ブログ

健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

外張り断熱の施工

こんにちは。スタッフ西岡です。

先月上棟した弊社新事務所の工事が着々と進んでいます。

新事務所でもそよかぜの家の住宅で施工している工法と同じ、外張り断熱工法を採用しています。

 

お客様にこの断熱効果を体感してもらいたいのはもちろん、

事務所で働くスタッフも快適な温度の中で仕事ができる

そよかぜの家と同じような心地よさを感じられるオフィス環境づくりを目指しています。

外張り断熱とは、言葉のとおり建物の外側に断熱材をはり付ける工法です。

使用する断熱材は高性能な硬質ウレタンフォーム。

強度と断熱性、防炎性、防水性、耐熱性、耐候性がある断熱材です。

壁に使用するのは厚み40mmの断熱材。

屋根には更に厚い100mmのものを使用しています。

両面がアルミ箔面材なので、熱を反射する効果がある他、

硬質ウレタンフォームはグラスウールなどの断熱材に比べて湿気を通さない素材なので、

内部結露のリスクが低くなります。

結露によるカビの心配がなく、健康で安心して暮らせる家づくりに大きく貢献してくれます。

写真のように、建物の柱や梁などの構造材の外側に断熱材をはり付けています。

柱や梁などが内側になることで、外の過酷な環境からも構造材が守られるので劣化するリスクも少なくなります。

構造用合板で耐震をとるのではなく、筋交いによる耐震構造を設計しやすいのもメリットです。

建物の外側から見ると断熱材で建物が覆われているのがわかります。

ひとつの大きなクーラーボックスをつくっているみたいなイメージです。

断熱材のすき間は気密テープをはり気密性を高めていきます。

断熱材の外側にはさらに通気層を設け湿気が抜けるよう通気設計をしています。

その後一番外側に、そとん壁、ガルバリウム鋼板、サイディングや板張り等様々な外壁材で仕上げます。

そよかぜの家ではこの方法で断熱等級6の高気密高断熱の住宅をつくっています。

断熱等級6という数字以上に、結露対策や耐震構造の設計もきちんと考慮された工法であるということを皆さんに知ってもらえたら嬉しいです。