現場情報
ものは壊れるというものの・・・
形あるものは必ず壊れる・・・とはいえ、たてつづけに壊れると困ったものです。
今日はお客様の家で、洗濯機を入れ替えるために建具を外しに伺いました。
10年ほど前に建てたお家ですが、洗面所の入り口寸法が狭かったので、片引き戸を付けると洗濯機や浴槽の出し入れができなくなってしまいます。そこで、お風呂の窓を大きめにして、将来の入替に対応しようということにしたのです。
そういえば、最近はドラム式の大型のものがあります。10年前は、洗濯機は60cm以上のものはないというのが常識でしたが、今では65cmを超えるものもあるようです。奥行きも70cm以上あり、洗面台と並べても大きく飛び出してしまいます。
家電製品を買い替える時も、場合によっては設計士に相談する必要がありそうですね。
ところで、実は我が家でも、いろいろと故障続きです。
この間からビデオカメラが動かなくなってしまったのですが、修理に2万円以上かかるというので、思い切ってあたらしいものに買い替えました。
今まで使っていたビデオは、テープに録画していたので、いちいちそれをDVDにコピーして保存していました。今回購入したものは、本体のメモリーで保存するのでテープが要らず、何と言っても格段に小さいです。しかも、今までと同じ画質なら、10時間くらい録画できます。技術の進歩は目覚ましいですね。
ただ、今度は写したデータをパソコンなどにバックアップをとらないといけません。高画質で撮るとDVDでは容量的に不足なので、外付けのハードディスクが一番安くて安心かなと考えています。そうなると不安なのは、パソコンのスペックです。何GBというような画像データを処理できるかな??
水圧が不安定になった!!
先々週のこと、2000年ごろに新築させていただいたお客様から、水圧が急に下がったりすると電話がありました。
さっそく伺ってみると、トイレ・キッチン・お風呂・洗面すべての場所で、水圧が極端に下がってしまい、しばらくすると元に戻るということがあるとのこと。前日から急になるようになったそうです。
器具を調べたところ、トイレの手洗いの自閉水栓が傷んでいたものの、他は異常ありません。外部配管・メーターを調べたところ、漏水の様子も見当たりません。いったいなぜ???
ということで、ここは水道屋さんに相談をしました。9年前に配管工事をしてくれた近所の業者さんに連絡すると、すぐに来てくれましたが、やはり原因はわかりません。こうなると、メーター廻りに異常があるとしか考えられないということになり、週明けの月曜日に役場の水道課に相談することにしました。
水道課によると、メーターの故障はほとんどありえないが、メーターの先にある逆止弁にトラブルがあるかもしれないというので、とりあえず逆止弁だけ取り換えてみました。
逆止弁というのは、水道本管の水圧が急変動した時に逆流するのを防ぐためのものですが、どうやらこれに何かが詰まっていたようです。あれから1週間、トラブルはないようですので、原因はこれだったということでした。
それにしても、この業界で20年ばかり仕事をしていますが、初めてであったトラブルでした。水道屋さんも初めてということなので、よほど珍しいことに遭遇したようです。
雨漏り修理
築15年あまりのお宅で雨漏りがありました。
当時デザインを有名な設計事務所が行った物件でしたが、軒の出がほとんどなく、厳しい納まりでした。こういう場合いつもそうなのですが、デザインをした設計事務所は何の責任も取ってくれませんので、お客様が「何とかして」と泣きついてこられます。経年劣化が見られ、外壁の補修が必要なのですが、お金もかかるので、とりあえず応急処置をすることにしました。
今回使ったのは、浸透性の防水材で、塗るだけで撥水してくれるというものです。シリコンを含有しており、かなり高い撥水性を有するのですが、反面その上から塗装することができなくなります。
ここでは、とりあえず早急に止めたいことと、次回の外壁修理の時には下地補正もするということで、この材料を採用しました。
漏水個所は、吹抜けになったパティオ(中庭)の2階の壁。最上部の高さは地上から9mにもなります。ここに足場をするとなると結構大変なことになりますので、なが~いノズルの噴霧器で、撥水剤を吹き付けてやろうと考えたわけです。
吹抜けの窓に足場板をかけて、その上に立って目いっぱい手を伸ばせば何とか届きました。とてもお見せできない危険な行動です。私は高いところが大丈夫な方なので、怖くはなかったのですが、意外なところに落とし穴がありました。
帽子もかぶらずに噴霧器で上向けに散布したものですから、当然ながら頭から撥水剤を浴びてしまっていたのです。
お風呂で頭を洗ったとき、超撥水ですからお湯をはじいてしまいます。シャンプーもなじまず、何度も洗いなおしました。
