雨漏り修理
築15年あまりのお宅で雨漏りがありました。
当時デザインを有名な設計事務所が行った物件でしたが、軒の出がほとんどなく、厳しい納まりでした。こういう場合いつもそうなのですが、デザインをした設計事務所は何の責任も取ってくれませんので、お客様が「何とかして」と泣きついてこられます。経年劣化が見られ、外壁の補修が必要なのですが、お金もかかるので、とりあえず応急処置をすることにしました。
今回使ったのは、浸透性の防水材で、塗るだけで撥水してくれるというものです。シリコンを含有しており、かなり高い撥水性を有するのですが、反面その上から塗装することができなくなります。
ここでは、とりあえず早急に止めたいことと、次回の外壁修理の時には下地補正もするということで、この材料を採用しました。
漏水個所は、吹抜けになったパティオ(中庭)の2階の壁。最上部の高さは地上から9mにもなります。ここに足場をするとなると結構大変なことになりますので、なが~いノズルの噴霧器で、撥水剤を吹き付けてやろうと考えたわけです。
吹抜けの窓に足場板をかけて、その上に立って目いっぱい手を伸ばせば何とか届きました。とてもお見せできない危険な行動です。私は高いところが大丈夫な方なので、怖くはなかったのですが、意外なところに落とし穴がありました。
帽子もかぶらずに噴霧器で上向けに散布したものですから、当然ながら頭から撥水剤を浴びてしまっていたのです。
お風呂で頭を洗ったとき、超撥水ですからお湯をはじいてしまいます。シャンプーもなじまず、何度も洗いなおしました。
今日洗濯している服もどうなっているのやら・・・
まあ、私はともかく、雨漏りが止まってくれればいいのですが、風の強い日の雨がきたら結果がでるでしょう。