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2011年

気密測定実施

当社では全棟気密測定を行います。計画換気を確実に行うためには、高い気密性能が不可欠だからです。

世間では、「気密性を低くすれば24時間換気がなくても大丈夫だ」なんていう人もたくさんいます。建築関係に従事する人でも、そんなふうに思っているかたはおられます。

気密性能は、住宅全体の断熱性能にも大きな影響を及ぼします。すなわち、住み心地を決めるのは気密性能だともいえます。

こちらのお宅は、断熱材ではなく、高遮熱シートを用いた工法です。実験データによると、厚さ4mmの遮熱シートで40mmのウレタンフォームと同等の断熱性能を発揮します。実際に今までいくつもの住宅を遮熱シートを用いた工法で建設していますが、ウレタンを用いた場合と比べても、断熱性能に遜色はありません。ただし、ウレタンパネルに比べて、気密工事やりにくいという欠点があります。というのも、シートのジョイントにテープを張る際、パネルのようにキッチリと張ることができないからです。それでも、手なれた大工さんは、キッチリと隙間のないように施工し、合格点に達していました。

持つべきは、よい職人です。

地勢の良いところ

地球は大きな磁石のようなものですので、磁場を持っています。一般に穴を掘ると、穴の底と地表面にわずかな電位差が生じます。この電位差を利用して、電流を流すというのがICAS(アイキャス)の仕組みです。

今回ICASアダプターを設置する穴で、電位差を測定したのがご覧の写真です。

-42.8mVの電位差があります。

こちらのお宅は山のてっぺんに近いところを造成した宅地で、いわゆる地勢の良いところです。

地勢のよくないところだと、この電位差がプラスになってしまうところもあります。

地下にさまざまなものを埋設したり土壌を汚染したり、地上には窮屈に構造物をこしらえ、さらにコンクリートやアスファルトで覆いかぶせてしまうと、地面は本来の力を失い、劣性地となってしまうのだそうです。

方位磁石がちゃんと北を指さないところは結構ありますよ。磁場が狂っているということでしょうね。

ICASシステムでは、最初に強制的に弱い電流を送ってやることで、劣性地を改善することもできるといわれています。

植え木の育ちが良くなったりします。

ベニヤの次はサッシ・エコキュート・・・・・

建築資材はもはやパニック状態です。

トステム・YKKの樹脂パーツをつくっている工場が東北にあるので、納期がでないと・・・

かと思うと、エコキュートの部品をつくている工場が、例の原発から10km以内にあり、操業のめどが立たず、これも納期が出ないと・・・

ガス給湯器も仮設住宅用に使われるので、在庫はなくなったと・・・・

単に流通の問題ではなく、製造できないとなると、穏やかではありません。

炭の塗料に電流が流れます

ヘルスコートを3回塗り、1日半たったところです。

電気抵抗値を測定すると、1KΩ以下でした。

雨水塗膜ですが、成分が炭素ですから電気が流れるということです。

明日は仕上げのしっくい塗りです。

シラスそとん壁

シラスそとん壁の施工状況です。

こちらの写真は三条大波仕上げ。

全体を掻き落としした後、三条刷毛で櫛目を入れます。さらに、乾きを待って刷毛で細かな骨材を落して出来上がり。

塗付→掻落→三条刷毛→刷毛という工程ですが、乾燥具合によって表情が変わります。

天候の影響もあるので、タイミングがとても難しい仕上げです。午前中に塗りつけは終わっていますが、夜遅くまで待って最後の工程を行いました。

また、ご覧のように、水平に櫛目を通すことも、広い壁になるとなかなか大変です。

世界記録達成おめでとうございます

流しそうめん、やりました!!

