太陽光発電の新たな買い取り制度が11月に開始。太陽光発電サーチャージって??
太陽光発電で発電した電気の余った分を電力会社買取る価格を、従来の倍にするという制度がいよいよスタートします。
現在の買い取り価格が平均1KWhあたり24円なのに対し、11月以降に契約をすると、向こう十年間48円で買い取ってくれます。エコウイル・エネファームなどの自家発電を併用する場合は、39円となります。すでに太陽光発電を導入している方も対象となります。
そして、電力会社の負担が増えた分を、すべての消費者が分担することになります。その名も「太陽光発電サーチャージ」。1世帯当たり100円未満になる見通しですが、これは来年4月からはじまるそうです。
今回驚いたのは、太陽光発電の導入を早めるため、2011年度は42円に下げるとのことです。2011年の3月までに契約すれば48円で10年間買い取ってくれますが、先延ばしすると、メリットは小さくなるということです。
消費者心理をあおるような制度ですが、ちょっと注意が必要です。というのは、すでに今年、太陽光発電の普及は加速しており、太陽光発電パネルの生産は倍増しています。これがさらに加速すれば、当然量産によるコストダウンがはかれるはずです。そうすると、太陽光発電設備のイニシャルコストがぐーんお安くなってくる見込みがあるのです。たとえば、電気の買い取り総額が年間1万円安くなるとしても、イニシャルコストが十万円安くなればチャラですし、もっと安くなる可能性もあります。
制度の主旨は、なるべく早く導入することによってCO2削減効果を高めたいので、早期に導入する人がコスト高になるというデメリットを緩和することのようです。地球環境のためにというならば、一日も早い導入を検討しましょう。