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健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

シラスそとん壁を高圧洗浄してみた

当社でよく採用している、シラスそとん壁。

火山灰石ラスを骨材に用いたモルタルで、シラスのアルカリによってセメントの劣化を遅らせることができるので、耐久性が高い。また、色も天然の顔料を練り混ぜているので、経年による褪色がほとんどないという。

メーカー曰く、25年間メンテナンス不要。では25年たったらどうするの?と尋ねてみたら、高圧洗浄してくださいとのお答え。


この材料、9年前に自宅を新築した際に、初めて使用しました。

外壁は全面シラスそとん壁にしましたが、9年たった今も、新築時の姿そのままで、大満足です。

樹脂系の塗装は、風によって静電気が起こり、汚れが付着しやすくなりますが、シラスはそれがありません。外壁に取り付けられた照明器具や樋などはひどく汚れているにもかかわらず、壁は目立った汚れがありません。

けれども、塀など、天端まで塗回しで使ったところは上から降ってくるホコリが雨で流れて目詰まりし、結構汚れていました。

私の感覚では、自然の石が汚れていくように見えて、あまり違和感を感じていなかったのですが、普段掃除をしている妻が、とても気になるというので、洗ってみることにしました。

といっても、ホームセンターに売っているような生易しい洗浄機でちまちまやるほどマメではないので、塗装屋さんが持っている高圧洗浄機で洗ってもらうことにしました。塗装屋さんは、普段、塗装の塗替えをするときに、高圧洗浄機で古い塗膜をはがして洗浄します。それほどの高圧ですから、誤って指先にあたったら指がちょん切れるほどなのだそうです。

シラス壁を洗うとき、それほどの高圧で洗ってもよいのかどうかわからないのですが、まあものは試しということで、やってもらいました。

こういう汚れ落としで難しいのは、中途半端にやると、汚れがムラになって余計に見苦しくなってしまう可能性があることです。

そうしないためには、徹底的に洗うしかありません。つまり、高圧でとことんやってもらったわけです。

その結果、ご覧のとおり。


すっかり新品のようにきれいになりました。

でもやっぱりやりすぎたのか、ところどころポロリポロリと欠け落ちたところもあります。

やっぱりあまり洗うのは良くないかなというのが感想です。

もう一回洗ったら塗直が必要かもしれません。