なんと終点まで完走(?)しました。それも2時間足らずで。

関係者の皆様お疲れさまでした。

大改造・・・1次工事が完了

道路の拡幅に伴い、長年たっていた自転車店の店舗を解体、奥にあった住まいをリフォームしました。

住まいの方も、一部道路にかかるので建替えも検討されましたが、しっかりとした骨組みの木造家屋で築30年しかたっていないので、びくともしていません。それになんと言っても、思い出がいっぱい詰まった家ですから、再利用できるものなら使いたいというご希望でした。

玄関の位置を移動し、狭かった水回りは少しだけ増築しました。あとは、客間として使っていた部屋を居間に使ったり、洗濯干し場をつくったりと、使い勝手を考慮して改修しました。2階にも4室ある大きな家ですが、今は一人住まい。それでも娘さんがお孫さんを連れて泊られることもあるし、将来住んでくれるかも知れないので、キッチリ直したいとのお申し出もあり、内外とも全面改修となりました。

荷物もたくさんあるのであまり写真は撮っていませんが、少しだけご紹介します。

新しくなった玄関。

以前は店の奥にあって、家の割にずいぶんと狭かったので、この機会に広くしました。

いいものを使ってほしいとの要望もあり、床材を何にするか悩みましたが、昔からよく使われていた松のフローリングを使いました。それに合わせて、框・式台も無垢材でそろえました。

最近ではなかなか手に入りにくい材料ですが、あちこち探して手配しました。ハードクリアオイルを塗り込むと、木目がたって美しくなりました。使い込むうちに、松自信が持つ油で、なんとも言えない深みのある通夜が出てくることでしょう。

ちなみに、壁は織物クロスを張っていますが、これかなり上等です。

2階はほとんどさわらなかったのですが、左手に見える窓を大きくし、物干しバルコニーをつくりました。

カーテン・壁紙・じゅうたんも、かなりいいものを選んでいただきました。

ウチはよく織物クロスを使いますが、あまり上等のものではなく、シンプルでリーズナブルなものがほとんどです。たまに高級品を使ってみると、やっぱり違うな~と感じました。

大規模な改修だったので、お客様はしばらく仮住まいをしていただいていました。本日大安吉日でお引越です。

この後、流しそうめんをしている傍らで、引越作業ということになりそうです。

ところで、このお家30年前に建てられたのですが、たまたま今回現場に入ってもらおうと声をかけた大工さん本人が、20代の時に建てた家だったのです。私はこの仕事をして23年目ですから、そのことは知りませんでしたが、”縁”があったのでしょうね。お客様もたいそう喜んでくださいました。お客様自身が長年商売をしておられたので、地元の業者さんもお知り合いが多く、当社の協力業者さんもみんな顔見知りでした。現場はいつも和やかで、楽しく仕事をさせていただきました。

こういう地域密着の仕事をしていると、一つの現場が地域を活気づけているような気さえします。大げさに言えば、現場がまちおこし事業のようなものです。当社の掲げる理想にかなった仕事だなとつくずく感じます。

1カ月点検

1月末にお引越されたお宅へ、少し遅れた1カ月点検に伺いました。

点検では建具のそりなどがありましたが、素材の特性をご説明し、簡単な調整をさせていただきました。

1カ月間の住み心地をお訪ねしたところ、「本当に”快適”の一言です」とのお答えをいただき、とてもうれしく思いました。

調子に乗って、「電気代はどれくらいですか」とお訪ねしたところ、1万6千円くらいとのこと。

35坪程のお宅を全館暖房(お部屋の温度は20℃くらいでした)して、この電気代なら納得でしょう。

オール電化の場合、暖房をどうするかが、住み心地の上でもランニングコストの上でも重要です。

こちらは、蓄熱暖房機暖吉くんを採用したので、電気代を気にすることなく、あたたかく過ごしていただいているようです。

また、暖吉くんは輻射暖房なので、エアコンなどに比べ温度分離が起こりにくいので、1階から2階まで快適な温度です。そして、新築時にプレゼントさせていただいた加湿器を、欠かさず運転していただくことで、体感温度もグッと上がったそうです。

さらに、昼間ほとんど電気を使わないことから、太陽光発電による売電が結構あるようで、この季節にして1万円くらい電気料金から差し引かれているようです。買い取り価格が高くなった恩恵でしょう。


ヘルスコート塗り

久々にICASの工事をしています。

お子さんの成長に合わせて、広い子供部屋を2つに分ける工事をするついでに、アレルギーをお持ちのご家族のために、ICASを導入することになりました。

リフォームの場合、既存のクロスをはがしてヘルスコートを塗ることもありますが、なかなかうまくめくれずに苦労することが多いので、今回はクロスの上から施工する方法をとりました。

