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現場情報

太陽光発電の実力は・・・

我が家でも3月から太陽光発電がスタートしています。

4月5月と780kw・h/月と好調でしたが、6月は643kw・hと大幅ダウン。

昼間の時間が一番長い季節なのに、これだけ雨が多いとどうしようもありません。

とはいえ、今月もたくさん電気を売ることができました。


梅雨の最中の上棟

先日の上棟の様子。

梅雨の最中にも関わらず、絶好の棟上げ日和でした。

それにしても、今年の梅雨は雨が多いですね。

ウッドデッキの修理

尖山ショールームとして皆さんにご覧いただいている私の自宅は、築後9年目に入りました。

しっかりと作ってあるとはいえ、自然素材をそのまま使うこともあり、そろそろメンテナンスを要するところもでてきました。

今年に入って2カ所修理をしました。

1つは階段の周り段板、もう1つはウッドで木の板です。

階段の周り段板は、幅が90cmほどにもなるので、3枚の板をはぎ合わせて(横方向に繋ぐこと)作っていましたが、端っこの細くなった部分にビス止めをした箇所があり、早い段階で割れが生じていました。上り下りするときに力がかかるところではないので、そのまま放っておいたのですが、4月の末頃になって、剥がれ落ちそうなくらいになってしまったので、修理をしました。

大工さんに来てもらって、割れの原因となっているビスをほどき、割れた個所に接着剤を入れ繋ぎ合わせ、止め直しました。

所用時間は15分くらいでしょうか。何事もなかったように直りました。

せっかく大工さんに来てもらったので、ついでにウッドデッキの板を1枚取り替えてもらいました。

一枚だけ白くなりました。横に立てかけてあるのが外した材です。

どうしてこの一枚だけが傷んだかというと、”くされ”といわれる症状になったためです。

木には節があったり皮が入り込んだりする部分が生じますが、くされというのは、何らかのダメージを受け、腐朽菌の影響を受けてしまった部分を言います。

製材して加工する段階で、選別しますが、表面に現れてこないと見逃してしまうことがあります。

うちの場合、ウッドデッキやウッドバルコニーなどをあわせると、70㎡分くらいありますが、そのうち家の裏側の比較的日当たりの悪い箇所の1枚が、交換を要したということになります。

他にも少し痛んでいる箇所はありますが、そのうちにまとめて修理しようと思います。

そよかぜの家では、ウッドデッキやウッドバルコニーをよく作りますが、すぐに傷んでしまうんじゃないかと心配される方もおられます。もちろん、自然の木をそのまま使いますから、今回のように欠点が現れることもありますが、南洋材や防腐剤注入材を用いても同じことです。傷んだところを早めに修理することで、健全な箇所への防いでいれば、ずいぶんと長持ちさせることができます。

また、こういう小修繕の機会に、お客様と職人さんたちがコミュニケーションをとることは、家をずーっと守っていくうえで大切なことだと思います。

地鎮祭

昨日は綴喜郡で着工する現場の地鎮祭を行いました。

好天に恵まれ、つつがなく終了。工事の無事を祈願していただきました。


施工事例ページを更新しました

この春竣工した現場をUPしました。

いずれも、そよかぜの家が得意とするナチュラルテイストたっぷりのお宅です。

ぜひご覧ください。

たたき土間

三和土と書いて「たたき」と読みます。

その名のとおり、木鏝で叩いて締固めます。

私自身初めて使いましたが、左官職人さんたちも、20年ぶりにやったといっておられました。

5人掛かりで10㎡ほど叩くのに6時間くらいかかりました。かなりの重労働です。

完成。


春の完成見学 最終案内

ご覧のお宅は、23日まで見学いただくことができます。

場所は京都府城陽市。

ご予約は早めにお願いします。


土蔵の修理

築40年ほどの土蔵の屋根が落ちたとの連絡があり、かけつけました。

銅製の樋が腐食して、アンコ―と呼ぶ軒樋から縦樋につながる部分に大きな穴が開き、そこから雨がダダ漏れになっていました。ずいぶん前から漏れていたらしく、壁に伝った雨が庇の中に浸透し、屋根の下地を腐らせて、瓦が落ちてしまいました。

つまり、樋の水漏れが原因で、屋根・壁が大きなダメージを受けてしまったのです。

昔の人は、「アカ(銅のこと)の樋は100年持つ」と言われたほど丈夫だったのに、酸性雨の影響なのか、腐食が目立ちます。

早めに気づいて樋を直しておけば、こんな大事にはならなかったのにとも思いますが、こちらも大きなお家におばあさんが一人で暮らしておられ、母屋・離れ・蔵・小屋・・・・いっぱいあるので、とても目が行き届きませんよね。

