回の改良は意味があります。

 

行政が公開しているハザードマップで、地震・洪水の他液状化に対しても情報を開示していますが、そこにはちゃんと液状化の危険性がある地域に入っていました。

まあ、気にしてると住むところなくなりますけど。

薪ストーブで焼きリンゴ

薪ストーブはあったまるだけではありません。

先日、焼きリンゴに初挑戦!

小型のダッチオーブンに、下準備をしたリンゴを入れて、スタンバイ。

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薪が熾火(おきび)になるのを見計らって、炉内に投入。

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炉の中で20分、炉から出して余熱で20分、美味しそうに出来上がりました!

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とっても簡単でした。

ショールームへお越しの際、運が良ければご試食いただけるかもしれません^_^

 

台風お見舞い

台風21号が猛威を振るっていきました。各所に大小多くの被害が出ております。

被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。

修理のご依頼を多数いただいておりますが、対応する職人さんたちは、さらに多くの依頼が殺到しており、対応が遅れることも予想されます。

大変申し訳ありませんが、しばらくの間ご辛抱ください。

京都で震度5強

今朝、大きな地震がありました。

当時私は事務所におりましたが、かなり揺れました。阪神淡路や東北の時に比べると、短時間でしたが、揺れの大きさは相当なものでした。

幸い、大きな損傷の報告はありませんでしたが、気になるなという方、点検させていただきますのでお申し付けください。

 

自宅では、妻がガスが出ないと言っておりましたが、これはガスメーターが地震で止まったためです。簡単な復旧作業で元に戻ります。大阪ガスのページに復旧方法が載っていますのでご参考までに。

http://home.osakagas.co.jp/support/use/point/po_02.html

※アクセスが多いのか、少しつながりにくいかもしれません。

階段手摺に網を張りました

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階段手摺をスチールでつくる場合、開放感を優先してスカスカにすることが多いです。

お子様が小さいと、転落の恐れもあるので、大きくなるまで安全のため網を張ることもあります。

写真のネットは、サイズオーダーしているので、張り上がりがピッタリです。

 

ふく射冷暖房パネル

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以前にご紹介した輻射冷暖房パネルが稼働しました。

写真の右手にある格子状のものがそうです。今回は高めの天井高に合わせて、パネルも特注サイズで2400あります。

エアコンなど他の暖房は使用していませんが、2月上旬の外気が氷点下の日でも、十分暖かく過ごすことができました。

この格子状のパネルが循環水によって40℃位に温められ放熱します。これによって、床面がまるで床暖房が入っているかのように暖かくなります。

人が感じる温度(体感温度)は、室温と壁・床などの表面温度の平均値になると言われています。輻射暖房の場合、床・壁・天井が輻射熱によって直接温められるので、室温よりもむしろ高くなります。このため、室温が低めでも寒さを感じにくくなります。

 

ふく射冷暖房システムは、ほかにもいいところがあります。

① 音がしない・・・ファンがないので音は全くしません。ホコリを拡散することもありません。

② フィルターがない・・・すなわち掃除の必要もありません。

③ 省エネ・・・お湯をつくるのはエコキュートです。もっともエネルギー効率が良いと言われるヒートポンプシステムにより、電気代も抑えます。

④ 長持ち・・・室外機は、水を温めること・冷やすこと以外の機能は持たない、シンプルな機械なので、故障も少ないと言われています。

⑤ 意外にローコスト?・・・50坪くらいの家まで1台の室外機でまかないます。将来の取替も1台だけですから、ライフサイクルコストは抑えられます。

⑥ 配管が露出しない・・・せっかく出来上がった建物にエアコンの配管が出てしまうのは残念ですよね。耐久性の高い配管材を用いるので、隠ぺい配管しても安心です。

 

では欠点は・・・

① イニシャルコストが高い・・・各部屋にエアコンをつけるよりは高いです。

② 大きい・・・ごらんのとおり。設置場所を設計時から考えておく必要があります。

③ 立ち上がりが遅い・・・スイッチを入れたらすぐに温まるというものではなく、24時間冷暖房を前提にしたシステムです。

④ 高い断熱性能が必須

 

さて、夏の冷房運転がどれほど効くのか楽しみです。

 

今年は花粉が多いそうです

毎年この季節は花粉が多く、不快な思いをしておられる方も多いかと思います。何を隠そう私も花粉症でなのですが、不思議なことに雨が降っている今日みたいな日に調子が悪くなります。雨だから飛散は少ないはずなのに不思議です。

さて、そんな花粉でお悩みの方に、そよかぜの家の花粉対策をご紹介しましょう。

そもそも、高気密高断熱で、きっちりと計画換気をしていれば、屋内に入ってくる花粉の量も少ないのですが、もっと少なくしたいという場合には、給気フィルターを取り換えます。

これが標準でついているフィルターです。40mm厚とかなり厚みもあり、花粉はほぼ(メーカーによると89%)除去してくれます。消音効果もあります。

PM2.5もとりたいという方はこんなものがあります。

黒いフィルターの間に目の細かいフィルターをサンドイッチしています。帯電加工がされていて、静電気で微粒子も捕まえるので、PM2.5も97%除去できるそうです。

 

一方、フィルターを分厚くしたりきめの細かいものにすると、それだけ空気抵抗が増え、給気がしにくくなります。また、目が細かいほど目詰まりするので、交換周期は短くなります。

花粉は気にならないけど、換気は十分にしておきたいという場合は、逆に空気抵抗の少ないフィルターも選択できます。

見た目は標準とあまり変わりませんが、若干目が粗く、通気性を重視したタイプで、花粉除去率は82%と少し落ちます。

 

標準のフィルターであれば、水洗いもできるので、1~2年くらい使えますが、下のPM2.5対応のフィルターは、帯電が取れるので洗うこともできず、2~3カ月での交換が必要です。

ご家族の症状によって、使いわけるのがよいでしょう。

 

ところで、花粉が一番たくさん入ってくるのは、玄関からだと言われています。それも、飛んではいってくるのではなく、衣服について入ってくるのだそうです。衣服をはたいて花粉を落としてから家に入るのが、効果的だそうです。

 

省エネはそんなに大切か!?