クロスの上から、特別に用意したシーラーを塗り、よく乾燥してからヘルスコートを塗ります。

あいかわらず、強烈なにおいです。ペンキ屋さんは厳重にマスクをして施工しています。家の方にはしばらく屋外へ避難していただきました。

ICASアダプターを接続する場合、ヘルスコートは3回塗りますので、明日日曜日を挟んで、月・火であと2回塗ります。

ご辛抱ください。



流しそうめんギネスに挑戦!いよいよ明日本番へ

長い間準備を重ねてきた”流しそうめんギネスに挑戦”がいよいよ明日本番を迎えます。

地震のこともあり、開催を自粛するべきかとの声もあったのですが、ずいぶん前から膨大な労力をつぎ込んでここまで来ていますから、なんとかやり遂げようと決行されることになりました。

今日は最後の総仕上げ。でも、どこまで行っても完璧にはなりません・・・

ちなみにこの辺は世界記録を更新した後通るところです。

ベニヤがない!!

地震の影響が急激に広がっています。

先日も書いたようにベニヤなどの建材が在庫不足になっていたのですが、もはやどこにもないという状態だそうです。

神戸の地震の教訓もあり、流通や建設関係の業者が買い占めているに違いありません。

ベニヤは値段が相場で動くので、品薄になれば値が上がります。こんなときに金もうけに走るなんて・・・。


完成写真

生駒市で全面リフォームをしたお宅の写真です。

アップするのが遅くなりました。

こちらは築30年の古家を購入され、ビフォーアフターなみの大改修をさせていただきました。

もともと、しっかりとした設計監理のもと建てられた建物のようで、30年前にもかかわらずきっちり図面も残っていました。それをもとに現在の耐震基準に照らしてチェックしたところ、基準を満たしていましたので、特に耐震改修をすることなく、既存の耐力壁を温存しつつ間取りを変更するプランを提案させていただきました。

お客様はそよかぜの家の性能についても、魅力を感じていただいていましたが、リフォームで高気密・高断熱化することは、かなりコストのかかることでしたので、今回は比較的少ないコストで高い効果を上げられる、窓の断熱化だけで辛抱してもらいました。その分内装にしっかりと予算を割り当て、自然素材をふんだんに使い、薪ストーブやロートアイアンなどのアイテムも導入し、ナチュラルテイストなお宅へと生まれ変わりました。

こちらのキッチンは現場造作でつくりました。奥様の細かなご希望を反映してできた自信作です。

写真では、一部の部屋しかご紹介していませんが、新築と思うほどの変貌ぶりです。


今年は花粉がすごい??

今年は杉花粉の飛散が例年よりずいぶんと多いという情報がありますが、実際に花粉症の方は大変なようです。

かくいう私も、花粉症なのですが、私の場合は杉はほとんど反応せず、ゴールデンウィーク後くらいにぐずぐずし始め、花粉症かなと思っているうちに梅雨に入って終わってしまうというのが例年のパターンです。

私自身、”そよかぜの家”に住んでもうすぐ丸7年になりますが、年々花粉症の症状は緩和されてきています。

なぜ、そよかぜの家に暮らすと花粉症が緩和されたのか、その原因はいくつか考えられます。

1)計画換気によって、屋外の空気はフィルターを通して入ってくるので、屋内への花粉の侵入が少なくなる。

2)温度差の少ない室内環境なので、季節の変わり目の温度差などによる身体への負担が小さく、体力が温存されている。

3)シラスやしっくいなどの自然素材の持つ力で、身体の自然治癒力が高まっている。

4)さらに、ICAS(アイキャス)システムを導入しているので、マイナスイオンによって身体の自己治癒力が高まっている。

などなど・・・・

とはいえ、アレルギー症状というものは、シャキッと治るものでもありませんので、できるだけ症状を緩和しながら付き合っていかなくてはいけません。そういう意味で、住環境は大きな要素であることは間違いありません。

そんな私ですが、ここ数日私は目がかゆく、くしゃみが止まらなくなることがあり、鼻炎用の薬のお世話になっていました。

今日はなんとか薬なしでいけそうです。果たしてこれは花粉の影響なのか??

