
健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」
弁護士事務所の内装工事
昨年工事をした弁護士さんの事務所です。
竣工の写真がうまく取れていなかったのですが、今回ホームページの作成にあたって撮影された写真をいただけたのでご紹介します。
☆エントランスホール
所長こだわりのアールのカウンターは特注品です。
後ろの壁とデザインを統一しています。
カーペットもシックなもので選んでいただいたので、高級感のあるインテリアとなりました。
☆会議室
こちらのテーブルも特注品です。
これだけ大きいものは既製品ではありません。
こちらの色やデザインのディテールも、カウンターと統一しています。
椅子は所長が某量販店で買ってこられたものを、一緒に組み立てました。
ちなみに着工前の写真はこちら
築後そこそこの年数がたっていますが、キッチリとメンテナンスされており、入居前もご覧の通り、きれいな状態でした。
耐震ブレスも入っています。
空調などは、全室一体で計画されていて、これを変更することができなかったので、最初の写真のように、壁の上の方を開放したり、通気用に入口を設けたりと、ちょっと工夫がしてあります。特に最上階ですから、冷房の効きが不安だったのですが、扇風機を利用してなんとか今年の猛暑も乗り切れたようです。
開設されたホームページもご紹介します。
長谷川アネスト法律事務所
http://honestlaw.jp/index.html
写真ももっときれいな画像で見ることができます。
京町家
昨日は京都市などが主催する、景観・まちづくりシンポジウムに参加してきました。
今回のテーマは「明日に活かす京町家」でした。
京都では、市が中心となって京町家の調査を何年にもわたって続けているのだそうで、その実態と今後のビジョンについて意見交換が行われました。
内容は、三部構成になっており、一部で調査内容についての報告、二部では分科会に分かれて意見交換、三部でまとめが行われました。
まず、調査報告を聞いて驚いたのですが、現在京町家と呼ばれるものが、4万7千軒もあるということでした。
しかしよくよく聞いてみると、みなさん(私も)がイメージするいわゆる”京町家”だけではなく、戦前につくられた連棟の借家(長屋)・袋地の借家などを含めています。
確かに、これらの建物も、京都あるいは日本のある時代の生活文化をのこす重要な風景であるかもしれませんが、商家の立派な建物やお茶屋建築などのような建築的・芸術的な価値のある建物と一緒にするのは、いかがなものかと思わせます。
言ってみれば、既存不適格の建物群を、評価しているようで、なんとも変な感じでした。
二部の分科会では、景観をテーマにしたところに参加しました。
調査員が選んだ”ベスト町家”の写真がいくつか並べられ、その中からベストオブベストを選ぶという投票が行われたのですが、ベスト3はいずれもお茶屋建築でした。
しかしこの中でも、路地の風景が多数出てきました。
よくよく考えると、数十年前に建築基準法・都市計画法が制定されましたが、これを順守すれば、日本の風景は一変することに他ならないのです。
京都市内だけでなく、地方の都市でも、狭い路地の風景はいたるところにありますし、防災という名のもとに、これらがコンクリートに取って代わって雑然とした風景になっていることは間違いありません。
法律の縛りだけでなく、住む人の生活習慣も大きく変化していますから、生活文化の象徴である住まいも当然変化してしまいます。かつての京町屋は、商家の店であり住まいでした。そこに生活し、商いをするという合理性がありました。それが今はほとんどなくなっています。
夏涼しい町家といわれますが、現代の街並みの中にある町屋が、どれほど風通しがよいのか、またぶっそうなこのご時世窓を全開にして生活することができるのか、ましてや冬の寒さはどうなのか・・・。
そんな中、この前にもご紹介した、平成の京町家プロジェクトがはじまったのです。
今の時代に合わせた、新しい技術を生かした変化を、京町屋も遂げなければいけません。
さらにそれを、まちの景観として取り戻すためには、法整備の見直しを繰り返しながら、何百年もかかるかもしれません。
新作
2つの玄関が並ぶ正面
玄関庇を兼ねた大きなバルコニー
屋根を棟違いにして、ハイサイドライトをつけた子供部屋
南側は隣の家とくっついてしまうので、西面が一番採光の良い方向となります
LDKに続けてウッドデッキのサービスヤード
その庇を兼ねた持ち出しバルコニー
建ぺい率60%+角地緩和=70%の条件の土地に、69.ウン%の計画をしました。
