2014年
マンションで漏水事故
以前お風呂のリフォームをさせていただいたマンションで、トイレと洗面の床が変色してきたので張り替えてほしいとの依頼がありました。
見に行ったところ、クッションフロアがまだらに変色していました。前にお風呂を入れ替えたときに、給湯配管からの水漏れがあったので、もしやと思いましたが、夏ごろから変色し始めたとのことなので、それだけ長期にわたって漏れているなら下階に影響があるだろうから、掃除で使った薬品がきつかったなどが原因かと判断し、CFを張り替える段取りをしました。
数日後、張替の職人さんと一緒に伺って、めくってみたところ、下地の合板が湿っています。そればかりか、カビが生えて黒くなっているではないですか!!
まさか!!お風呂から漏水!?あるいは配管か!?
えらいことになったと、設備屋さんを呼び出し点検をしたところ、どうやら追炊き配管からの漏水が疑われます。
日を改めて、床をめくり、配管修理をすることにしました。
床をめくって配管を取り出し、配管をカバーしている樹脂管を外してみてびっくり。
写真右上のところで、給湯管が折れているではないですか!!
切り取ってアルミテープをはがしてまたびっくり。ご覧のとおりです。これでよくお湯が流れていたな。
ともあれ、当社が施工したか所で漏れたのではなかったので、ホッとしました。
それにしても、おそらく新築時に損傷したものと思われますが、ひどい話です。
前回の漏水は、同じ追炊き配管のもう少し先の浴槽近くのピンホールでしたが、ピンホールができたのも、ここが原因だったのかもしれません。
お客様にはお気の毒なことですが、ありえないような事故です。
このマンションは大手ゼネコンの施工だそうですが、ピット部に3cm位水がたまっていたにもかかわらず、下階に漏水がなかったという点では、素晴らしい施工です。そんなスーパーゼネコンでさえ、こんなありえないようなミスを犯すのですね。
追炊き配管用の銅管はすべて抜き取り、新たに樹脂管を挿入して工事完了。
これでもう心配なし、であって欲しい・・・・。
7年ぶりの全面リニューアル
健康住宅そよかぜの家のホームページのデザインを一新しました。
以前のカジュアルなものから、ちょっと大人のイメージにしてみました。
内容的には、今までのコンテンツをほぼ引き継いでいますが、いろいろ新しい工夫をしています。
そよかぜの家のコンセプトをあらためて再認識し、表現してみました。
施工事例を見やすく配置し、一言解説が加わりました。
コラム記事を新設しました。ブログと併せて書き足していきますのでお楽しみに。
2015年版カレンダー
そろそろカレンダーの制作を依頼しないと間に合わなくなってしまいます。
独立したのが2007年の年末だったので、2008年版作成できず、翌2009年版から、オリジナルカレンダーを作り続けています。
毎回、家づくりにかかわるテーマを決めて、各月1つのコラムを書いているのですが、さて来年は・・・
だいたい決めてはいるのですが、1つのテーマで12個のコラムをそろえるのは結構大変でして、ここで発表してしまうと変更できなくなるので、もう少し秘密にしておくことにします。
出来上がり次第、皆様にご紹介しますので、お楽しみに。
それからもう一つ重大な(?)告知です。
”健康住宅そよかぜの家”は、2000年に発表し、同時にsoyokazenoie.comのドメインも取得して、今日に至っております。15年の間に様々なお客様と出会い、毎日の仕事を通じて”健康住宅そよかぜの家”も日々進化を遂げております。
今ご覧いただいているホームページは、建築士事務所として独立したときにリニューアルしたものなのですが、さらに進化した現在の”健康住宅そよかぜの家”のイメージにふさわしいデザインへと変更することにしました。
新しいホームページは年内にスタートします。スマホからも快適にご覧いただける専用サイトもできますので、ご期待ください。
平等院完成
宇治の平等院鳳凰堂。
先月末に2年間の大修理を終えました。