「ついでに悪そうなところは見といてや」と頼まれ、屋根の面戸のしっくいなど直させてもらいました。もちろん樋は、他の部分も点検修理しました。

完成現場見学会

3月24日(土)~27日(火)京田辺市で完成現場見学が可能です。

ご希望の方はメールか電話でお申し込みください。

詳しい場所や建物の内容は、お申し込み後お知らせいたします。

写真は、先週引き渡しをしたお宅です。こちらは日程の都合でご案内できませんでした。

外構ができてから施工事例を更新しますのでお楽しみに。


稲荷鳥居完成

お稲荷さんの鳥居が完成し、竣工祝いをしました。

参道の鳥居は、2年おきに新設されるのですが、私がさせていただくのもこれで4基目になりました。

ありがとうございます。

古民家修理 石の敷居に・・・

ちょっとわかりにくいですが、古民家の石の敷居に取り付けてある真鍮レールの入れ替えをしています。

新しく設置する場合は、石にカッターで細い切込みを入れて、そこに足の付いたレールを差し込むような恰好で取り付けをしますが、カッター切りの際にどうしてもほこりが出るので、昔式のやり方でやりました。

石にドリルで穴をあけ、穴に木の栓を打ち込み、そこにレールを釘止めします。

取り替えたレールは何十年も前のもので、木栓ではなく鉛を流し込んでありました。今回は桧の栓を打ち込みました。

建具の戸車と下框を修理してはめなおすと、新品のようにスムーズになって、大変喜んでいただきました。

最後は、古色塗りして周りとなじませてできあがりです。

長期優良住宅、現場公開中です

木のいえ整備促進事業の助成金を受ける予定の現場です。

長期優良住宅の普及促進のため、構造見学会を行うことが義務付けられています。

きのうから京田辺市と城陽市の2つの現場を公開しています。関心のある方はご連絡ください。

長期優良住宅では、耐震等級2が求められますが、さまざまな構造用パネルを外壁下地に用い、耐震性を高めることが一般的です。これらの構造用面材は、実験データに基づき、壁倍率が3倍にも4倍にも評価されていますが、はたして大丈夫なのか私は疑問に感じています。というのも、外壁下地は多くの場合断熱材の外側にあり、外気にさらされていることがほとんどで、10年・20年とたった時に、新築時と同じ強度を保っているとは思えないからです。リフォームの現場で、サイディングをめくってみると下地の構造用合板がボロボロになっているのを見たことがあります。所詮は接着剤の塊である新建材に、主要な構造部分をゆだねるのはあまりにもハイリスクだと考えているのです。耐震等級3の評価がついた家でも、本当に長期的にその強度が維持できるのか、検証はできていないのではないでしょうか。

当社では、外張り断熱工法を採用しているので、そもそも外壁に構造用面材を張ろうとすると、いろいろ不都合があるのですが、それを差し置いても、上記のような理由で、無垢材の筋違で耐震強度を確保しています。現場をご覧いただくと、ものすごい数の筋違が入っていますので、その違いがよくわかると思います。

私自身、今の新築現場を見るにつけ、数年前まで建てていた家との違いに驚かされます。CADの性能も上がり、いろいろな面から構造強度を検証し、建物のバランスを検討することができるようになり、木造の家は進化し続けているのです。

公開中の現場は、外張り断熱パネルもむき出しの状態で、断熱・気密工事の状態が見れますので、そちらもご覧ください。

ご予約お問い合わせはメールで

breeze@soyokazenoie.com

お稲荷さん

お稲荷さんに行ってきました。といっても、伏見稲荷ではなく、地元のお山です。

石段を登っていくと、ご覧のような鳥居が並んでいます。

この参道の鳥居をご注文いただいたので、下見を兼ねてお参りに来ました。

独立した直後にも注文をいただき、その後2年ごとに今回が3回目、大小合わせて4基目ということになります。

ご利益がありそうです。

気密測定

気密測定を実施しました。

そよかぜの家では全棟に気密測定を実施します。気密性能が住み心地の良い家を作るうえで、とても重要だからです。

いくら断熱性能を高くしても、気密性が悪いと暖房効率はうんと落ちてしまいます。そればかりか、計画換気が絵に描いた餅になってしまったり、結露を招いたりと、深刻な影響を与えてしまいます。

「どうして?」か知りたい方は、そよかぜの家のショールームへお尋ねください。

見学は完全予約制です。年明15日以降の予約を受け付けています。



石の滑り止め

ある店舗の社長から、入り口の石張りスロープのボーダー部分が御影石の磨き仕上げになっているので、雨の日に滑ることがあるとのご相談を受けました。

御影石は、ジェットバーナー仕上げと言って、バーナーで焼くと表面がざらざらになるのですが、木造の建物の軒下でこれをするのは危険です。石職人さんと相談したところ、サンドブラスト仕上げをしようということになりました。