1・2階で二世帯の住み分けとなるプランですが、実質的には4世帯が居住する可能性も含めた計画ですので、なかなか動線の整理が難しく、おのずとプランのバリエーションも絞られてしまいました。結果としては、プランが早く決まりました。
どうしても個室の数が必要なので、明るく開放的とまではいきませんが、2方向の道路に対して採光がとれるので、敷地を目いっぱい使ってもなんとか採光・通風は確保できます。
特に2階は、大きなバルコニーに面してLDKを設け、十分な採光が確保できました。
シンプルな外観ながら、実は細かな工夫がいろいろあります。
リフォームの住宅エコポイント
住宅エコポイントについて、新築の場合はかなりハードルが高く、審査書類もなかなかのボリュームです。ところが、リフォームの場合は比較にならないほど簡単です。
すべての窓を断熱化することが前提になりますが、それができれば、手摺の設置や段差解消、断熱材の設置など、写真や納品書を添付するだけでポイント申請ができます。
先日リフォームさせていただいたおたくでは、あわせて27万ポイントゲットです。これはお得感が高いです。
逆に言うと、新築の30万ポイントが少なすぎるんじゃないでしょうか。
長期優良住宅の助成金
長期優良住宅の普及促進のための助成金が、本年度も10月末で締め切りとなります。
前にも書きましたが、これを受けるためにはかなりの時間を要しますので、実質上今年度は打ち止めとなります。
先日来手続きを進めていた案件が、ようやく「補助金交付決定」となりました。
はじめのステップである、長期優良住宅の技術的審査の申請を提出したのが7月30日でしたので、まるまる2カ月を要したことになります。具体的には、通常の確認申請と並行して、①技術的審査(3週間)②京都府の認定(3週間)③補助金の申請(1週間)と、3つの手続きを行うことになります。①・②に支払う付加的な手数料(③は無料)等はあわせて7万円くらいですが、それに伴い書類作成(特に①は膨大です)があることは言うまでもありません。
これだけやってエコポイント30万円だったら、やめておいた方がよいというかもしれませんが、今回は100万円いただけるということなので、頑張りました。
通常の確認申請のみの手続きでしたら、2~3週間ですからずいぶん時間がかかることになりますが、これもやむを得ないということになります。
この決定を受けて、いよいよ本格的に着工ということになります。やれやれ・・・
エコキュートの補助金
エコキュートの導入にあたって国の補助制度がありますが、先日第4期の募集が締め切られました。
例年、わずかな予算枠に対して多くの申し込みがあるので、抽選で決定されます。
今回も多くの申し込みがあったようですが、なんと、”当たりました!!”
当社のお客様で、10月にオール電化をされる方がおられるのですが、ダメもとで申し込みをしてもらっていました。
これはラッキー!!4万円ももらえます。(ウチがもらうわけではありませんが)
それにしても、私は個人的にも何かとついています。調子に乗ってBIGを1口(300円)買いました。
地盤改良
最近では地盤調査を当たり前のようにするようになりました。
何十年も前から建物が建っていて、その建物が不同沈下などを起こしていなければ、安定した地盤であると推定できますが、今回は更地になってから購入した土地なので、それを見ることはできませんでした。
けれども、このあたりは、旧街道沿いにあたり、それこそ奈良・平安時代から建物が建っていたかもしれないようなところである上、近隣の建物を見る限り、特に損傷のあるようなものはありません。そのあたりから考えて、おそらく改良はしなくてよいだろうと、タカをくくっていたのですが・・・
いざ調査をしてみると、軟弱な層が点在しており、柱状改良をするよう解析結果が出ました。
こうなると改良しておく方が安心です。
オーガーで掘ったときに、丸い石がたくさん出てきました。やはり木津川の氾濫が繰り返された土地だというのがわかります。
写真は、湿式柱状改良を終えたところ。
基礎の外周部は根入れが深いので、杭頭も低くなります。
ロフトは子供たちだけの秘密基地のようでした
先日引渡をしたお宅に点検に伺いました。
特に不具合もなく早々に点検を終えたところ、子供たちがいろいろと新しい家について自慢をしてくれました。
なかでも一押しは、このプラレール。
トンネルやスロープをつくってあります。
実はこれ、ロフト(屋根裏部屋)につくってあります。
ロフトなら、プラレールを広げたまんまにしておいても、お母さんに叱られることはありませんから、いつでも遊ぶことができます。
写真には写っていませんが、この横には、お姉ちゃんと妹さんがつくったお人形さんの家がありました。
そうなんです。真夏の屋根裏部屋で遊べるなんて、すごいと思いませんか!