自己分析によると、私はいつもまず目がかゆくなり、目をこすると鼻水が出て、また目をこすって・・・もう止まらないというふうになります。どういうときに目がかゆくなるのかというと、必ずしも花粉の飛散は関係ないのです。日中屋外で過ごしていると、紫外線に焼けてしまうのか、目がかゆくなります。スキーをした後になる雪目みたいな感じです。つまり、花粉というよりは、紫外線に弱いようです。対策として、車には常時サングラスを置いていますが、屋外で作業をするときに、サングラスをかけてするのはちょっと横着な気がして、そのまま頑張っていしまいます。

先週末の土曜・日曜とほとんど屋外で過ごしたので、その影響で今回の症状になったものと信じ、杉花粉は大丈夫だという自己暗示をかけて、今日を乗り切ろうと思います。

私の話はさておき、冒頭でのお話しの通り、例年にも増して花粉対策は念入りに行いましょう。

大地震の影響が関西にも・・・

11日に発生した大地震とそれに伴う大津波は、目を疑うような光景でした。

日を追うごとにその被害状況が明らかになり、愕然とする毎日です。

関西への直接的な被害はないものの、物流などにはすでに影響が出てきています。

また、停電の影響もあり、操業を停止している工場も多数あるようで、すでに資材の取合いの様相を呈しています。

阪神淡路大震災の時もそうでしたが、仮設住宅建設のため、仮設ハウスやベニヤ・ボードの需要が見込まれ、すでに確保が困難になっているとか・・・

今回は被害が広範囲におよび、電力供給にも問題があることから、阪神淡路の時にも増して混乱が予想されます。

ついこの間まで、断熱材がないと騒いでいましたが、それどころではなくなりそうです。


完成写真-京都K邸

1月に引渡をしたお宅です。

着工直前にお生まれになった赤ちゃんもふくめ、親子4人が暮らす家です。

外装のコストは抑えめにして、内装は自然素材を存分に使いました。

太陽光発電設備も備えたオール電化住宅。暖房が苦手なオール電化住宅でも、気がねなく全館暖房が行えるように、蓄熱暖房機も備え付けました。

引越後、ものすごく寒い日が続いたのですが、驚くことにほとんどこの蓄熱暖房機だけで過ごせたといいます。

リビングダイニングと続きの小上がりの畳スペースは、赤ちゃんがはいはいできるように、今は掘りごたつはしまってあります。

テーブルが畳の下にしまえるような仕掛けにしています。畳下は収納スペースとしても使えるようにしています。

吹抜けを通して光が降り注ぐ、すっごく明るい家です。

ちなみに、こちらのお宅は、平成22年度木のいえ整備促進事業の補助金100万円を受けています。

そよかぜの家なら、長期優良住宅の省エネ性能をクリアします。間取りにもよりますが、今回は無垢の木材だけで耐震性能もクリアすることができました。言葉だけの”長期”ではなく、本当に長い間にわたって安心して暮らせる家づくりをするには、制度基準だけに振り回されず、キッチリとした技術に裏付けられた信念が必要だと私は考えています。



梅は8分咲き

気温は低いのですが、季節は確実に進んでいますね。

写真は私の実家の庭にある梅です。

ここから車で10分くらいのところに、青谷梅林がありますが、ちょうど梅まつりを開催中です。

のぼりがたくさん出ていますが、これだけ寒いと人出はもう一つかもしれませんね。


浴槽が割れた!?

ユニットバスの浴槽が割れました。そんなことがあるんですね。

写真ではわかりにくいですが、Y字を左に寝かせた形でヒビが見えるでしょうか?

お客様によると、お風呂に使っていたら急にバリバリッて割れてきて、あわててお湯を抜かれたのだそうです。

幸い、床下への水漏れはほとんどなかったのですが、こんなことがあるのですね。

メーカーのメンテナンスに依頼したところ、翌日に来て応急処置をしてくれましたが、浴槽を取替ないといけないとのことでした。

築13年でしたが、交渉の結果メーカー側が費用を負担してくれることになりました。

お客様が特に体が大きいとかいうことはありませんし、お風呂の中で暴れたということもありませんので、念のため。

メンテナンスの方に聞いたところ、その方は10年あまり仕事をしていて2回目だといっておられました。

大雪!?

最近の天気予報は本当によくあたります。

予報通りの大雪です。

幸い道路は問題なく通行できましたが、この後どうなるのだろうか??

流しそうめん世界記録に挑戦!!