サンドブラストは、細かな砂粒を勢いよく吹き付けることで、石の表面を削り取る手法で、石やガラスなどに文字を書いたり模様をつけたりするのに使います。ただ、これも現場の土間に施工したことはないとのことで、初めての挑戦でした。

写真で上の方の少し色が薄い部分が磨き仕上げのところで、その下にガムテープでマスキングをしています。


サンドブラスト処理をしているところ。箱の中で、細い筒先上のもので砂を吹き付けています。


仕上げりがこれ。横のジェットバーナーと比べても、滑り止め効果は変わらないくらいにできました。

これで雨が降っても安心ですね。


太陽光発電いいね。

今日は午後から半年点検に伺いました。

ひと夏を過ごしての感想などもお聞きすることができました。

今年の夏は昨年ほどの暑さはありませんでしたが、想定していた通り、壁掛けのエアコン一台を連続運転しているだけで、家全体を27~8℃をキープでき、快適に過ごしていただけたたようです。

こちらのお客様は、2.8kw程の太陽光発電システムを載せていますが、驚いたことに、これだけの発電量でほとんど電気代を払わなかったといいます。2月3月の暖房シーズンは数千円払われたようですが、その後半年間はもらいっぱなしだったそうです。

文字通り光熱費ゼロが実現したということになります。

上棟の様子を定点撮影

先週金曜日の上棟の様子です。

寒い中大工さんたちががんばってくれました。

4枚目は翌日の朝撮りました。

何せ日が短いので、屋根じまいは翌日に持ち越し。

おたやん

棟上げの時に飾る御幣(ごへい)です。前にもご紹介したことがありますが、私の地域ではこんな風に飾り付けをします。

まん中にお面が付きますが、これは”おかめ”さんのお面だそうですが、そのいわれの解説は別のページにゆだねます。

私の周りの人はみんなこのお面を”おたやん”と呼びます。

お多福→→→おたやん  となったのでしょうが、何とも愛嬌のある呼び方です。

今回の”おたやん”は、どことなく優しい表情をしているように見えるのは気のせいでしょうか。

鎮め物

地鎮祭をとり行うことも少なくなっていますが、京都でいえば城南宮など、工事の安全祈願で有名なところでお祓いをしてもらうと、お札と一緒に”鎮め物”というものをいただきます。

地鎮祭の儀式の際には、盛砂の中に埋めるのですが、式後掘り出しておいて、基礎工事のときに、建物の中心に納めます。

地鎮祭で納められたところ、この後、工事業者が鋤で埋め戻す。

基礎砕石の間に埋め込んだところ。

家がある限り、家の中心で家族を守ってくれます。


余談ですが、2枚目の写真は、基礎砕石の上に防湿シートを敷いている状態です。ご覧の通り、シートの裏側は結露でベッチョリ濡れています。一晩でこれだけの水蒸気が地面から出てきているのです。

最近ではベタ基礎を採用することがほとんどになりましたが、従来の布基礎の場合、床下はこの湿気を常に受け止めていることになります。床下換気口からの通気で乾燥するように配慮されていますが、床下を開けたときにカビ臭いようなら、湿気ている証拠です。昔のように畳をあげて大掃除をしているなら大丈夫ですが、全面フローリング張りだとちょっと危険です。

ちなみに、床下が特に湿気るのは夏場です。夏場に床下換気口から入ってくる空気は、地表付近の湿気をたっぷり含んだ空気ですから、ひんやりした床下に入ると、湿度100%になってもおかしくありませんね。結露が起こり、カビが生え、シロアリにとっては住みよい環境となってしまいます。

夏は床下から涼しい空気をとりいれて・・・という工法もありますが、温度が多少低くても、水蒸気をたくさん含んでいるということは熱を含んでいるのと同じことですから、よーく考えないといけませんよ。

健康住宅そよかぜの家では、基礎断熱工法をとっていますので、床下も室内とほぼ同じ環境に保つことができます。薬剤による防蟻処理も必要ありませんので、安心して暮らせ、しかも長持ちです。

雑誌の取材でパシリ

先日雑誌の取材で伺ったお宅の写真です。(私が撮った写真。プロのとはだいぶ違いますが)

竣工時に撮った写真よりも、家具などが入って生活感がでると、より空間の美しさが引き立ちます。

薪ストーブもチラリ。

地盤改良

地盤改良にもいろいろな方法がありますが、最近のよく採用するのは柱状改良といわれる方法です。

アースオーガーで地面に直径50cm程度の穴を掘り、その部分にセメント系の固化剤を混ぜて埋め戻し、杭状に改良体をつくるというものです。セメントを使うので、六価クロムによる土壌汚染が心配される場合もあるのですが、今や最もポピュラーな方法です。