今日洗濯している服もどうなっているのやら・・・
まあ、私はともかく、雨漏りが止まってくれればいいのですが、風の強い日の雨がきたら結果がでるでしょう。
鋳鉄配管の排水管
近所でトイレの改造を頼まれました。
築40年くらいの鉄筋コンクリート造の住宅で、当時はさぞ”はいから”な建物だったんでしょうが、トイレが和式なので、洋式に取り換えたいとのことでした。
土間コンを取り壊して掘り返してみると、排便管が鉛管でした。珍しいものを見たと思っていたら、その先の排水管は鋳鉄管でした。
水道屋さんの職人はまだ20代の若手だったので、鉛管も鋳鉄管も扱ったことがありません。どうして配管してよいものか困っていたところ、水道屋さんの社長さんが登場。なんなくやってくれました。40年前に社長自ら工事をしたのだそうです。
地元の業者さんってやっぱり必要ですね。
定期点検
昨日城陽市のお客様のところに定期点検を兼ねてお伺いしました。
11月に引っ越しされて、本来であれば1カ月点検を年末にするところなのですが、年末年始はお客様のお仕事もお忙しい時期なので、少し遅れての点検となりました。
点検内容は、建具の開閉・スイッチなどの電気系統・給排水の配管などにはじまり、結露・断熱・遮音などについても、ヒアリングや私自身の体感でチェックします。24時間換気の働き具合も確認します。
今回は2カ月半経っていますので、日常のお手入れや点検の方法、暖房や加湿の具合といった生活レベルのアドバイスをさせていただくと同時に、実際に住んでみての感想やご意見もお伺いしてきました。
私自身気になっていた点は、遮熱シートの断熱性能です。ウレタンを使用する場合に比べ、熱容量が小さいので、夏の夜の快適さは高まるものの、冬には不安を残しています。特にこちらのお宅は、延べ面積が200㎡を超える比較的大きなお宅でもあることから、ガスのエコジョーズを使用した温水暖房を取り入れましたが、そのきき具合を確認してきました。
室温は15℃前後とやや低めの設定ながら、湿度は60%近くに保たれ、快適な状態でした。普段過ごすことの多いダイニングキッチンは床暖房があり、リビングの座るところのすぐ横に温水ラジエーターがあるので、低めの温度設定でも輻射熱で温かく感じることができているのでしょう。そういう意味では、ものすごくかしこく使っていただいているのではないかと思います。
暖房能力にはまだまだ余力がありましたので、適切な暖房計画を組み合わせれば遮熱シートでも遜色はないという感じです。
点検の結果、玄関ドアのリモコンスイッチの不良と、ガス機器の不具合がありました。
リモコンキーは電池の液漏れなので交換対応。
ガス機器については、警告システムの調整を行うことにしました。
あと、塗壁の割れについても確認しました。木材との取合い部分に、木の動きにより隙間が生じたのと、入り隅部分でヘアクラックが発生している個所がありましたが、問題のない範囲でした。事前に自然素材の欠点としてご説明していましたので、構造的に問題がないことを私の目で確認したことで、ご安心いただきました。
お客様のご感想をお聞きしたところ、「あったかい」とのことでした。引越のバタバタの中でも、湿度計と加湿器をお渡しして、十分な加湿をお願いしていたこともあって、子ども達も、周りが学級閉鎖になっているにもかかわらず、風邪もひかず元気に過ごしていただいているようです。
こちらのお宅は、寝室と子供部屋にICASシステムを導入していますので、その効果もあるのかもしれません。
それにしても、ご家族が健康に過ごしていただいているとお伺いして、何より安心しました。
ありがとうございました。
googleの地図
懇意にしている業者さんの依頼を受け、ちょっと遠方の現場を見に行く必要がありました。
事前に場所を確認するためにグーグルマップを見ていたところ、ストリートビューができるところだったので、さっそく使ってみました。道路わきの工作物までそこそこの画質で写っており、実際に現場に行っていないにもかかわらず、だいたいの感じがつかめてしまいました。
現場に行っている協力業者さんと電話で打ち合わせをしたのですが、画像で見ているイメージがあったので、けっこうリアルな話ができました。
一応現場を確認してきましたが、行かなくてもよかったかも知れません。
これ結構使えます。
階段の手すり
先日完了検査を受けた時に、検査官から階段手すりの取り付けを要求されました。
これを受けて、写真のように握れる手すりを連続して付けました。
手摺については、行政によって判断がまちまちです。
最近ではリビングに階段を設けいることが多いこともあって、階段そのものをデザインとして見せることもしばしばです。雑誌等で紹介されている階段でも、手摺がわりにロープが渡してあったり、中には完全に何もないものまであります。