先日、「住宅省エネルギー技術研修」というものを受けました。補助金を受けるための必須条件になっていたのと、世間の断熱技術の認識がどこまで進んだのかも気になっていたので、行ってきました。

思い起こせば、1998年ごろ、京都議定書の締結をきっかけに、住宅の高断熱化が叫ばれ、住宅金融公庫の割り増し融資というおまけをつけて推進されていたことを思い出します。

当時の断熱材のスタンダードは、50mmのグラスウールでした。グラスウールはその名のとおりガラス繊維を綿状に加工したものですが、断熱材の中で結露することがわかっており、結露した水分を乾かすために外壁側に通気層を設けることが施工のポイントでした。当時私は現場監督として、通気層の重要性を職人さんたちに説明し、きっちりと施工してもらうよう指導していました。ところが、お役所主催の講習会では100mmの壁に100mmの断熱材を充填することで断熱性をあげるのだというではありませんか。納得できない私は、講習の内容は聞き入れず、独自に高気密高断熱に関する勉強をはじめたのでした。そして、2000年に硬質ウレタンフォームを用いた外張り断熱工法による「健康住宅そよかぜの家」の第1号が出来上がりました。その後も、現場での施工経験を積みながら、新しい素材を取り入れ、何段階も進化した形で現在に至っています。

今回の研修の内容について、気密シートの重要性については認識しているように感じましたが、相変わらず夏型の結露についてはノーマークですし、20年前とあまり変わらないといっても過言ではありません。

もっと安全な方法があるのになぜそうしないのか不思議です。大人の事情というやつなのでしょうか・・・

一方で、たった一日の講習を受けるだけで、断熱施工のプロであるような認証を与えてしまうのはどうかと思います。長期優良住宅とか認定低炭素住宅・ネットゼロエネルギー住宅などという評価を付けられると、みんな一緒のように思われてしまいますが、断熱性能についても耐震性能についても、いろんな考え方があり、その中身は本当に千差万別です。

再びシックハウスが大発生しないことを祈るばかりです。

省エネも大切ですが、もっと大切なものを忘れていませんか?

輻射冷房

 

 

 

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輻射(ふくしゃ)冷房という言葉、きかれたことはありますか?写真の白いルーバー状のものがそれです。

 

熱の伝わり方には3種類あります。伝導・対流と輻射(ふくしゃ、放射ともいう)です。

洞窟の中でたき火をしているとします。火に鉄瓶をかけると直接火に触れている鉄の部分が熱くなり、やがて鉄瓶の取手も含め全体が熱くなります。これが伝導。

鉄瓶の中の水は、直接鉄に触れている部分が伝導によって温まりますが、温まった水は比重が軽くなって上の方に上がり、冷たい水が下に下がります。そこでまた温められて上に上がり、冷たい部分が下がってきてという繰り返しをするうちに、水がお湯になっていきます。これが対流です。

鉄瓶の水と同じように、洞窟の中の空気も、火に触れた部分が温まり対流を繰り返すことで、だんだん暖かくなります。

火に手をかざすと暖かさを感じます。これが輻射熱です。輻射熱は、空気を暖めるのではなく、直接手や顔を暖めます。

対流によって洞窟全体が温まるにはかなりの時間を要しますが、輻射によって体を直接温めれば、気温が低くても暖かく感じます。

 

一般的な暖房であるエアコンは対流で温めます。エアコンはヒートポンプで空気を暖め、暖かくなった空気を吹き出します。温めらてた空気は対流を繰り返しながら、やがて部屋全体を暖めることができます。エアコンの特長はヒートポンプという大変効率の良いシステムで熱を作り出すので、同じ熱量を得るのに必要なエネルギーの消費が少ないとされています。

輻射暖房は、床暖房やパネルラジエータ―・薪ストーブなどが代表的です。床面が温かいと触れている足は伝導で暖まりますが、それだけではなく、床面から放出される熱が、直接体を温めます。先程のたき火と同じ理屈です。輻射暖房の特長は、直接体を温めるので、室温が低くても暖かく感じられることです。

高気密高断熱住宅においては、輻射暖房を使うことで、とても快適な室内環境をつくることができますので、そよかぜの家でも積極的に採用してきました。けれども冷房に関しては、輻射冷房システムは存在したものの、とても高額で住宅に導入できるようなものではなく、エアコンを上手に使う工夫をして、快適な空間を維持してきました。輻射冷房を導入することができたら、さらに快適になるはず・・・

 

夏のイベントなどで、会場の中に大きな氷の塊を置いていることがありますが、氷に近づくとひんやりしますよね。これは氷からの冷輻射です。

ご覧のパイプラジエーターに冷水を通すことで、氷の塊のように家全体を冷やすことができます。これが輻射冷房です。

冷たい水が流れると、ごらんのように結露が起こります。パイプがびっしょりと濡れてしまいますが、この水滴を集めて外に排出するようなシステムになっており、お部屋の中の湿度をグーンと下げることができます。

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湿度を下げれば体感温度は下がるので、27℃前後で涼しく過ごせます。

おまけに、エアコンのようにフィルター掃除をする必要がありませんし、音もしません。さらにさらに、ヒートポンプを使うので、ランニングコストはエアコン並、高額だったイニシャルコストも導入可能なレベルになっています。

もうあなたの家にも入れたくなったでしょう(笑)