ブログ

現場情報

新作紹介

切り妻屋根の外観。

小屋裏空間の利用をするのには、切妻屋根が有利です。また、シンプルな形なので、雨漏りのリスクも軽減できます。

最近増えてきた、太陽光パネルを設置するのにも、適しています。


吹抜けのリビングを中心に、小上がりの和室、キッチンが囲むような配置です。キッチンから、南面のウッドデッキに出る掃き出し窓を設けました。リビング南面は、吹抜けからの採光が十分あるので、あえて大きな開口を設けず、壁掛テレビと造り付家具を配置しました。

オープンな間取りにする場合、テレビの置き場に悩むことが良くあります。こちらのお宅の場合、ピアノもリビングに置くので、直射日光を遮る必要もあって、このような計画にしました。

ダイニングの西側の壁際に、蓄熱暖房機を配置しています。これで35坪の家全体を暖房する計画です。


猛暑の中、門が完成

このところ猛烈な暑さが続いています。

見るからに暑そうな写真ですが、門が完成しました。

古くなって倒れかけて板門を、仮に復旧して欲しいという依頼でしたが、それなりに立派なものになりました。

白木のままでもきれいなのですが、廻りとあわせるため、この後古色に塗装します。

台風養生

台風がやってくるとご覧のように足場のシートを丸めて備えます。

台風が過ぎた後、また張り直さないといけないので、結構面倒な作業ですが、万が一ということがありますので。。。

今回はかなり風が吹きそうだということもあり、昨日の午前中に巻いておきました。幸い雨はほとんど降っていなかったので、作業はスムーズでした。

現在も台風は紀伊半島周辺にいるようですが、どうやら峠は越えたようです。

今朝はやくに、倉庫のトタン屋根の一部がめくれそうだという電話があり、応急処置をしに行きましたが、今のところ被害はそれくらいです。

それにしても、木津川の水位はだいぶ高くなっています。三重県の方で相当降っているようですから、こちらの方は予断が許せません。

今日は山鉾巡行

まいにち晴天続きの祇園祭というのもあまり記憶にありません。

たいがいひどい夕立が一度や二度あるのですが、今年はまったくないまま、この日を迎えました。

祇園祭といっても私が暮らす宇治市や会社のある木津川市では、特に盛り上がりがあるわけでもないのですが、それでもどこのお店も祭りっぽい演出をしたりしていて、なんとなくうれしいものです。

こんな暑い中ですが、現場では床暖房の工事をしています。

ちょっと見にくいですが、銀色に光っているのが床暖の温水マットです。

オール電化の家ですが、エコキュートを使った温水暖房を採用しています。

オール電化の場合、暖房のコストが問題になりますが、そよかぜの家なら断熱性能が高いので、あまり心配要りません。

エアコンだけでもあたたかく過ごせるのですが、快適さを追求するなら輻射暖房を取り入れたいところ。

そこで、以前にもご紹介した、蓄熱暖房機をつかうことが多いのです。

この現場でも暖吉くんを採用していますが、結構大きなお宅なので、床暖房も併用することにしました。

メーカーによると、ヒートポンプを利用した温水床暖房だと、ガスや灯油を熱源としたものよりもずいぶんランニングコストも安いのだとか・・・。温水の温度が、ガスなどに比べて低いので、暖房能力に置いては劣りますが、コスト面では電気は有利といえそうです。

気密測定

井手町の現場で気密測定を行いました。

こちらの現場は、アルミ箔を両面に張ったウレタンフォームを外張しています。

当社では、アルミ箔の遮熱シートも用いますが、シートの場合は気密テープをぴちっと張るのが難しく、若干気密性能が低くなります。ウレタンパネルを用いると、テープの貼りつけもきっちりできますので、隙間は少なくなります。

実際にこうして測定すると、その差ははっきりと出てきます。

一般に、第3種換気システムで計画換気を行うには、c値(隙間相当面積)が2.0cm2/㎡以下であることが最低条件といわれていますが、今回の現場は0.5でした。まずまずです。

構造見学申し受けます

梅雨はどこへ行ったのかというような好天が続いています。現場にとってはありがたいんだけれども、あつい!!

