重要文化的景観保存事業が完成
昨年来宇治市で進めてきた工事が完成を迎えました。
宇治茶の老舗、「中村藤吉本店」様の店舗を、明治のころの佇まいに復元させていただきました。
外観は、瓦屋根としっくい塗りの壁、屋根の上には煙抜き用の「越屋根」を復元しています。
斜めに張り出している黒い部分は、「拝見窓」と呼ばれるもので、屋根がガラスになっていて、安定した光を内部に取り入れます。この中で、お茶の色味や形を審査していたそうで、宇治茶のシンボルとして、説明文が添えられています。
内部は以前の数倍の広さになりました。お茶売場だけでなく、様々な展示も行われ、観光客の方たちの撮影スポットになりそうです。
奥のカフェはいつも行列ができているので、入店待ちの間に見学されるのにはちょうど良いかもしれません。
この事業については、27日に宇治市の広報が記者発表を行ったので、新聞各紙が取り上げています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20140327-OYT8T00909.htm