今回の現場はご覧の通り手摺壁が付いていて転落防止にはなっているのですが、バリアフリーの考えによるところの、つかむものがないとの解釈でした。事前のお客様との打ち合わせの中では、お年寄りが来られた時は握る手すりがあった方が安心ですねというご説明もしていましたが、邪魔になるので当面はいらないとのことでしたが、検査済証をもらうために、早々に取付をしました。
以前は、転落防止をやかましく言われ、たとえば手摺に格子を用いた場合、格子のピッチに気をつけたりしたものですが、前述のようにそのことは全くとがめられません。おそらく、検査員のチェックリストの項目に載っていないのだと思います。
法律でこう定めてあるからこうしましょうではなく、住み人の立場に立ってデザインは決定しなければならないと思います。運用レベルで、ある程度の融通が利くのはとても良いことだと思うのですが、反面、設計者としては悩むところも増えてしまいます。
塗壁の割れ
自然素材の塗壁はどうしても割れることがあります。多くの材料は割れないように樹脂でかためられていますが、当社で使う材料は、割れてもいいから体にやさしいものというスタンスで選んでいます。とはいえ、割れない方がいいのですが。
尖山ショールームは、高千穂の薩摩中霧島壁を多く使っています。この材料は、火山灰を骨材にしており、乾燥による収縮がほとんどないため割れにくいと言われています。石膏ボードの下地をしっかりと作ればほとんど割れることはありません。
当社では、尖山で初めて採用したのですが、当時開口部の補強や下地補強の必要な部位にはラワンベニヤを使用していました。実はこれがくせ者で、ベニヤの伸縮が意外と大きいのです。耐火ボードで下地を作ったところはほとんど割れがないのですが、補強にベニヤを入れているところは、ほぼすべて割れが出てきました。竣工後すぐに割れが出てきましたので、原因が下地にありと判断し、それ以後の現場では、下地表面には合板が出ないように施工しており、お客様のお宅では大きな割れが起こってはいません。
4月で丸5年を迎えますが、構造材のあばれによると思われるものも出てきました。
写真はおそらく柱の背割れの開きと梁のねじれの影響だと思われます。この部分は耐火ボードの下地だったはずですが、去年の暮にクラックに気付きました。
大きな壁面に塗壁材を使用する際は、ある程度の割れは許容しなければいけないということを、お客様にご理解いただかなければ使えません。
完成現場。今なら見学も可能です!
今朝、JIOの検査が終わり、午後は宇治市の検査を受けて完了です。
フローリング・階段・窓枠・建具は杉材でコーディネート。壁は健康塗壁ダイヤトーマス。
自然素材でナチュラルテイストな仕上げですが、キッチンにビビッドなカラーを入れました。
来週にはお引っ越しなので、それまでに内部は、床のオイル塗り・カーテンの取付・各器具の試運転調整、外部は門柱やウッドデッキなど、大忙しです。
そんなわけで、工事をしながらになりますが、週末から来週水曜日まで、見学していただくことも可能です。
場所は宇治市広野町、広野中学のすぐ近くです。ご連絡いただければ詳しい場所はお知らせします。
工事の予定との調整がありますので、必ず事前にご予約をお願いします。
ご予約は
電話 0774-86-4962
健康塗壁ダイヤトーマス施工中
宇治市の現場で健康塗壁ダイヤトーマスを塗っています。
目地処理をしたボードの上に一発仕上げで施工します。職人さんのセンスで柄が決まってしまいますので、実際に現場で塗パターンを試しながら進めていきます。
この材料は、ペーストの状態で入荷しますので、色の調整と攪拌をするだけでそのまま塗れます。ほぼ中性なので手あれもなく、1~2mmの薄塗りで軽いので、女性でもぬれるほどです。
実際、当社でも左官屋さんに塗ってもらうこともありまあますが、必ずしもそうではありません。左官職人さんは、ピシッと塗ることを毎日しているので、ラフな仕上げをするのがどうも性に合わない感じなので・・・
写真の職人さんは本職はタイルやさんです。下地処理はクロス屋さんがして、塗りつけを手伝ってもらいました。普段タイル用の接着材の塗りつけをしますので、コテをうまく使って均等な厚さに塗りつけるのは左官屋さんバリです。あとは、センスに任せてパターン付します。
この材料、施工中でも全く臭いがありません。ドイツ製のエコバインダー(のり)を使っているのだそうですが、これでどんな下地にでもついてくれるのですから不思議です。また、主成分のケルザイムは食品や化粧品にも配合されるほど安全なものです。
健康塗り壁というだけのことはあります。
当社は、シラスの中霧島壁とダイヤトーマスを使い分けています。
