高層ビル工事現場のゴンドラ落下・・・
つい先日、高層ビルの建設現場で、工事用エレベーターが落下する事故がありました。ありえないような事故に驚いています。
このところ、足場が倒れたり、生コンクリートが路上に降ってきたり、初歩的なミスによる事故が多いような気がします。
いわゆる現場監督の技量が落ちているのか、それとも予算の関係でそもそも配置している人員が少ないのか、いずれにしても、個別の現場・企業の問題ではなく、業界全体が後退しているような感じを受けます。
建設業者は現状の3分の1でよく、業者が多すぎるので淘汰するんだというような考えのもと、厳しい競争原理が導入されて10年あまりたちました。
みんな結構粘り強いので、なかなか淘汰されていないようですが、その分、従業員や協力業者・材料メーカーにしわ寄せがいっているのかもしれません。その結果、世界最先端の技術と安全性を誇っていた日本の建設業界は、フラフラになっているのです。
政治のことはよくわかりませんが、そもそも公共投資で建設関係が優先されてきた理由は、建設工事に関連して、資材メーカーや地域の雇用確保などの波及効果が大きいこと、インフラとして公共の財産がのこること、インフラの整備によってさらにその後の経済効果が期待できること・・・などなど、他の公共投資に比べて経済浮揚効果が高い点にあります。また、このところおおきな災害が多発していますが、災害時の復旧に大きな力を発揮するのが、地域の建設業者であり、これを健全に育成することは地域の財産でもあるということにもなるのです。
不透明な金銭のやり取りや、談合・丸投げなどの問題は解決しなければいけませんが、建設業者=悪・公共事業=悪という論調は、いい加減にやめてもらいたいものです。
建設に従事する仕事が、子供たちのあこがれの職種に復帰することを願います。
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