瓦の荷揚げ作業中の屋根屋さん。ご苦労さまです。

こちらは京都府綴喜郡井手町の現場です。

月曜日に中間検査を受け、いよいよ本格的な造作工事に入っていきますが、長期優良住宅の認定を受け、木のいえ促進事業の補助金を受けている物件なので、構造を一般に公開しています。

見学希望の方はご連絡ください。

そよかぜの家の構造の特長として、構造用合板や集成材に頼らずに耐震強度を確保しているところです。

私はリフォームの現場などで、湿気にさらされてフワフワになっている合板を何度も見てきていますから、合板の耐久性についてあまり期待していません。構造上重要な部分、取替の困難な部分に合板を用いることは、家を維持管理していく上でできるだけ避けた方が良いと考えています。(全く使わないという意味ではありません)

また、そよかぜの家では、屋根や外壁は通気工法といって、下地のラス地や屋根地と躯体の間に空気層を設け、下地材の劣化を防くと共に、断熱材表面に張られたアルミ箔による熱反射効果を促進しています。ところが、通気工法の場合、下地の木摺や野地板の面剛性を加味することができませんので、これも耐震性能にとっては不利になります。

さらに、床に30mm厚のムクのフローリングを使うことが多いのですが、これについても、水平剛性を加算することができません。実際に4mの長尺フローリングを梁に直張りしますので、かなりの剛性は出るはずなのですが、そういったデータがないのです。

このように、新築時の耐震性能だけを考えた場合、不利になるような要素を、あえて採用しながらも、ちゃんと長期優良住宅のの認定をとっているところが、実はすごいんです。これは、最先端の木造耐震強度の考え方をしっかりと理解したうえで、最新のCADを駆使して設計しているからこそできることなんです。

”長期”優良住宅とは言いますが、50年というスパンで、新品と同様の耐力を残している構造用合板も構造用集成材も、いまのところ世の中に存在しないのですから、何を信頼するのかということですね。

前に断熱性能について書いたと思いますが、耐震性能についても、長期優良住宅の認定を受けている住宅が、すべて同じ品質ではありません。(とくに、10年後20年後の性能について)

今回の地震の被害についても、木造は弱いというような報道も一部であるようですが、木造とひとまとめにされては困ります。

シャノンの是正

もう2年くらい前でしょうか。樹脂サッシの国内最大手シャノンが耐火性能試験で偽装をしたということが報じられました。

防火地域または準防火地域では、延焼の恐れのある部分の開口部に、一定の防火性能のあるもの(防火設備)を使わなくてはいけません。この防火設備として使用するための認定を受けるときに、偽装があったということで、シャノンウインドの窓は、防火設備として使用できなくなりました。今もなお、新しく認定は受けていません。

すでに取付がすんでいる窓に対しては、所定の防火性能が確保できていないことになりるので、取替などの処置によって改善を進めています。

私の自宅、尖山ショールームでは、準防火地域ではないのですが、延焼の恐れのある部分に、防火仕様の樹脂サッシを使用していました。法律上防火設備が必要なわけではありませんが、防火設備として購入しとりつけているので、シャノン側としては、是正措置をさせてほしいと申し入れてきました。

一体どんな方法で、防火性能を改善するのか見てみたいということもあり、工事をしてもらうことにしました。

やり方は、単純に言うと、障子はすべて取替、枠にはモルタルを注入するという内容です。枠に入れるモルタルは、骨材にシラスを用いているそうで、断熱性は損なわれないそうです。写真は、枠にあけた小さな穴に、ポンプでモルタルを注入しているところです。

ところで、昨年、トステム・YKKを含む大手のサッシメーカーも、次から次へと防火性能についての偽装が発覚しました。日本のサッシメーカーは全部アウトということになったわけです。

現在でも、トステムのシンフォニーやYKKのエピソードなど、アルミと樹脂の複合サッシについては、防火戸の認定を受けていないものもあります。

これら大手のメーカーについても、今後是正をしていくとは思いますが、桁違いに数が多いので、どうなるのやら・・・。

ホーローシンクの割れ

先日オリジナルキッチンを作成したお宅で、問題が発生しました。

タイルの天板に据え付けたホーローシンクにひび割れが生じました。

ごらんのとおり、縁の部分が激しくひび割れて、わずか1か月でこんな状態になりました。

ちょっと手で触ると、ガラス質はめくれてこのようになりました。

取付の時には全く不具合は見つからなかったのですが、どうしたことでしょうか。メーカーに問い合わせても原因は不明でしたが、丸ごと交換となりました。

またこれがオニのように重いんです・・・

完成写真

先日竣工したお宅です。外観だけのご紹介です。

こちらは有限会社日高工務店さんの施工で、当社は設計監理をさせていただきました。

敷地を目いっぱい使った2世帯(4世代、7人)が暮らす家です。

2つの玄関を並べて配置。玄関ホールで2世帯が行き来できるようにして、生活時間帯の異なる家族が干渉しなくてよいように配慮しました。

2世帯住宅を設計する場合、お互いがどういうかかわり度合いを求めるかによって、形がかわってくるので、家族の間でじっくりと話し合ったうえでプランニングを進めることが大切です。