もともと、セメントと水を練り混ぜたセメントミルクを、掘削した土と攪拌しながら入れていくという工法で、ちょっとした杭打ち用プラントのようなものが必要な上、大量の水を使いますので、そこそこ費用がかかります。そこで、最近は改良型として、水を混ぜずに、土壌の水分で硬化させる乾式工法が考案され、深さ3m程度まで対応できます。

今回の現場は、残念なことに、7.5mくらいまで軟弱な地盤が続いており、乾式では対応できず、湿式を採用しました。

これがセメントミルクをつくるプラント。

上のバッチャ―にフレコンバックに入ったセメントを投入し、下のミキサーで練り混ぜ、左手に置いてあるポンプでオーガーに圧送します。

オーガーの先端からセメントミルクが出てくるので、回転しながら攪拌しています。

クリーム状の改良体が出来上がりますので、強度が出るまで養生しておきます。

懐かしの墨つぼ

ご近所の方からいただきました。

これは「墨壺(すみつぼ)」といって、主に大工さんが使う道具です。右の方の穴があいた部分に綿をつめ、そこに墨をしみこませておきます。左の車状のものが、糸巻きになっていて、糸が綿の中を通って、右端の「カルコ」と呼ばれる針のついたつまみにつながっています。カルコを差し込み、糸を引き通してピンと張って、糸をはじいて線を引きます。線を引いた後は、カルコを抜いて、車の部分を手で回して糸を巻き取ります。

私が子供のころ、自宅の物入れを子供部屋に改造てもらったのですが、その時、大工さんが当たり前のように、墨壺で線を引いて行くのを見て、「定規を使わずにこんなにきれいに線が引けるなんて!!」と感動したのを覚えています。

今は自動巻き取り式のものが当たり前になり、こういう形を見ることはなくなりました。

天窓の雨漏

施工後11年目で雨漏が発生しました。

天窓からの漏水です。サッシメーカーに調査を依頼したところ、ガラスを留めているシーリング部分からの浸入でした。

メーカーいわく、10年保証なので、有償修理になるとのこと。10年と数ヶ月なんですけど・・・

こちらのお宅は、増築した際に、南向きの屋根に1300□の大きな電動開閉式の天窓を付けました。

日当たりがものすごくよいので、劣化が早かったのかもしれません。

隣につけた同じサイズのFIXは今のところ大丈夫なので、開閉時の動きも、シーリング材に負担を与えているのかもしれません。

大きい窓だと特に、かかる力も大きいのでしょう。

それにしても、メーカーの保証ってどうなんでしょうか??

天窓を付けるとき、南面につけると夏場暑いので、北面の屋根につけることが多いのですが、暑さ以外にも劣化の心配も必要なようです。

その修理の方法ですが、シーリングを打ち直すのですが、もともとのシーリングはブチルゴム系のもので、工場で組み立て時に施工されています。このシーリングを撤去するのは極めて困難なので、はみ出た部分だけをカッターナイフで切り取り、ガラス面と枠との間を既存シーリングを覆うように三角シールをするのだそうです。

一般的に三角シールは耐久性が悪いので、どれほどもってくれるの心配ですが、それ以外の方法はというと、障子ごと取替になるので、結構な金額になります。

こちらのお宅は、外壁サイディングやベランダ防水など、外部廻りのメンテナンス時期を迎えており、それらと併せてメンテナンスを行います。

完成現場内覧会受付中

10日ほど前まで大きな台風が居座っていたのに、またまた台風がやってきました。

当社の近くでは大きな被害はなかったものの、現場は工程維持に必死です。

屋根・サイディング・板金・左官・塗装など、外部仕事を担当する職人さんたちが、雨続きで大変です。

そんな中、なんとか完成を迎えた現場があります。

今回はお引越までの間、見学させていただけるとのことなので、ご希望の方はメールでお問い合わせください。

○場所 京都府綴喜郡井手町

○期間 ~10月3日(月)まで

シラスそとん壁の外壁、いぶし平板瓦の屋根、杉板張りの軒裏など、和テイストの外観。

玄関ホールは通り庭風のしつらえです。(写真はないので是非現場で)

吹抜けから見下ろしたところ。シンプルな障子ですが、空間全体が締まって見えるのが不思議です。

ダイニングはタイル張りで床暖房を入れています。階段室脇の吹抜けにはパソコンが置けるデスクを造付ました。

左手の和室は客間としても使いますが、障子が全開放できるので、ふだんは居間として使います。

洗面脱衣室に隣接したランドリールーム。洗濯ものを畳んだり、アイロンかけをするスペースです。

着脱式の物干し金物を備え付けているので、部屋干しスペースとしても利用できます。

棚には、パジャマやタオルなどをボックスに入れて収納します。