中霧島壁は、施工が結構難しいので、左官職人の腕が必要です。塗厚が結構あるので、その分吸放湿性能は高く、テクスチュアもボリューム豊かです。デザイン的にきちっとした仕上げの時に使います。
今回はラフな仕上げをイメージしているので、ダイヤトーマスを選択しました。
完成写真はそのうちにアップしますのでお楽しみに。
尖山ショールームをgooglemapに登録
そよかぜの家の尖山ショールームを、googlemapに登録しました。
「そよかぜの家」で検索すると出てきます。ストリートビューで表からも裏からも見ることもできます。
ショールームは事前予約が必要です。何と言ってもふだん私が住んでいる家なので、お客さんがお見えになる前に少しは片づけないと・・・。
自宅をショールームに開放するメリットは、何よりも自分自身が住んでいますから、住み心地・使い勝手を実体験でお伝えできることです。大きな吹抜けの開放的な空間にすると、実際はものすごく空調費がかかるとか心配されますよね。そんな疑問にも、ズバリお答えできます。そして、そよかぜの家の性能を最大限引き出すために、自らがモニターとなって工夫を重ねていますから、住み方まで突っ込んだフォローが可能なのです。
今なら、薪ストーブの暖かさ・なんともいえないやさしさも体感できます。ぜひこの季節に。
おしゃれな暖房・・・
今日はこの冬一番の冷え込みになりました。宇治市では最低気温が―3℃まで下がったそうです。
この季節暖房は当然欠かせません。いくら高性能な家だといっても、暖房なしというわけにはいきませんが、せっかくおしゃれな空間を作ったのに、ファンヒーターや石油ストーブなどを置いては台無しです。また、エアコンの暖房は乾燥した空気をかき回すので、あまり快適とは言えません。
そよかぜの家でお勧めしているのは輻射暖房です。焚き火に当たったり太陽の光を受けると温かいですね。これが輻射熱です。空気を暖めるエアコンやファンヒータと違って、直接体が熱を受け取るので、周りの空気が冷たくても体は暖かいというわけです。
住宅における輻射暖房器具といえば、デロンギヒーターなどでおなじみのパネルラジエーター(オイルヒーター)です。ちょっとレトロな感じがして、デザイン的にも悪くはないと思いますが、電気代が高くつくという欠点があります。
理想的なのは床暖房。これも、温水式・ヒーター式・蓄熱式などに大別されるがそれぞれに特長があり、用途に合わせて使い分けます。家全体を暖めるという用途で考えた場合、温水式が最も効率的でしかも快適だと私は考えています。
この床暖房、残念ながら当社のように分厚いムクのフローリングの場合は使えません。フローリング自体が熱を伝えにくいので、輻射熱が半減してしまうのです。
そこで、写真のように、ダイニング・キッチン部分の床をタイル張りにして、ここに床暖房を仕込むことをよくやります。けれども、これだけの面積の床暖房で家全体を暖めることは不可能ですから、他の暖房が必要です。実は写真中央に見える白いパイプが、温水ラジエーターなのです。今回はガスの給湯暖房システムを採用しましたが、高機能の給湯機(エコジョーズというやつです)を利用すれば、給湯機1台で、床暖2か所、ラジエーター2か所に加え、浴室のミストサウナまでまかなえてしますます。もちろん給湯もします。冬場のガス代は結構かかりますが、電気や灯油などを使わない分トータルではそれほど高くはないと思います。
ランニングコストだけを考えると、オール電化が得な場合もありますが、同じシステムを電気でやろうとすると、イニシャルコスト・メンテナンスコストともに、かなり高額になり、ライフサイクルコストとして考えた場合、ガスのほうが得だという判断をしました。
おしゃれさを追求すると、PSヒーターも魅力的ですが、予算は重要なファクターですので・・・・
大阪ガスさんももう少しバリエーションを増やしてくれるといいのですがね。
ぐっすり眠れます・・・
18日にご引っ越しをされたお客様のお宅を訪ねました。
階段手すりの取り付けと、リモコンキーの設定、ついでに額吊なんかもさせてもらいました。
奥様に「住み心地はどうですか?」と尋ねたると、引越の片づけでお忙しくやっと落ち着いてきたところということでしたが、「ぐっすり眠れる」そうです。
そうそう、健康住宅の秘密兵器(?)をいろいろ取り入れたお宅なのですが、中でも寝室と子供部屋にはICASシステムを導入しています。マイナスイオンで満たされた寝室は、リラックスすることができ、ぐっすりと眠れるのです。
引っ越してすぐにそれを感じていただけたということは、うれしいことです。
引越の当日は忙しくて苛立った様子だったご家族も、この日は穏やかな表情でした。これも、”そよかぜの家”の癒し効果なのでしょうか??