今回の修理では、屋根の葺き替え、外部の色塗りがメインだったようです。
朱色は、創建当時の色にこだわったらしく、京都市の平安神宮のような鮮やかな色ではなく、奈良の朱雀門のような少しくすんだ色合いです。
いまでも池に面していますが、当時は、広島の厳島神社のように池の中に柱が建っていたのだそうです。また、宇治川の堤防もなかったので、都から船に乗って直接鳳凰堂まで入れたのだとか。
今回は地元の建築士会の勉強会で行ったので、宇治市野歴史まちづくり推進課の杉本氏が解説してくださり、当時の人が考えた極楽浄土についても、説明を聞くことができました。大変勉強になりました。
現在一般公開していますが、鳳凰堂の内部拝観は入場料に加えて別途料金が必要ですが、ガイドの方の解説もあり、目の前に壁画などが見れるので、お値打ちです。土日はたいそう混み合っているようですので、平日に行くのがお勧めです。
古くなった食器洗い乾燥機は注意が必要です
10年以上使っている食器洗い乾燥機が原因で火災が起こっているそうです。
20年から25年の6年間で53件も火災が発生しているというから、無視できない数です。
<日経新聞の記事>
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75903770Q4A820C1000000/
記事にもある通り、2009年4月以降は、特定保守製品に指定されているので、購入時にメーカーに登録しており、適正なアフターサービスを受けることができますが、それ以前に付けている方は、自分で点検しないといけません。
冷蔵庫や電子レンジなど、多くの電化製品を10年くらいで買い換えることを考えれば、食洗機の取替も頭に入れておかないといけません。
木材利用ポイント申請の期限が延期
木材利用ポイントの発行申請の期限が延期になりました。
平成27年5月31日
が延長された期限です。
(ただし、発行額が予算に達した時点で終了)
木材利用ポイントは、建物が完成してからの申請なので、当初の期限(1月末)だと、いま既に工事をしているお客様でないと無理でしたが、これから建てようという方も間に合います。
木材利用ポイントを利用すると、木造住宅を新築する際に、最高60万円分のポイントがもらえます。
https://mokuzai-points.jp/index.html
使用する材料に制約がありますが、杉・桧などの国産材も対象になるので、そよかぜの家の推奨する仕様で建てれば、満額近く活用することができます。
こちらのお宅は構造材で30万、内装で22万ポイントをゲット!
獲得したポイントは、造作家具工事などの費用に充てました。
お盆休みを利用して・・・
お盆の間現場がお休みになるので、その間を利用して、新しいツールを導入しました。
いまさらかもしれませんが、タブレットを導入。
見慣れない、いかつい姿をしていますが、中身はipadmini。
iphoneとおそろいの防護カバーをつけました。
防塵防水はもちろん、1.2mからの落下にも耐えるという強靭なカバーで、現場に持ち歩くためには心強いシロモノ。
さて、何に使うのかというと・・・
このところモバイルからの通信環境もよくなったので、思い切って電子データの大半をクラウドに置くことにしました。
パソコン等で編集した内容はすぐさまクラウドデータと同期されるので、打合せに伺った先や現場でも、携帯端末を使えばいつでもどこでも、事務所にいるのと同様に必要な資料にアクセスすることができます。
設備の図面のなどは枚数が多く、打合せによって何度も更新されるので、ついつい最新図面は持ってないわなんてことになりがちだったのですが、これで一気に解決!たくさんの図面を持ち歩く必要もなくなりました。
お客様との打ち合わせの際にも、こんなイメージですよと写真で確認できます。
車での移動がほとんどの私にとっては、充電もさほど心配ないので、ものすごく便利になりました。
施工事例を更新しました
施工事例を更新しました!!
