薪ストーブが大活躍!!でも湿度は大丈夫?
急に寒くなりました。
今朝の宇治市の最低気温はマイナス2℃でした!!
こんな時こそ薪ストーブが大活躍です。
またちょうどいい具合に、現場の残材(杉・松など)が少しあったので、これを燃料として活用してみました。
針葉樹は油分を多く含んでいるので、高温で燃やさないとクレオソートが煙突などに付着してしまいます。かといってあまり高温にするとストーブ本体を傷めてしまうので注意が必要です。
私がつかっている薪ストーブは、ヨツールのF500です。このストーブは針葉樹も燃やすことができます。
針葉樹は細いものばかりということもあって、あっという間に燃えてしまうので、1時間ほどで燃料を補給してやらなくてはなりません。結構面倒ですが、一日分が燃料代タダの上に倉庫の整理もできたので、そのくらいの手間は仕方ないかと納得です。
こんな調子で燃やし続けていると、室内は暑いくらいになってしまい、夜にはストーブを消さなくてはならないほどでした。
そこで、寝るときにはいつもの温水ラジエータのスイッチを入れておきました。
おかげで、マイナス2℃の屋外にもかかわらず、朝の室内は20℃でした。
ところが、湿度がえらいことになってました。
寝る前に、2台の加湿器の水を満杯にしておいたのですが、ちょっと朝寝坊して7時に起きたときにはすでにからっぽ。
湿度は何と35%でした。
さっそく加湿器に水を入れ、10時現在ようやく40%ほどに回復しました。
ちなみに、現在外は気温4℃、湿度50%ほどです。このときの水蒸気量は、3.2g/m3です。
この外気が換気によって室内に入ったとき、20℃に温められますから、そのままだと湿度18.5%になります。(計算方法は今日は省略します)
湿度を40%に保つためには、5.4g/m3の水蒸気を供給しなければなりません。
換気量は、法定換気量の1時間当たり0.5回、我が家の容積を600m3(200㎡×3m)とすると、一時間に入れ替わる空気の量は300m3です。
ということは、1時間当たり、5.4×300=1620gの水蒸気が必要ということになります。
すなわち、24時間当たり、38.4リットルもの水がいるということなのです!!!②リットルのペットボトルが19本ですよ!!!ましてや、下がってしまった湿度を上げるためには、さらに多くの水がいるということになります。
我が家の加湿器は、8リットルと4リットルの2台です。これがフル回転すれば、どうにか供給できる量です。「うちの壁は調湿性能があるから乾燥しませんよ」なんていう業者さんがいますが、冬の間毎日こんな日が続いたら、魔法でも使わない限り無理なんですよ。