ともかく、私たちは”居心地”の良い家づくりを目指し、そのための機能・デザインを組み合わせていきます。実際に暮らしてみて、お客様のライフスタイルが変わっていく様子を見るのも楽しみです。
(写真は、ヘルスコートを塗った寝室、その後織物クロスで仕上げました)
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建物の陰翳
昨日の続きでもないのですが、陰翳が美しい外壁です。
これは私がよく用いるシラスそとん壁です。”タガネ削り”という新しいテクスチュアに挑戦しました。昼間見るよりも夜のライトアップ(ライトダウン)の方が陰翳が美しく見えます。
この”タガネ削り”・・・相当な手間がかかってます。
左官職人が文字通り手塩にかけた作品です。
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パノラマ撮影
気密工事完了
現場の断熱・気密工事が完了した状態です。
この状態で気密測定を行います。
今回はほぼ総2階という形状でしたので、比較的気密性能が高くなると予想はしていたのですが、結果はc=0.8cm2/m2でした。
まずまずの数字です。
前回の時もそうだったのですが、採用しているサッシ(トステム、シンフォニーマイルド)が、この段階では建て合わせ調整ができていないため、ここからの漏気が結構あるように感じました。
断熱サッシと銘打っていながらこれではちょっと困ります。
先月末の上棟から、JIOの金物検査、市の中間検査、JIOの外装下地検査、気密測定と検査続きでしたが、無事にすべての検査を終え、いよいよ仕上げ工程に入っていきます。
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あつらえ品
防犯灯の取り付けを行ないましたが、当初シャッター雨戸の計画をしていたのを引き戸タイプに変更したため、雨戸の戸袋と照明器具が干渉してしまいました。
防犯灯の取り付け位置を変更してもよいのですが、テラスの照明も兼ねているので、何とかこの位置にということで、ご覧のような台座をこしらえました。
すっきり収まってよかった。
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シラス壁の色むら
シラスの塗り壁は、天然の顔料で調色しているので色むらがで易いです。
今回の現場で、ロット違いによる色むらが出ました。
大壁の途中でロットの違う材料を使用したことが原因で、初歩的なミスといえます。
この一面を塗りなおすことになりそうです。
一般に流通している化学製品の材料の場合、クレームが生じないことを優先テーマにして製造していますから、色むら・割れなどは起こりにくくなっています。
けれども、自然素材を使う場合、いろいろと配慮しなければならないことがあります。といっても、職人として当たり前のことをするだけなのですが、意外にもそんなことを知らないなんちゃって職人がいるのです。
今回ミスをした職人さんは、自分でも失敗したことがわかっていて、色むらが出てくるのを自らチェックして、自主的に直してくれました。親方も反省しきりでしたので、もう二度とこんなことはしないでしょう。
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木と鉄のコラボレーション
ロートアイアンの手すりをとりつけました。
今回は、笠木の部分に木を使い、木と鉄のコラボレーションに挑みました。
なかなかいい感じです。使い込むうちに、笠木がピカピカに磨かれて、いい味を出してくれることでしょう。
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やっちゃいました
雨漏りの修理をして、最後の仕上げに汚れた廻り縁のしみ抜きをしました。
シミ抜きの際、薬品を何度も塗るので、天井板につかないように養生テープを張って行います。
洗い屋さんの見事な技術でシミはすっかり消えましたが・・・・
やってしまいました。ごらんのとおり、天井板が怪我をしました。
この天井は”ラミ天”と呼ばれるもので、いわゆるプリントもので、表面は紙です。
この紙が養生テープにひっついてめくれてしまいました。
化粧シートなどは、リペアができるのですが、紙の上は難しいみたいです。
同業者のみなさん、十分注意しましょう。
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