この日は、2階に暮らす息子さん世帯が、赤ちゃんをつれて1階に下りて来られ、お父さん夫婦、おばあちゃんと4世帯が揃っておられました。

楽しく暮らしておられるのを拝見すると、設計者としてとてもうれしいです。

ところで、引っ越しされて2カ月ほどですが、最初の電気代を見てびっくりされたとか。2世帯あわせて1万円に達しなかったそうです。

こちらのお宅は、遮熱シートを使った外張り工法です。省エネ効果はウレタンパネルにひけをとりません。


長期優良住宅のサヤ管式配管

VP管とエルボを使って現場でつくることもありますが、サヤ管用の部材もいろいろとできてきました。

これ、排水用と、給水・給湯用。割と安いみたいです。

抜けるような青空!

先日の上棟当日、絵にかいたような青空でした。

まるで合成写真のようですが、なにも細工はしていません。

この日、屋根のウレタンパネルを張りましたが、当社が使っているものは、両面にアルミ箔を張ったものなので、モーレツにまぶしかったです。おかげで真っ黒に日焼けしました。

上棟式は御幣をかざって行います。

この御幣、最近はネットでも簡易のものが売っているので、一度買ってみましたが、とてもちゃっちい感じだったので使いませんでした。やっぱり大工さんに削って作ってもらった御幣に、それなりに立派な”おたやん”をつけないとしっくりきません。

建て方

梅雨の晴れ間(曇りですが)をぬって建て方作業です。

今日が棟上げなので、きのうは宵組みということになります。

明け方に雨が降っていましたが、今日はよい天気になりそうです。ありがたいです。

昨日は地元の公園のトイレの建て方も行いました。

プレキャストコンクリートの基礎・壁一体の構造物を現場で据付ます。

工場でタイル張りや塗装まで出来上がった状態で運ばれてきて、現場でジョイント部の組み立てを行います。

コンクリート製の躯体の上に木造の屋根を載せます。

ピアノの調律

引渡後一年になるお客様に、一年点検のための連絡をとりました。

今のところ不具合は全くないとのことでしたが、意外な一面がありました。

半年ほど前に新しいピアノを購入されたのですが、通常は最初の半年ほどで調律がガタガタになるらしいのですが、こちらのお宅はほとんど狂いがなかったそうです。

そよかぜの家ならではの室内環境の良さのおかげでしょうか??

地盤改良

いわゆる柱状改良と呼ばれるもので、中でもDSP工法と呼ばれる乾式工法です。

従来、柱状改良といえば、オーガーで掘削下穴にセメントミルクを注入して行う湿式でしたが、最近になって乾式工法が幅を利かせてきました。

DSP工法は、水を使わないので、水道の引き込みができていない現場でもできる、セメントミルクを練り混ぜるプラントが必要ないので、狭い現場には使いやすいなどのメリットがあります。コスト的には湿式よりも少し安くなるともいわれますが、一般の住宅レベルの大きさだと、ほとんど変わりません。

