ブログ

健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

太陽光発電があれば停電しても大丈夫???

太陽光発電システムは、余剰電力の買い取り価格の増額や補助金エコポイントなどの施策によって、急激に普及してきました。

当社でもいくつか施工させていただいておりますが、停電したときにはどうなるのか、意外と知らない事実があります。

太陽光発電システムがあれば、昼間は停電しても大丈夫だと思っている方も多いはず。でも、実際はそうはいかないのです。

太陽光で発電した電力は直流電流で電圧も不安定です。通常は、交流に変換し、電力会社から供給される電気と”連携”させて使用しています。停電してしまうと、連携できなくなり、太陽光発電システムがついていても、一般の家と同じく電気機器は動きません。

しかし、モニターを捜査してこの連携を解除し、太陽光発電の自立運転を行うことで、停電用電源を使うことができます。

これは非常用電源で、最大出力1500Wのコンセントが一つだけです。

1500Wというと、大きなドライヤーを使ったらおしまいです。テレビやラジオを聞いたり、携帯電話を充電したり、冷蔵庫をつないだり、いろいろ使い過ぎるとオーバーしてしまうので注意が必要です。エアコンを運転することはまず無理です。もちろん、曇っていると出力は落ちてしまいます。

ちなみに、燃料電池エネファームは、ガスや灯油を利用して発電するシステムですが、停電時には運転できません。こちらは、非常用電源もありませんので、全く役に立ちません。

これらの機器は、節電を目的として作られているので、自立して発電することは想定外なのです。