さすがに真夏の日中のロフトは・・・と思うのですが、ご覧の通り、子供たちは平気で遊んでいるようです。
実は、ここのお宅は、2階ホール部分をファミリールームにし、その上にロフトを設けているのですが、ファミリールームの高いところにエアコンをつけているので、ロフトにもエアコンの冷気が多少は届いてくれます。
さらにこのエアコンの風は、吹抜けのシーリングファンの活躍もあって、家全体に行きわたります。
昨日のような暑い日の日中でも、エアコン一台で過ごしておられました。
そう、性能だけでなくそれを生かすデザインが重要なんです。
これが「健康住宅そよかぜの家」です。(ちょっと自慢です)
京田辺の39.9℃
このところ京田辺が全国ネットになっています。
先日9月の国内最高気温を記録したとして、ニュースに出ていたのですが、昨日の京都新聞に、アメダスの測定器がつる草で覆われている写真が載っていて、データの信ぴょう性が問われると書かれていました。
それがまた夕方のニュースでどっと報道されて、ちょっと有名になりました。
今朝の新聞では、39.9度は今のところ公式データとして認めるけれども、さらに検証するとの発表が報じられていました。
すぐお隣の京田辺市のことですので注目していますが、あまりうれしい話題でもありません。
けれども、京田辺市のアメダスがそうだったのだから、全国に数千か所(?)あるポイントはどうなのだろうかと思ってしまいます。
京都府下の全個所を点検するよう指示があったらしいですが、他の府県は大丈夫??
高齢者のデータが嘘ばっかりでしたから、気温のデータも怪しいかもしれませんね!?
屋根裏部屋の大掃除
なんでこんな真夏にとお思いでしょうが、そよかぜの家なら大丈夫です。
御承知の通り、愛犬ファインが合宿訓練に行っているのですが、「その間にやる!」と、妻が燃えておりまして・・・。
なんと、昨日は5時間も屋根裏部屋に閉じこもって格闘していたのだとか!?
それでも、妻いわく「意外と涼しかったで」だそうです。
工事中に、屋根裏部屋の作業をする職人さんが、真夏でもそれほど暑くないと言ってくれますが、主婦の証言としては新鮮です。しかも5時間とは・・・よく頑張りました。
平成の京町家
このところ京町屋ブームが加速しています。
古い京町屋を改装したレストランや雑貨屋さんなどの店舗が続々とオープンし、不思議な空間を楽しめるようになりました。
また、町家を改修して、旅館やホテルにしているところもあり、京町家を体感できるツアーなどもできるそうです。
京都市内にはまだまだ数千件の町家が残っていると言われ、その保存を望む声が高まっています。
しかし、現実的には、昔のままのつくりでは、冬の冷え込みは耐えられず、空き家が増えています。
以前私が、町家に暮らす方とお話しする機会があり、町家での暮らしぶりについて尋ねたところ、「辛抱します」と言われたのが印象に残っています。
昔の家では、火鉢にあたって寒さをしのいでいたのですが、今もその暮らしは変わらないのです。風通しが良い家は冬は家の中でも氷が張るほど冷え込みます。そんな家での冬の暮らしは”辛抱”あるのみだとか・・・
夏は打ち水をすれば、風が通って涼しいイメージがありますが、実際は防犯性などから窓を閉めないといけませんし、そもそも、今年のような暑さでは、エアコンなしでは過ごせません。そうすると、断熱性が極めて低い構造の京町家は、とってもすみにくい家ということになってしまいます。
まわりの環境が大きく変わり、ライフスタイルも変わった今、外観や内装のデザインは魅力的でも、性能には、ずいぶん手を加える必要があります。さらに、耐震性や防火性ということになると、どうしようもないというのが現実ではないでしょうか。
そう考えると、何も古い町家の改修にお金をかけなくても、新築すればいいんじゃないと私は思います。
今なら、昔ながらの木組みで家を建てることのできる大工さんもたくさん残っていますから、現在の耐震・断熱の技術とあわせれば、まさにハイブリッドなnew京町家ができると思います。
ということをいつも申し上げてきたのですが、ついにその時がきたのか!!
「平成の京町家」と銘打って、京都市が大きな舵を切りました。
いままで、改修ばかりに取り組んでいたのですが、前述のようなハイブリッド京町家を「平成の京町家」と呼び、認定をするそうです。
しかも、先着5件には200万円の助成金がもらえます。
さらに、長期優良住宅の認定も受けることになるのですが、木のいえ整備促進事業の助成金100万円もあわせてもらうことができ、税制優遇も受けられます。
これはメチャメチャ得ですよ!!