年度末に竣工した現場をご紹介しています。
見どころは・・・
宇治市の重要文化的景観保存事業として工事をさせていただいた、中村藤吉本店様の写真も載せています。
(完成時のものなので、什器備品ができておらず殺風景ですが)
ウッドデッキ完成
桧のウッドデッキが完成。
京都周辺でとれる桧は赤味が多く節も美しいのが特徴。もともと桧はムシに強い木なので、風通しの良い状態であれば、保護塗装などをしなくてもそこそこ長持ちします。昔のお家の濡れ縁などがそのよい例です。
今回は、新築時に施工された桧のデッキが10年程で傷んでしまったとのことで、修理の依頼を受けました。桧なのに10年程で傷んでしまったのです。
写真左手に花壇スペースがあり、新築当初は植栽がしてあったそうですが、この植鉢部分がデッキとほぼ同じ高さまで盛られ、水やりのたびにぬれて湿気ていたことと、通気がほとんどとれていなかったことが原因と考えられます。
新設するにあたり、花壇はすでに土が減らしてあったので、土留めブロックを一部取壊し、換気口としました。さらに、花壇ブロックの上に土台を敷いてあったものを、少し内側に離して、左手全面から通気できるようにしました。また、デッキの隙間も以前は8mm程だったのを15mmくらいにしました。
これで大丈夫かと。
見た目も木肌の美しさがあるので、塗装せずに経年変化を楽しんでもらいます。
耐震改修
昭和56年以前に建てられた建物を耐震診断すると、びっくりするような数字が出ます。
こちらのお宅も、「0.20」という評価です。
評価点が1.0以上あれば、「一応倒壊しない」、1.5以上で「倒壊しない」という風に表現されます。0.7~1.0は「倒壊する可能性がある」という表現になります。
耐震診断のプログラムは年々改良を重ね、効率的な耐震補強計画を策定することができるようになってきました。施工範囲をできるだけ小さくしながら、最大限の効果が発揮できるように、コンピューターでシミュレーションを繰り返して改修プランを作成します。
今回は、意匠上瓦を採用したいとのご意向もあり、評価点を1.0まで引き上げることにこだわらず、バランスよく補強をして、0.7を確保しました。
京都府下であれば、昭和56年以前の建物が耐震補強を行う際に、最高90万円の補助金をもらうことができます。昭和56年というと、築32年です。本格的な耐震改修には相当なお金がかかることから、建替える方が得との考えもあり、なかなか活用が進んでいません。そこで、暫定的に評価点1.0に達しなくても0.7以上であれば補助を受けられるようになっています。
今まで住んできた家のイメージを残しながら、家族構成の変化に応じてリフォームしたいというご相談から始まったプロジェクトでしたので、補助金はタナボタな感じです。
重要文化的景観保存事業が完成
昨年来宇治市で進めてきた工事が完成を迎えました。
宇治茶の老舗、「中村藤吉本店」様の店舗を、明治のころの佇まいに復元させていただきました。
外観は、瓦屋根としっくい塗りの壁、屋根の上には煙抜き用の「越屋根」を復元しています。
斜めに張り出している黒い部分は、「拝見窓」と呼ばれるもので、屋根がガラスになっていて、安定した光を内部に取り入れます。この中で、お茶の色味や形を審査していたそうで、宇治茶のシンボルとして、説明文が添えられています。
内部は以前の数倍の広さになりました。お茶売場だけでなく、様々な展示も行われ、観光客の方たちの撮影スポットになりそうです。
奥のカフェはいつも行列ができているので、入店待ちの間に見学されるのにはちょうど良いかもしれません。
この事業については、27日に宇治市の広報が記者発表を行ったので、新聞各紙が取り上げています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20140327-OYT8T00909.htm
LED電球ってどうなの?
LEDが電球にとって代わる可能様な雰囲気がありますが、はたしてどうなのでしょうか。
我が家ではクリプトン電球などの電球を使った照明器具をたくさん使っていたので、結構頻繁に電球が切れます。
2年ほど前から、切れたところをLEDに入替え、昨年秋ごろにはすべてLED電球に入れ替わりました。
これで電球交換は当分しなくてもよいなと思っていたのですが、そうもいきません・・・・
LED電球って、かなりの確率で壊れるようです。
うちの家では先日2個目がつかなくなりました。
20個くらいあるうちの2個が1年程で壊れたことになりますので、なんと1割ですよ。
演色性や明るさもイマイチなので、こんなことなら電球の方がよいと思い、クリプトン電球を10個買ってきました。
60W相当の明るさのLED電球1個分の値段で、60Wのミニクリプトン球が10個買えます。
さてどっちが得なのか・・・
ちなみに消費電力についても疑問ですね。
20個の電球をLEDに変えたにもかかわらず、目に見えて電気代が安くなるようなことはありませんでした。
照明にかかる電気代ってそれほど多くないんですね。
新兵器を手に入れました
リコーのシータというカメラを手に入れました。
360度見渡すことができる写真が一瞬でとれます。
専用のアプリが必要ですが、リンクのページでも見ることができます。
この写真は今日現場で写したものです。
現調にも使えそうですし、竣工写真にもよさそうです。
仕事にも遊びにも活躍しそうです。