昨年の挑戦は残念ながら失敗でしたが、あらためて、3月20日に挑戦することになりました。

これは、地元の竹林整備をしているNPOが中心となって行っている事業で、井手町商工会や建設業協会などの諸団体も協力しています。

私は井手町建設業協会の会員でもありますが、「ちょっと来て」と友人に誘われて行ってみると、写真のような光景でした。

1時間ほどでしたが、竹の節を抜く作業を手伝わせていただきました。

500本の竹を、半割にして節を抜き、さらに節の部分を削るという膨大な準備作業が続きますが、先にも書いたように、老若男女入り乱れ(?)多くの方がかかわって取り組まれています。

私もまた手伝いに行こうと思います。

薪ストーブで焼きリンゴ

薪ストーブクッキングのレシピが増えました。

小型のダッチオーブンに下処理したリンゴを入れて焼くだけ。

ちょっとかじって味見をしましたが、もうちょっと焼くことに。

なかなかの出来栄えでした。めちゃ簡単!

今年の冬はストーブが大活躍です。一番の冷え込みといった日でも、F500一台で、我が家は家中20℃を超えます。

あまりの心地よさにファインもご覧の通り。

ストーブ前のタイル床はあったかくなっているので、お腹をあっためているのでしょうか?


寒い!!

今朝の事務所の気温は3℃。屋外は氷点下ですが、事務所の中もこの通り。

一方、そよかぜの家の工法で建てている自宅は、今朝も17℃。もちろん暖房は入れていますが、家の隅々まで温度差がほとんどない空間は、まるで別世界です。

こういう寒い季節には、お年寄りが暮らす家こそ高性能な家にする必要があると感じます。

お年寄りは結構辛抱強いので、寒くても平気という方が多いのですが、事故が起こってからでは遅いです。

古民家の天井裏

この写真の建物は大正初期に建てられたものです。

小屋組は母屋や束もすべて丸太です。

珍しいのは、天井の吊り木に割竹が使われているところ。当時は割材(四角に挽いた材料)が流通していなかったでしょうから、このように用いられていたようです。

それから右の方に3本ちょっと色の白い角材が見えますが、これは吊り束です。

両脇の二本の角材が梁の丸太に留め付けられていて、この二本の間に貫を渡しています。束本体は、この貫にぶら下がった状態になっています。

丸太の梁はそれ自身が曲ることもありますし、屋根の荷重によって下がることもあります。そんな時、この貫の上のくさびを打ち込んだりゆるめたりして、鴨居の高さが調整できます。

これぞ先人の知恵。

完成内覧会

1月16日日曜日、木津川市木津町にて完成現場の内覧会を行います。

主な仕様は次の通り

◎長期優良住宅仕様(助成金が100万円出ます)

<外装>

屋根:ガルバリウム鋼板葺き

外壁:防火サイディング張

<内装>

床:杉ムクフローリング、タイル 他

壁:しっくり塗り 他

<みどころ>

建物の真ん中にあるLDKが大きな吹抜けになており、南面から暖かな光が降り注ぎます。そよかぜの家の高い断熱性気密性と計画換気により、コストを抑えた全館空調が実現します。

リビング奥には小上がりの畳スペースがあり、掘りごたつや収納家具が造り付てあります。特に掘りごたつは用途に応じてレイアウトが変えられる力作です。

4人家族が暮らす34坪の小住宅ですが、開放的な間取りなので広々です。

当日はまだ暖房の運転はできませんが、暖かさは実感できるはず。

ちなみに、今回はオール電化住宅です。暖房は、蓄熱式暖房を使います。太陽光発電システムも取り付けています。

見どころいっぱいですが、チャンスは1日だけ。ご予約の方のみ私がご案内します。

関心がある方は今すぐメールを!!

煙突工事

薪ストーブの煙突取付をしました。

今回は瓦屋根への施工になります。

煙突も四角い箱状の筒をつくったり、一段台をつけたりと、いろんなバリエーションがありますが、これが一番シンプルな形です。

瓦との取り合いは、フラッシングと呼ばれる専用の水切りを取付ます。天窓の水切りのようなものです。

薪ストーブの燃焼効率は、煙突の形状によって大きく左右されます。ですから、薪ストーブを設置するときは、内部の見た目や熱効率だけでなく、煙突の経路も考えなくてはいけません。

置けそうな場所に置くのではなく、薪ストーブのための家をデザインするといっても過言ではありません。