でも先着5件ということは多分いまからご相談いただいても間に合わないでしょうから、来年の枠に期待しましょう。
エコカー助成金
エコカー助成金が9月末で終わるとニュースで言っていました。
9月末にならなくても、予算を使い切った時点でなくなるのだとか。
一方家電エコポイントや住宅エコポイントも12月で終了する予定で、延長するだのどうだの情報が錯綜しています。
あまりニュースなどでは言われていませんが、長期優良住宅普及促進に関する助成金(100万円)については、10月中で受け付けが終了します。
この受け付けをするためには、事前に、①技術的審査を専門機関で受け、②都道府県等の認定を受け、③建築確認済証の交付を受けておかなければいけません。
①におよそ3週間、②に2週間、③に3週間(①②と並行してできます)ので、都合5週間(稼働日数で)はかかります。
当然ながら、技術的審査を受けるための書類作成に時間を要しますから、プラン決定後、1.5カ月かかってしまいます。
逆算すると、この助成金を使うためには、9月中旬にはプラン決定をしておかないと間に合わないということになります。
通常、設計を始めてからプラン決定まで短くても1カ月くらいかかりますから、実質的には今からスタートしても間に合わないということになります。
助成金をあてにしていた方は残念ながら、来年に期待しましょう。
倉敷~徳島
お盆休みに倉敷まで行きました。
鷲羽山の展望台から瀬戸大橋を見降ろします。
美しい景色ですが、向う岸には坂出コンビナートが見えます。
戦後重工業による復興の原動力となった工業地帯です。
100年前の風景はどんなだっただろうか??
鷲羽山のふもとに、昔回船問屋というところがあって、北前船でにぎわった往時の様子が再現されていました。
その建物の中にあった、水屋です。今でいうシステムキッチンですね。
なかなかレトロでよいです。これ実際に使われています。
鷲羽山に一泊して、翌日は四国にわたりました。
阿波踊りが終わったばかりの徳島は、まさに祭りの後といった感じ。
阿波おどりで女性がかぶる編笠の形をしています。
なかなか美しい木組みでした。
ファインがトレーニングに
我が家の愛犬ファインがドッグスクールに入学しました。
今月は何かと家を空けることが多く、あちらこちらに預かってもらおうかと考えていたところ、1カ月間預かりレッスンというのがあると教えていただきました。
前々から一度きちんとレッスンを受けさせたいとは思っていたのですが、踏ん切りがつかず、2年以上経ってしまいました。
料金もペットホテルに数日預けるくらいでよいですし、これはよい機会だと思いきって参加しました。
長岡京ドッグスクールのブログhttp://ameblo.jp/nagaokakyo-dog/entry-10611022730.html#mainに、ファインの様子を紹介してくれました。
なんだかかわいそうですが、里心がつくので面会はできません。
立派になって帰っておいで!!
カレーうどんの日
どうでもいい話ですが、8月2日がカレーうどんの日になったそうです。
なんでも、今年がカレーうどんができて100周年なのだとか・・・
実は私はカレーうどん、いや、カレーが大好きなのですが、カレーうどんも年中食べます。
そんな私が、この夏初めて体験したのが冷たい”カレーそうめん”です。
そうめんも大好きなのですが、ふつうにつゆにつけて食べるだけでは飽きてしまいます。
そこで、わが妻が、冷やしカレーうどんのたれなるものを買ってきて、ぶっかけそうめんをつくってくれました。
これはウマい!!私のツボです。
ぜひお試しください。
エアコン室外機の風
このところ猛暑日が続いています。
なんだか35℃くらいは当たり前という状況になってきました。
この”気温”というのは、昔、百葉箱というのがあったのを覚えておられるでしょうが、百葉箱の中にある温度計の温度です。つまり、風通しの良い日陰の家の中の温度ということです。
風通しの良い家はエアコンが要らないなんて言いますが、風通しの良い家であれば、気温37℃の日は、室内が37℃ということになります。
そよかぜの家は、その名の通り、家の中の風通しにも配慮した設計を行いますが、機械換気を計画通りに動かすためには、窓を閉めて気密性を高めた状態が最適です。つまり、窓を閉めている方が換気は確実に行われているということです。
真夏の日中は、いくら風通しを良くしても、外が暑いんだから暑くなるばかりです。むしろ、断熱性の高い家は、窓をピッチリと閉めている方が涼しいのです。
尖山ショールーム(自宅)では、24時間1~2台のエアコンが運転していますが、1か月の電気代は真夏のピーク時で2万円あまりです。断熱性・気密性が高いので、家中の温度が27~8℃に保たれます。
しかし、このところの猛暑のなかでは、寝室や子供部屋のエアコンも運転しないと足りません。
この暑さがいつまで続くのかと思っていたら、明日あたり恵みの雨が来そうです。
少し雨が降ると、まわりの土地全体を冷やしてくれるような気がします。自然の力は偉大です。
ところで、エアコンの室外機の風が、お隣の窓に向いているので気になるということがよくあります。
そんなときの秘密兵器があります。
写真のカバーのようなものが、上吹き出しガイドと呼ばれるものです。
これをつければ排気が上向きになるので、お隣にご迷惑はかかりません。