こちらの現場は、公園のトイレをつくります。

擁壁をつくって盛り土した上に、プレキャスト造のトイレを組み立て、その上に木造の屋根をのせるという建物です。

平屋なのですが結構荷重があるので、念のため地盤調査をしたところ、改良することになりました。まあ、盛り土して半年しか経っていないのですから当然かもしれません。

台風は消えましたが・・・

台風2号は温帯低気圧に変わったようですが、引き続き前線は活発なようで、大雨の警戒が必要です。

先程、屋根をふき替え中のお宅に伺いましたが、幸い雨漏りはなく、ホッとしています。

それにしても、突然の梅雨入りに続く台風で、困ったもんです。でも自然にはさからえませんね。

完成写真-京都K様

LDKから予備寝室にかけての大空間が魅力の家です。吹抜けを通して、2階のフリールームまでつながります。

子供部屋はミニマムサイズにしましたが、ロフトをつけ、壁の仕上げにも変化をつけたので狭さもまた趣があります。

寝室は天井高を押え、畳敷きにした和の空間。

キッチン収納・洗面・水屋コーナーなど、造作家具もたくさん作り込んでいます。


ガーデニングも良いけれど・・・

最近は純和風の家が少なくなったこともあり、庭もいわゆる作庭ではなくガーデニングと呼ばれるものがほとんどです。

そんな中、場所はせまいのだけれどちょっと凝った庭をつくって欲しいと相談を受けました。

ご高齢のお客様なので、躓かないように、アプローチは御影石の平板張に。ブロック分けして植込みをつくり、変化をつけています。左手は御影のピンコロを積み上げ、視線の高さに植栽をあげ、石燈籠と景石を据えました。この灯篭が、夜になると、ほのかな明かりで迎えてくれます。

ちょっと逆光で見にくいんですが、水鉢を加工して噴水にしています。鉢からあふれた水は、玉砂利を敷き詰めた水場を通って流れ、排水管へと導かれますが、流れ落ちる音が水琴窟のような音色です。

和室から眺めていると、なんとも涼しげです。

下地の合板が・・・・

カラーベストをめくってみると、予想以上に傷みがありました。

ルーフィングのところどころにシミがついていますが、ここは水が入っていたと思われます。

白く見えている部分は、ルーフィングが腐ってしまい粉みたいになっています。

拡大するとこんな感じ。白くなった部分の下はコンパネも腐っています。指で押さえるとそのままズボッと入ります。

これは軒先部分。上から入った水が落ちてくるので、特に傷みはひどくなります。

こうなったら合板を張るしかありません。傷んだ合板をめくることはあまりにも大変なので、この上から新たに張リます。

カラーベスト葺きの場合、屋根材の裏に生じる結露などから、合板が傷んでいるケースはよくありますが、ここまでひどくなったのは、塗装の仕方が悪かったからです。(昨日のお話し)


ところで、こういうのを目の当たりにすると、「構造用合板ってどうよ」って思います。構造用合板の剛性で建物の構造を支えているような建て方に不安を感じずにはいられないのです。

外壁は屋根ほどではありませんが、厳しい気象条件の元にさらされる部位です。壁倍率3倍だ4倍だといっても、新品の時のデータですから、20年後はどうなっているのでしょう??


カラーベスト、塗替えか葺き替えか?!

カラーベストというのは、着色したセメント系の平板屋根材です。

セメントで固めた薄い板の表面に塗装をしてありますが、屋根は常に風雨や紫外線にさらされますから、10年くらい経つと塗膜が劣化し、吸水率が高くなってしまいます。吸水するとセメントの中性化が加速し、基材も傷んでしまいます。

一般に、10年~15年目までにシリコン系やウレタン系の塗装をすることで、もう10年持たせることができると思われます。さらに10年後はもう一度塗装をするか、葺き替えるかということになります。

ところが、カラーベストにもいろんな形があります。

写真の製品は、小さな板が張り重ねられたような意匠に見える、ちょっと上等のタイプですが、デザイン性は高いのですが、塗装には適しません。

ご覧の通り、たてのスリット部分からは水が下に入りますが、重なり合った部分の隙間から下に排出される構造です。これに塗装をするときは、水が排出される重なりの部分を、塗料で埋めてしまうことがないように、塗装後ヘラで縁を切ったり、タスペーサーを挟んだりします。ですが、写真のように複雑な形状だと、タスペーサーを入れることもできず、塗装で水の出口をふさいでしまい、雨漏りの原因になることもあります。

この写真のお宅も、実は少し雨漏りがしています。写真をよーく見るとわかりますが、先に書いたように重なり部分が塗料でくっついてしまっています。前回塗装をしてから10年あまりで、基材はしっかりしているのですが、この上に再塗装しても雨漏りは止められないので、はがして葺き替えをすることにしました。

カラーベストのデザインを選ぶときには、こんなことも考えて選ばないといけません。値段の高いものが長持ちするとは限らないのです。


薪ストーブ設置完了~火入れ

先日引渡をしたお宅に薪ストーブの火入れをしに行きました。

今回も京阪エンジニアリングさんにお世話になり、ネスターマーティンのS43を設置しました。

ストーブを焚くにはあったか過ぎる時期ではありますが、お客さまも待ちかねておられたので、さっそく火入れをすることにしました。

いつもながら感動的な瞬間です。

ご存知かもしれませんが、薪ストーブにも慣らし運転が必要です。鋳物でつくられた本体を温度に慣れさせることと、表面の耐火塗装の溶剤をとばしてしまうことが目的です。

特に、最初の2~3回までは、塗料から揮発する成分が多く、白く煙ったようになり臭いもかなりします。窓を開けながら焚かないと臭くてたまりません。そういう意味では、今の時期に慣らし運転をするのはちょうどよいかもしれません。

点火から薪の追加、そしてアイドリング運転までの一連の流れを説明いただき、無事完了。

そこで、なんとピザを焼こうということになりました。

以前尖山ショールームに来ていただいた際にお出ししたピザがとても印象深かったようで、ストーブが入ったら焼こうと楽しみにしておられました。せっかくの機会なので、ピザを焼く時の火加減などの説明も兼ねて、焼いてみました。

結果は大成功。

季節柄、次に火を入れるのは秋になりそうですね。そのころには焚き方を忘れてしまっているかもしれませんが、みなさん小さな失敗を繰り返しながら、マスターしていかれますので、ちっちゃなことは気にせずに、楽しんでいただけるとよいかと思います。

2年点検

当社では、新築の物件については、おおむね1カ月・3か月・6か月・1年・2年に点検を行います。

その後は随時点検ということにしています。

点検といっても、1年や2年であれこれ壊れるものでもありませんので、住みながら疑問に思った点をご相談いただいたり、そよかぜの家の高気密高断熱住宅ならではの住み方をアドバイスさせていただいたりということがメインになります。逆に、お客様から情報をいただくこともしばしばで、時には「電気代はどれくらいかかってます?」などと立ち入った事まで教えていただくこともあります。

今日は2年点検を行ったところ、加湿器について相談を受けました。

そよかぜの家で最大の弱点は、冬場の乾燥です。大きな室内空間全体を暖房しつつ、確実に計画換気を行うと、水蒸気の性質上どんどん乾燥していきます。それを補うには加湿器を使うしかありません。その加湿器の能力が十分でないと、乾燥を防ぐことができません。また、加湿器の容量が小さいと、給水が何度も何度も必要で、とても面倒です。

加湿器にもいろいろなタイプがあり、それぞれに特長があります。そよかぜの家にぴったりの加湿器については、自分自身の経験も踏まえて、いくつかのものをお勧めしています。

私自身、そよかぜの家に暮らしながら、日々試行錯誤を繰り返していますし、たくさんのお客様のお宅を点検で訪ねては、お客様の経験もお聞きしています。こうして得た情報を家づくりにフィードバックしていますので、そよかぜの家は日々進化していることになります。

これは、私自身が家づくりの”職人”として、トータルにかかわっているからこそできることだと自負しています。

最新作です

こちらの案件は綴喜郡で新築します。

ゴールデンウィーク明けから着工準備に入ります。

外観は、平板いぶし瓦の屋根とシラスそとん壁、化粧柱にウッドデッキで和風の趣に仕上げます。

玄関内部は通り土間風のしつらえにしています。

正方形に近い平面計画なので、暗くなりがちな中央部に、吹抜けと一体の階段室を設けました。2階ホールはバルコニーにつながり、手摺格子を通して、1階まで光が届きます。

吹抜け上には連続する化粧梁を配しました。これも町家の吹抜けのイメージです。

養生をはずす・・・

工事中でお客さまにとっていちばん感動的な瞬間はおそらく養生をめくる時ではないでしょうか。

足場をはずす時もインパクトがありますが、仕上げを終えた内装が全貌を現す瞬間は、私たちにとってもなんとも言えないものです。

2階のフリースペース 大きな造付書架

2階のフリースペース 大きな造付書架

フリールームは吹抜けを通して1階リビングとつながります

フリールームは吹抜けを通して1階リビングとつながります

リビングは”ダイナミック”です 中央に薪ストーブが座ります

リビングは”ダイナミック”です 中央に薪ストーブが座ります

カエルやトカゲをあしらったタイルが可愛い洗面スペース

カエルやトカゲをあしらったタイルが可愛い洗面スペース

その他にも見どころいっぱいですが、後日竣工写真をアップしますのでお楽しみに。

少しの間だけですが、こちらの現場を見学いただくことができます。

ご希望の方はまずをメールください。

ウッドバルコニーとシラス壁

ガルバリウム鋼板で勾配を緩くした屋根の上に、木製のバルコニーを載せました。

外部の格子やバルコニーはすべて桧。

シラスとのコンビネーションも美しいです。

軒裏は杉の化粧板。

もうすぐ完成です。竣工が楽しみです。